あけましておめでとうございます
遅まきながら、あけましておめでとうございます。
正月は久々に南九州の故郷で過ごした。
家族にとっては田舎は風光明媚な観光地。温泉や料理に感動しきり。
しかし、田舎には表の顔と裏の顔があるもので、自然への憧れだけで住めるところではない。親兄弟・親戚がそろった飲み会での話題は、地元自治の難しさ。叔父は自治会役員を引き受けるらしいが、複雑怪奇な人間関係に悩みは深刻のようだ。これまで大抵嫌になって役を投げ出した人間も多いらしい。
自然だけを相手にすればいいところで、食えなくなれば帰ってもいいとは思うが、あの超濃い付き合いを考えると、ためらうものがある。
田舎の経済的な風景は、年々国道や公共施設が立派になっていくことが象徴している。財政出動、とどまるところを知らない。近くの町長は、核廃棄物処理場の受け入れを表明。地元有力紙の社説は、所得格差を招いたとして小泉改革を批判、金持ち優遇を改める所得再配分を要求していた。
金融政策へのインプリケーションは、財政のマネタイゼーションの強化であろう。それを改めて実感した帰郷であった。冴えない新年である。
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# by bank.of.japan | 2005-01-06 13:37 | Comments(2)
サイトを紹介
年末年始のあいさつをした直後ながらもサイトを紹介。
http://workhorse.cocolog-nifty.com/blog/
「マーケットの馬車馬」さんが手掛ける経済関係のブログ。
経済の話を一般向けに分かりやすく解説するとの趣旨ながらも、量的緩和政策をめぐってリフレ派の方との間で行われた一連の論議は読みごたえあり。
ご本人のコメントを引用させてもらうと、サイトを始めた理由は
「債券市場関係者はほとんど例外なく、国債買えばいいとか、非不胎化介入が有効とかいった議論に強い違和感を持っていると思います。
 私も市場関係者の端くれ(だった者)として、この違和感を何とか代弁、ないしは経済学の言葉に翻訳できないものだろうかと思ったのがそもそもこのブログを始めた最大の理由でした。正直、代弁という点では完全には程遠いと思うのですが、直接マネーマーケットに携わる市場関係者が持っている直感の一部でも説明できていればいいな、と思っています」
とのこと。

リフレ派との対話は宗教論争的なものになりがちで、恐らくこのサイトの読者は「さわらぬ神に祟りなし」との思いを抱いているはず。私は以前バーナンキの批判記事を書いたとき、リフレ派の牙城となっている掲示板でひどい批判にさらされたことがある(わがサイトの宣伝を控えているのも狂信的リフレ派の乱入を避けたい、という思いも多少ある)。それだけに馬車馬さんの金融政策論議には脱帽である。リフレ派との論戦は火に油を注ぐ事態になりかねず、応援が難しいが、特に日銀企画の方々、もううんざりかもしれないが、可能な限りの支援を、と願っている次第だ。
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# by bank.of.japan | 2004-12-30 17:04 | Comments(3)
来年もよろしくお願いします
このブログを始めてわずかな月日ですが、今年閲覧して頂きありがとうございます。年末年始はやや長めに休み、しかも超僻地に帰郷するため、場合によってはしばらく更新ができないかもしれません。遅くとも年明け6日には復活しますので、来年もよろしくお願いします。
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# by bank.of.japan | 2004-12-30 13:58 | Comments(1)
量的緩和の説明責任
について日経金融BOJウォッチャーが取り上げている。
結論は既に山口泰前副総裁が言っている(効果がない、と)。
問題は、デフレ脱却が不透明なうちに結論を言うと、次に景気が悪化したときに演技的にせよ、打てる政策がなくなってしまうことだ。最近会った幹部らは景気はともかく解除条件の達成には懐疑的。福井総裁の任期中は絶望的ではないか、との声すら聞かれる。
 本音を言うのは簡単だが、現実の世界で揉まれていく日銀としては、空虚ではあるが、政策演技するための手段を必要としている。これを前提にすれば、今後検証リポートが出る場合にどのような内容になるかは想像がつく。量的緩和に「何がしかの効果」を認めることだ。
 そのようなものが出た場合、山口氏に感想を聞いてみると面白いかもしれない。根回しされていたら意味がないが…。

 
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# by bank.of.japan | 2004-12-29 11:26 | Comments(2)
世界経済はゴーイングコンサーン
通貨マフィアとして名をはせた偉い人にインタビュー。不均衡を抱えた世界経済の見通しを聞く。結論は「problem is so clear, but solution is so remote」。米国の過剰消費や双子の赤字を始め、各国が抱える構造問題などは今ほど明確になったことはないが、解決はとても容易ではない。従って、現実的にはそれぞれがゆっくり対応していくしか選択肢はない。危うい均衡の経済の宴は「まあ、あと一年ぐらいは続くだろう」とのことであった。そこから先の中長期展望は…、暗い。

追記 偉い人によると、とても強力な輸出製造業の中には1ドル=87円でも利益が出るところがあるのだそうだ。ちなみに当該企業の社内レートはプラス20円程度らしい。凄い…。
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# by bank.of.japan | 2004-12-28 12:56 | Comments(0)
木村氏の行方
 木村剛氏はネットの世界では「キムタケ」と呼ばれ、株主となっている銀行のゴタゴタなど最近は失点が多い。ブログ上でも、ネット界の雄である「切込隊長@山本一郎」氏にも鋭く突っ込まれるなど、旗色は悪くなりつつある。この点、日銀も相当に情勢の展開には注意を払っているのが実情だ。
 個人的には、突っ張った正論を吐いていた昔の木村氏には好感を持っていた。ビジネスへの関わりが深くなるにつれ、発言には違和感を覚えるようになった。日銀内では「剛ちゃん」と呼ばれ、今でも中堅・若手の間では慕う向きが多いが、彼らにしても最近の木村氏には違和感を覚えているはずだ。
 ベンチャーキャピタルに近い金融をなぜ銀行という形でやったのか。預金保険制度を利用して低利の資金調達を行い、それを元手にハイリスクな運用を行うのが実情なら、モラルハザードの感が拭えない。批判されている彼を見るのは、実は残念で仕方がない、というのが本音だ。日銀は心配で心配で仕方がないだろうが…。
 
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# by bank.of.japan | 2004-12-27 20:50 | Comments(4)
政府と日銀が久々に協議
協議は5月21日以来、4回目。福井日銀誕生の際、政府との協議開催は目玉の一つだったが、その後は景気がとりあえず回復傾向をたどってきたため、開催意義は薄れた感が強い。本日も、総裁・副総裁らが雁首そろえて官邸に来た、と聞いて一瞬何事かと思ったが、「例の協議じゃねえか。何だ、まだやってたのか」と存在すら忘れていたほど。首相はもともと経済の込み入った話には関心がなく、最初はともかく、協議を重ねるにつれて雑談が多くなっているようだ。今日もそうだったのだろう。もっとも、来年になって景気が立ち直らないようだと、この手の協議はまた注目の的になるのは間違いない。日銀は春にはIT調整は終わると見込んでいるが、果たしてそうなるのか。そうなればいいが、日銀って運が悪いからなあ…。
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# by bank.of.japan | 2004-12-24 17:54 | Comments(3)
三越は日銀の…
すぐ近所だから日銀マンに便利な百貨店なのは間違いない。ではお金持ちご用達の三越にとって日銀マンは超お得意様なのか。その可能性は高いが、特選顧客リストを見たわけではないから、分からない。本日の日経新聞17ページの会社研究「三越」によると、元日銀マンの夫妻が上得意客として紹介されている。50年来の「三越ファン」なのだそうで、記事を見る限り、大変優雅な生活を送られている印象だ。あくまで三越が得意とする富裕層囲い込み戦略の行方に焦点を当てた記事だが、不祥事続きの日銀にはOBが意表を突く形で取り上げられたのは世間イメージとしてはややマイナス。運が悪い。
 ところで、かつて日銀幹部は三越にいって景気調査をやっていた、と言われる。半分冗談だと思っていたが、数年前まではそれっぽいことを言っていた幹部がいた。さすがに三越の高額商品の売れ行きをネタに景気を語るバカな幹部は絶滅した。少なくとも私が知る限りはそうだ。シルバー世代のおう盛な消費を知るうえで三越がバロメーターの一つにならないわけではないが、逃げ切る世代の高額消費など、景気面への影響以前の問題として、個人的には気分がいいものではない。
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# by bank.of.japan | 2004-12-22 11:49 | Comments(3)
必見サイトの紹介
http://bubblebuster.cocolog-nifty.com/fudosan/
不動産ビジネスの最前線にいらっしゃる「カナリヤ投資家」さんのブログ。
金融のプロとしての視点は非常に貴重。不動産関連のコラムは絶品。
昔、Niftyの金融フォーラムに参加したことがあるなら、ブログを注意深く眺めると懐かしい思いにとらわれるはず。嬉しい“再会”であります。
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# by bank.of.japan | 2004-12-21 19:10 | Comments(0)
“エンタの神様”金融版=経済財政諮問会議第二弾
第29回経済財政諮問会議録より
金融システムをめぐる論議 エンターテイメントとしては神様級、というか泣き笑いしたい
主観的編集はこんな感じ。どうぞ

伊藤臨時議員 「世界一の金融システムを目指す!! そのために『金融重点強化プログラム』が大切なんだよーー」
吉川議員 「金融はものづくりだ! イノベーションだ!」
牛尾議員 「銀行はマーケットとコンシューマーを見ろ。もっと精進せえ」
麻生議員 「(バカかね、君らは。)世界一なんてなれっこない。現実を認識しろよ」
小泉議長 「世界一の銀行って、何?どんなの?」
牛尾議員 「(ブツブツ…)」(意味不明の発言)
福井議員 「では、私が世界一の銀行を説明しようか。それはだねえ、世界の各市場のすべてで一番の金融機関が世界一の金融機関なのだよ。どうだ、凄いだろう。強化プログラム、賛成!」
細田議員 「またプログラムかぁ。昭和40年頃の特定産業振興法だな。国が産業を引っ張るもんじゃない。経産省も諦めたんだから、金融庁も銀行を引っ張り回すな」

まとな人⇒麻生氏、細田氏。特に、麻生議員の発言は議事録を読むべき。感動する。日銀総裁になればいいのに、と思ってしまう。
場所はここ
http://www.keizai-shimon.go.jp/minutes/2004/index.html

問題点⇒これがフィクションではないこと。公開されてしまったこと。政府のデットIRとしては究極だが、これが世界に知られたら、JGBがジャンクであることがばれる。金は国内で回るから当面は大丈夫だが…。

あるエコノミストの感想。「公開した事務方の勇気に脱帽する」

過去との比較⇒ノモンハンで大敗したものの、それを正しく認識せず、大東亜共栄圏を目指した大本営に近い。
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# by bank.of.japan | 2004-12-21 16:26 | Comments(0)


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