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「IT」を「ICT」と言うメリット=首相解釈に笑った
第30回経済財政諮問会議議事録より
まとめるとこんな感じ。

麻生委員 IT利活用とあるが、世界はICTという用語を使っている。Cを入れろ
竹中委員 事務的に調整しないのか
浜野政策統括官 さらに調整する
小泉議長 ITとICTはどう違うのか
麻生委員 コミュニケーション(C)が入る。通信だ。大変重要だ
小泉議長 でも、みんなITにそれが入っていると思っているだろ
麻生委員 世界はICTと言っているんだ。
小泉議長 「C」を入れたら、「it」と間違えることがないねえ(感心)
小泉議長 利活用とあるが、利用と活用は同じだろ。官庁用語だ。どうでもいいけど

わが国最高峰の経済会議がこんなに楽しいなんて…。いい国だなあ。
別の回ではもっと凄いやり取りがある。近く紹介するので、お楽しみに。
# by bank.of.japan | 2004-12-16 14:19 | Comments(1)
短観悪化。だからってやることもないわけだが…
短観、案の定悪化。驚きはないのだが、日銀はしばらく前から、弱い指標に「アレッ?、オヤッ?、オヨッ?」という感じがあった。ソフトパッチでは済まないことに敗北の弁も。景気回復を過大評価しがちないつもの癖が今回もまた出たわけだ。もっとも政策的にはこれ以上やりようもないわけで、どうってことはない。心配なのは、中間レビューでの下方修正の可能性を完全否定してしまった総裁が、追い詰められて変な言動をしないか、ということ。妙に変な解釈を撒き散らす報道もありそうなので、気分はややげんなり、である。
# by bank.of.japan | 2004-12-15 12:07 | Comments(0)
ULC(ユニット・ライフ・コスト=単位生命コスト)の低下?
生産性の上昇ないし維持を図ると
その裏側ではコスト削減(安全対策も含む)が進行。
その結果、工場の爆発、商品詰め込み店舗の火災が起きる。
人件費というより人命費の低下
労働環境は厳しくなりつつありますが、みなさん、健康が第一です。貧乏暇なしではなく、せめて貧乏暇ありを。
# by bank.of.japan | 2004-12-15 09:36 | Comments(0)
「預金いくら」の続き・負債や不動産など
見栄っ張りさんのリクエストに応じて

・借金のある世帯は調査対象のうち約4割
借金世帯だけの平均は1288万円
このうち二人以上の世帯は1304万円、単身世帯は852万円
ちなみに単身世帯で借金があるのは21%程度。
(注・借金の大半は住宅ローン)

・持ち家比率
全世帯中71%(二人以上の世帯も同程度)
単身世帯35%

・家計バランス
資産と負債のバランスが崩れて不安を抱えている比率
全体で13%(二人以上の世帯も同程度)

なお調査は全国対象であり、地方から首都圏に出た方々には参考にならない。首都圏に住む地方出身第一世代だけを調査すれば、もちろん家計バランスの不安比率が増大するのは必至。私のように。
# by bank.of.japan | 2004-12-14 21:14 | Comments(0)
預金、いくらありますか=中央値が大事
ちょっと古いが、金融広報委員会が9月17日に発表した「家計の金融資産に関する世論調査」の、預金など金融資産保有額の「平均値と中央値」に関するコラムが面白い。同調査では資産保有額を平均すると約1000万円(みんな凄いなあ)となる。ところが、中央値を出すと約400万円。当然だが、一部が大変なお金持ちのために平均値が上がってしまう。保有分布に沿って中央値を出すと400万円になるわけだ。(それでも私は中央値に届かない)
 日本経済の大半を占める非製造業のULCはまだ下がり、みな貧乏暇なしになるだろうから、平均値と中央値のギャップは広がりそうだ。景気を平均値的な観点で見るのは危険だろう。保有分布図はわが国経済階層の縮図に見える。日銀短観も業種別に加重平均したのが実像だと思うのだが。
 なお、この金融資産調査。アンケートなんだが、みんな正直に答えるのだろうか。私みたいな貧乏人は見栄張ってやや多目に、お金持ちは気兼ねして控え目に答えるような気が。平均・中央の実勢ギャップはもっと大きいかもしれない…。
# by bank.of.japan | 2004-12-14 11:28 | Comments(1)


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