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支店長会議ウォッチ
日銀支店長会議では大阪、名古屋、福岡、札幌の各支店長が会見を行う。その際の注目点の一つは支店長のキャラである。ちなみに、
大阪支店長→ときどき驚くほどの本音を言う。前任者もそうだった。その前は…
名古屋支店長→「あなたのキャラは天然ですか」といつも思う
福岡支店長→考査のプロ。企業金融で言いたいことは山ほどありそう。しかし…
札幌支店長→語り口と景況感がぴったり。「ダウンサイドのある横ばい判断である」との表現はいい。国境の南側を見事に象徴。

各支店長は地元で定例的に会見を行っている。全国を行脚して会見めぐりをしてみたいと思うこのごろである。
# by bank.of.japan | 2005-01-13 21:03 | Comments(1)
「チョイ悪オヤジ」って?
とある支店長が会見で、この言葉を使っていた。選別的な消費動向の一例として出てきたもので、そんなものが流行っているとは、少なくとも私は知らなかった。「美脚パンツ」なるものもあるらしい。「レオン」とか言う雑誌のことも話していたが…。恥ずかしながら、これに関連した部分は全体的にチンプンカンプンであった。当の支店長、「私は違うのだが」と前置きしていたが、実は「チョイ悪オヤジ」のつもりなのかもしれない。それとも、ちょっと無理して話題づくりしたのか。その後、何人かに聞いてみたが、今だにイメージがわかない。これが分からないと恥ずかしい思いをするのだろうか。誰か教えて。
# by bank.of.japan | 2005-01-13 20:07 | Comments(2)
欧州便り
久々に欧州便り=デンマークの生活より
「またまたクソッたれの話です。
 デンマークに初めて来たとき、『知らない国に来たのだから、何が起きるか分からないから、少し余計に保険に入っておいた方が良いよ』と言われ、いくつか保険に入りました。少し余計かなと思いましたが、保険などというのは、払い始めれば、なんとなく払い続けてしまうものです。しかし、毎回請求書べースで払うので、うちの女房がちょっと多すぎるのではないか、と再三言い続けました。
特に11月に来た自動車関係は多すぎたので、うちのデンマーク人と日本人のハーフの女の子に、電話で問い合わせてもらいました。すると、先方が間違ったものを送っているので、送り直すとのこと。随分待って12月の終わりにそれが来ました。見ると、請求書の作り直しの代金までが乗っかっています。
 その女の子がもう一度電話して、デンマーク語で盛んに何かを言っています。内容はわかりませんが、怒っていることは容易に想像がつきます。
『前に話をした人の記録が無いから駄目だと言っています』
『やっぱりね』
そんなことだろうと思いました。ロンドンでも同じ様な経験をしたので、私はびっくりしませんでしたが、その女の子が『私は絶対保険に入らない』と言っていました。
この請求書を待っている間にも、その同じ保険会社で、うちの子がボールを蹴って近所の学校のランプを割ったという件を処理してもらっていました。10月20日に書類を送ってあったので、とっくに済んでいるのだろうと思いました。突然、その学校から、まだ修理代を受け取っていない旨の手紙が来ました。保険会社に聞いてみると、こちらが送ったファックスは届いていないというのです。その前に保険会社から電話があり、手続きのやり方を説明してきたので、そういう案件があることを知りながら、ファックスを受け取っていないということで、何も処理をせず、2ヶ月過ごすのです。
 欧州というのはサービスの観念がありません。皆が迷惑しているのに、誰も直そうとはしません。この状況はこれから何百年も続くのでしょう。だからこそ文化の違いがあり、それが面白くて、皆海外旅行をするのでしょう」

日本はサービス過剰ながらもULCは下がる。やっぱり、貧乏暇なしが極まるしかないなあ。
# by bank.of.japan | 2005-01-12 11:00 | 欧州便り | Comments(0)
外資系のインベストメントバンカー
は、日常の取材対象としてはやや距離がある存在だが、今日はたまたま会う機会があった。ある案件の説明のために、ある邦銀の方に助言役として付いて来られたのだ。肝心の“ある案件”の説明は「なるほど」と受け止めただけで、いちいち説明しないといけない立場にむしろ同情したくなった。
 興味深かったのはその後のやりとり。投資銀行業務はモラルハザードだろうが、何だろうが、獰猛に収益を狙うものだと思っていたが、各大手行の資本戦略をどう思うか、会計制度をどう思うか、金融行政をどう思うか、公的資金注入をどう思うか、債権放棄の在り方をどう思うか、など何気に聞いたところ、かなり骨のある答えが返ってきたのに驚く。
 「公的資金は本来、生きている銀行に入れるべきじゃない」
 「あの1兆円増資はひどい。しかし、あれを○○○もやったら、今ごろ健在だった」
などなど。
 かなり好感を持ったが、良心的なインベストメントバンカーは悩みが多そう。「“傭兵”が良心を持ってはいけない」とアドバイスすべきだっただろうか。しかし、「対等合併は東西ドイツ統合といっしょだ」と半分冗談で言ったことに、しばらく熟考して「そうですね。でも悪貨で悪貨を買うような例もある」と切り返してきたのには参りました。
# by bank.of.japan | 2005-01-11 20:58 | Comments(1)
資金ディーラーの市場価値は…
「ジェネレーションY世代」の記事(日経金融)に、「資金ディーラーとして市場で自分の価値を試したい」との抱負を持つ若手行員が紹介されていた。大手銀行のB/Sがオーバーローンで、依然として日々兆円単位の無担保資金を取らないといけない状態なら、それなりに資金ディーリングの技を磨く余地はあると思うが、ゼロ金利で圧倒的量的緩和が行われ、実質的に大手も含めてローン行に転じた状態では取引技術は磨きようがない。インタバンクのフロンティアは短期ALMと中長期ALMの空白地帯であった2年債を、ある大手行がつぶしにいった段階でなくなった、と言われる。若手が「個」を生かせる時代がくればいいとは思うが、少なくとも伝統的金利市場においては当面は技を磨くチャンスはきそうにない。
 もっとも、「商業銀行」とはそもそも個を生かす組織ではないと思われる。リテールに特化すればするほど効率性が求められ、業務はマニュアル化していく公算が大きい。逆説的だが、日本で最も先端的で面白い金融業務に携われ、しかも雇用が安定している「銀行」とは、日本政策投資銀行だと思う。もちろん、本質的な存在意義は別としてだが。
# by bank.of.japan | 2005-01-11 16:32 | Comments(2)
総裁、NY講演の胸中は…
 複雑であろう、と推測される。開設100周年を向かえるニューヨーク事務所は、日銀マンには海外エリートポストの一つ。歴代駐在参事には井上準之助、前川春雄ら重鎮が連なる。エリート意識の強かった福井氏は当然NYに赴任すると思っていたが、実際は南原氏が駐在。福井氏はパリ事務所に赴任となり、この人事はかなり屈辱的だったのではないか、と言われている。NY駐在参事を経験したうえでの記念講演なら実に感慨深かったかもしれないが、当時の屈辱感が本当なら、この講演は必ずしも気分がいいものではないと想像される。
 ところで、パリ事務所は一時期閉鎖の準備が進められていたが、そうはならなかった。組織の効率運用を目指す日銀としては、海外事務所網については、北京事務所新設に伴って存在意義の低下したパリを閉鎖する方針だったと言われる。拠点の配置方針としてはメリハリのある正しい判断だが、これがなぜひっくり返ったのか。この謎を探ると、「福井日銀」の一面が浮かび上がってくる。この問題、ちょっとタブーなのであまり触れないほうがいい。
# by bank.of.japan | 2005-01-07 12:31 | Comments(0)
あけましておめでとうございます
遅まきながら、あけましておめでとうございます。
正月は久々に南九州の故郷で過ごした。
家族にとっては田舎は風光明媚な観光地。温泉や料理に感動しきり。
しかし、田舎には表の顔と裏の顔があるもので、自然への憧れだけで住めるところではない。親兄弟・親戚がそろった飲み会での話題は、地元自治の難しさ。叔父は自治会役員を引き受けるらしいが、複雑怪奇な人間関係に悩みは深刻のようだ。これまで大抵嫌になって役を投げ出した人間も多いらしい。
自然だけを相手にすればいいところで、食えなくなれば帰ってもいいとは思うが、あの超濃い付き合いを考えると、ためらうものがある。
田舎の経済的な風景は、年々国道や公共施設が立派になっていくことが象徴している。財政出動、とどまるところを知らない。近くの町長は、核廃棄物処理場の受け入れを表明。地元有力紙の社説は、所得格差を招いたとして小泉改革を批判、金持ち優遇を改める所得再配分を要求していた。
金融政策へのインプリケーションは、財政のマネタイゼーションの強化であろう。それを改めて実感した帰郷であった。冴えない新年である。
# by bank.of.japan | 2005-01-06 13:37 | Comments(2)
サイトを紹介
年末年始のあいさつをした直後ながらもサイトを紹介。
http://workhorse.cocolog-nifty.com/blog/
「マーケットの馬車馬」さんが手掛ける経済関係のブログ。
経済の話を一般向けに分かりやすく解説するとの趣旨ながらも、量的緩和政策をめぐってリフレ派の方との間で行われた一連の論議は読みごたえあり。
ご本人のコメントを引用させてもらうと、サイトを始めた理由は
「債券市場関係者はほとんど例外なく、国債買えばいいとか、非不胎化介入が有効とかいった議論に強い違和感を持っていると思います。
 私も市場関係者の端くれ(だった者)として、この違和感を何とか代弁、ないしは経済学の言葉に翻訳できないものだろうかと思ったのがそもそもこのブログを始めた最大の理由でした。正直、代弁という点では完全には程遠いと思うのですが、直接マネーマーケットに携わる市場関係者が持っている直感の一部でも説明できていればいいな、と思っています」
とのこと。

リフレ派との対話は宗教論争的なものになりがちで、恐らくこのサイトの読者は「さわらぬ神に祟りなし」との思いを抱いているはず。私は以前バーナンキの批判記事を書いたとき、リフレ派の牙城となっている掲示板でひどい批判にさらされたことがある(わがサイトの宣伝を控えているのも狂信的リフレ派の乱入を避けたい、という思いも多少ある)。それだけに馬車馬さんの金融政策論議には脱帽である。リフレ派との論戦は火に油を注ぐ事態になりかねず、応援が難しいが、特に日銀企画の方々、もううんざりかもしれないが、可能な限りの支援を、と願っている次第だ。
# by bank.of.japan | 2004-12-30 17:04 | Comments(3)
来年もよろしくお願いします
このブログを始めてわずかな月日ですが、今年閲覧して頂きありがとうございます。年末年始はやや長めに休み、しかも超僻地に帰郷するため、場合によってはしばらく更新ができないかもしれません。遅くとも年明け6日には復活しますので、来年もよろしくお願いします。
# by bank.of.japan | 2004-12-30 13:58 | Comments(1)
量的緩和の説明責任
について日経金融BOJウォッチャーが取り上げている。
結論は既に山口泰前副総裁が言っている(効果がない、と)。
問題は、デフレ脱却が不透明なうちに結論を言うと、次に景気が悪化したときに演技的にせよ、打てる政策がなくなってしまうことだ。最近会った幹部らは景気はともかく解除条件の達成には懐疑的。福井総裁の任期中は絶望的ではないか、との声すら聞かれる。
 本音を言うのは簡単だが、現実の世界で揉まれていく日銀としては、空虚ではあるが、政策演技するための手段を必要としている。これを前提にすれば、今後検証リポートが出る場合にどのような内容になるかは想像がつく。量的緩和に「何がしかの効果」を認めることだ。
 そのようなものが出た場合、山口氏に感想を聞いてみると面白いかもしれない。根回しされていたら意味がないが…。

 
# by bank.of.japan | 2004-12-29 11:26 | Comments(2)


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