三越は日銀の…
すぐ近所だから日銀マンに便利な百貨店なのは間違いない。ではお金持ちご用達の三越にとって日銀マンは超お得意様なのか。その可能性は高いが、特選顧客リストを見たわけではないから、分からない。本日の日経新聞17ページの会社研究「三越」によると、元日銀マンの夫妻が上得意客として紹介されている。50年来の「三越ファン」なのだそうで、記事を見る限り、大変優雅な生活を送られている印象だ。あくまで三越が得意とする富裕層囲い込み戦略の行方に焦点を当てた記事だが、不祥事続きの日銀にはOBが意表を突く形で取り上げられたのは世間イメージとしてはややマイナス。運が悪い。
 ところで、かつて日銀幹部は三越にいって景気調査をやっていた、と言われる。半分冗談だと思っていたが、数年前まではそれっぽいことを言っていた幹部がいた。さすがに三越の高額商品の売れ行きをネタに景気を語るバカな幹部は絶滅した。少なくとも私が知る限りはそうだ。シルバー世代のおう盛な消費を知るうえで三越がバロメーターの一つにならないわけではないが、逃げ切る世代の高額消費など、景気面への影響以前の問題として、個人的には気分がいいものではない。
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# by bank.of.japan | 2004-12-22 11:49 | Comments(3)
必見サイトの紹介
http://bubblebuster.cocolog-nifty.com/fudosan/
不動産ビジネスの最前線にいらっしゃる「カナリヤ投資家」さんのブログ。
金融のプロとしての視点は非常に貴重。不動産関連のコラムは絶品。
昔、Niftyの金融フォーラムに参加したことがあるなら、ブログを注意深く眺めると懐かしい思いにとらわれるはず。嬉しい“再会”であります。
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# by bank.of.japan | 2004-12-21 19:10 | Comments(0)
“エンタの神様”金融版=経済財政諮問会議第二弾
第29回経済財政諮問会議録より
金融システムをめぐる論議 エンターテイメントとしては神様級、というか泣き笑いしたい
主観的編集はこんな感じ。どうぞ

伊藤臨時議員 「世界一の金融システムを目指す!! そのために『金融重点強化プログラム』が大切なんだよーー」
吉川議員 「金融はものづくりだ! イノベーションだ!」
牛尾議員 「銀行はマーケットとコンシューマーを見ろ。もっと精進せえ」
麻生議員 「(バカかね、君らは。)世界一なんてなれっこない。現実を認識しろよ」
小泉議長 「世界一の銀行って、何?どんなの?」
牛尾議員 「(ブツブツ…)」(意味不明の発言)
福井議員 「では、私が世界一の銀行を説明しようか。それはだねえ、世界の各市場のすべてで一番の金融機関が世界一の金融機関なのだよ。どうだ、凄いだろう。強化プログラム、賛成!」
細田議員 「またプログラムかぁ。昭和40年頃の特定産業振興法だな。国が産業を引っ張るもんじゃない。経産省も諦めたんだから、金融庁も銀行を引っ張り回すな」

まとな人⇒麻生氏、細田氏。特に、麻生議員の発言は議事録を読むべき。感動する。日銀総裁になればいいのに、と思ってしまう。
場所はここ
http://www.keizai-shimon.go.jp/minutes/2004/index.html

問題点⇒これがフィクションではないこと。公開されてしまったこと。政府のデットIRとしては究極だが、これが世界に知られたら、JGBがジャンクであることがばれる。金は国内で回るから当面は大丈夫だが…。

あるエコノミストの感想。「公開した事務方の勇気に脱帽する」

過去との比較⇒ノモンハンで大敗したものの、それを正しく認識せず、大東亜共栄圏を目指した大本営に近い。
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# by bank.of.japan | 2004-12-21 16:26 | Comments(0)
貞操帯としての「銀行券ルール」
日銀、財務省の要請に応じて6.4兆円のTBを再乗換え。国債償還のコブをならすのに「スワップを使えばいい」と浅はかさを露呈する相手だから、まあしょうがないのだろう。いずれによせ、対政府与信の歯止めとして「銀行券ルール」の重要性が問われる。このルールさえ頑なに守れば、国債管理政策に丸呑みされることはない。ただ、外為特会にはバックファイナンスしたり、政府与信に甘さが垣間見える。銀行券ルール=貞操帯がずれかけているように見えるのが不安。古株の記者らによると、昔の話だが、「金融政策はストリップみたいなもんだ」と福井氏は言ったことがある、という。うまく演技すればいいのだが、気が付くと貞操帯がなかったりして…。
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# by bank.of.japan | 2004-12-20 16:43 | Comments(5)
日銀あれこれ=決定会合、輪番見送り、再乗換えetc
今週の日銀は話題てんこ盛り。
・すり替え問題の考察⇒券は回収したから事件でないなら、貨幣博物館に展示している一番券をすり替えても犯罪ではない。日銀は経済的損失がないために訴えられない。替えてくれと要求したとき、日銀は何を理由に拒否するのか。価値が高いから、とは言えない。
・決定会合がやや長引く⇒市場関係者の推測は「水野委員が張り切ったから」。確かに水野氏は話が長い。持ち時間をオーバーした可能性は高い。
・今週は短国の「売り切り」に長国買い切りの「見送り」⇒市場では輪番減額の懸念やら市場機能復活を狙ったオペではないか、などの思惑が浮上したが、残念ながら政策的な意図は何もない。強いて言えば、足元余剰をならして先々の供給をやりやすくする、という実に悲しい糊代オペだったわけかな。市場機能復活を狙うにしても、量的緩和を維持しながらの状態なら、量的緩和弊害論者の自己満足オペでしかない。遊んでいるだけだ。
・短期国債の再乗換え問題⇒これはそもそも論として、保有長期債を長期債に乗り換えていたルールを「短国乗り換え、そして現金償還する」というルールに替えたことまでさかのぼって考えないとトンチンカンとなる。銀行券見合いの資産として持つ国債の保有構成をどうするかは、券の特性も考慮する必要がある。券が長期負債なら長期・長期乗り換えでもいいし、無理に短期化する意味は乏しいように思える。日銀としてこの問題は実は正解がないのが実情。再乗換えが財政規律を緩めるとの発想はやや安直であろう。
・総裁の陳謝⇒頭を下げたとき、日銀幹部らにやや動揺の雰囲気。下げるかどうかははっきりとした筋書きはなく、一緒に頭を下げられなかったのが原因か。ちょっと興味深い。
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# by bank.of.japan | 2004-12-17 18:55 | Comments(3)
今度は神戸支店かぁぁ。絶句…
特別調査チームに虚偽はまずい。これはいかんなあ。日銀もオペレーショナルリスクの適用が必要かも。もっとも、見えない信用の毀損にはいくら資本を積んでも意味はないかもしれないが。
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# by bank.of.japan | 2004-12-16 17:15 | Comments(4)
「IT」を「ICT」と言うメリット=首相解釈に笑った
第30回経済財政諮問会議議事録より
まとめるとこんな感じ。

麻生委員 IT利活用とあるが、世界はICTという用語を使っている。Cを入れろ
竹中委員 事務的に調整しないのか
浜野政策統括官 さらに調整する
小泉議長 ITとICTはどう違うのか
麻生委員 コミュニケーション(C)が入る。通信だ。大変重要だ
小泉議長 でも、みんなITにそれが入っていると思っているだろ
麻生委員 世界はICTと言っているんだ。
小泉議長 「C」を入れたら、「it」と間違えることがないねえ(感心)
小泉議長 利活用とあるが、利用と活用は同じだろ。官庁用語だ。どうでもいいけど

わが国最高峰の経済会議がこんなに楽しいなんて…。いい国だなあ。
別の回ではもっと凄いやり取りがある。近く紹介するので、お楽しみに。
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# by bank.of.japan | 2004-12-16 14:19 | Comments(1)
短観悪化。だからってやることもないわけだが…
短観、案の定悪化。驚きはないのだが、日銀はしばらく前から、弱い指標に「アレッ?、オヤッ?、オヨッ?」という感じがあった。ソフトパッチでは済まないことに敗北の弁も。景気回復を過大評価しがちないつもの癖が今回もまた出たわけだ。もっとも政策的にはこれ以上やりようもないわけで、どうってことはない。心配なのは、中間レビューでの下方修正の可能性を完全否定してしまった総裁が、追い詰められて変な言動をしないか、ということ。妙に変な解釈を撒き散らす報道もありそうなので、気分はややげんなり、である。
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# by bank.of.japan | 2004-12-15 12:07 | Comments(0)
ULC(ユニット・ライフ・コスト=単位生命コスト)の低下?
生産性の上昇ないし維持を図ると
その裏側ではコスト削減(安全対策も含む)が進行。
その結果、工場の爆発、商品詰め込み店舗の火災が起きる。
人件費というより人命費の低下
労働環境は厳しくなりつつありますが、みなさん、健康が第一です。貧乏暇なしではなく、せめて貧乏暇ありを。
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# by bank.of.japan | 2004-12-15 09:36 | Comments(0)
「預金いくら」の続き・負債や不動産など
見栄っ張りさんのリクエストに応じて

・借金のある世帯は調査対象のうち約4割
借金世帯だけの平均は1288万円
このうち二人以上の世帯は1304万円、単身世帯は852万円
ちなみに単身世帯で借金があるのは21%程度。
(注・借金の大半は住宅ローン)

・持ち家比率
全世帯中71%(二人以上の世帯も同程度)
単身世帯35%

・家計バランス
資産と負債のバランスが崩れて不安を抱えている比率
全体で13%(二人以上の世帯も同程度)

なお調査は全国対象であり、地方から首都圏に出た方々には参考にならない。首都圏に住む地方出身第一世代だけを調査すれば、もちろん家計バランスの不安比率が増大するのは必至。私のように。
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# by bank.of.japan | 2004-12-14 21:14 | Comments(0)


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