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カテゴリ:日銀( 445 )
陸海空自の八文字熟語、日銀は…
本日の日経新聞のコラム、「春秋」(一面の下)より。
昔言われた八文字熟語
陸上自衛隊→用意周到・頑迷固陋
海上自衛隊→伝統墨守・唯我独尊
航空自衛隊→勇猛果敢・支離滅裂

なお、他省庁に人を送り込み、権勢を誇った大蔵省(現財務省)は「選良意識・占領人事」。そして、外務省は「巧言令色・現実追随」だったとも。

日本銀行はどうなるだろう。
速水体制 心機一転・頑迷固陋or唯我独尊・不協和音
福井体制 積極果敢・支離滅裂or昨年夏の問題発言に沿うと、積極果敢・精神○裂

ただ、日銀は一貫して真面目に取り組んでおり、結果的に摩擦や論理の不整合が生じている。
従って、新法以降を通じては「誠心誠意・紆余曲折」、「真剣勝負・連戦連敗」 etc。
他にもいい例があればどうぞ。
by bank.of.japan | 2005-03-09 12:25 | 日銀 | Comments(10)
日銀幹部は上にいくほど感覚が微妙にずれる=または窓口指導世代論
政策論は別にして、マーケットや金融システムに関する話題になったとき、幹部になるほど話が微妙にかみ合わないことが多い。何と言うか、シャープさがない感じだ。一方、中堅以下になると反応はビビッドで、詳しく説明するまでもなく、理解力は早い。もちろん、現場との距離が違うことが大きな要因だろうが、個人的には、「窓口指導世代」と、そうでない世代の違いを感じてしまう。権限を笠にした世代と、そうでない世代では感覚が決定的に違うのかもしれない。
 マーケットも90年代以降はデリバティブの急速な発展によって激変し、銀行経営も体質はともかく形態はかなり変わりつつある。実感を持ってこうした変化を感じ取っているのは、残念ながら中堅以下だと推測される。
 幹部にありがちな悪いパターンは①営業系“俺は知っている”派(話は面白いが、考えが古い)②企画系理論先行“俺は頭いい”派(妄想しがち)③国際系“俺は進んでいる”派(欧米礼賛・国内で使えない)かな。最悪はもちろんただの御殿女中派。他にもあればご指摘を。
 さて「窓口指導世代」だが、どの辺からがそうなのか。窓口指導末期の調査役クラスが最後だとすると、昭和50年代中盤・後期の入行組から上は旧世代に属する。もちろん雑駁な分析であり、人によっては旧世代でもシャープな幹部はいるので、ご安心を。なお、私が優秀だと思う世代、タイプについては別の機会に。
by bank.of.japan | 2005-03-08 14:27 | 日銀 | Comments(2)
日銀には実は「けん制」のつもりはない
総裁や審議委員の講演で、市場がその内容に驚いて動いたりすると、市場が動いたことに日銀が驚くことが多い。市場ではよく「日銀がけん制した」との声が聞かれるが、実は日銀にそのつもりはないことが大半である。意外かもしれないが、そうなのだ。市場が混乱してそれを冷やそうとした意図的な発言は、個人的には一回しか記憶に無い。講演や会見はあらかじめ早い時期からセットされている。したがって、その講演ないし会見当日の市場がどうなっているかは、前もってはわかりようがない。分かりようがないものに対して講演でけん制しようということが基本的には無理な話なのだ。では、先の総裁講演のけん制は何だったのか、ということになる。恐らくはジョージ英中銀総裁やグリーンスパンFRB議長らがけん制しているから、それに単純にならった、というのが真相であろう。現実の信用スプレッドやイールドカーブの形状に対して違和感があったからけん制した、というわけではないはず。問題は、市場がそうは受け止めないことを日銀がうかつにも気を配っていなかったのだろう。そもそも「けん制」するからには、日々のポジションの偏りなどを把握していないといけないが、日銀はそこまでモニターしていない。企画の人間だって、講演の下書きするとき、市場のポジションなど念頭に無い。総裁はバーゼルで「市場に警告を発したつもりはない」と述べたようだが、これは多分本当。政策の手足を縛った中央銀行は、あんまり市場の動きについて具体的なことはいわない方がいいのだが、単にうかつであったというのが真相であろう。

教訓 日銀は市場との対話が相変らず下手である。ブラインダーの「金融政策の理論と実践」に従えば、単位根を持つ差分方程式というわけであろうか。そういう中央銀行であるので、市場が大人になって、暖かく見守ってあげるべきなのだろうが、市場にそんな義理はないし。まあ、疲れる相手ではある、日銀は。
by bank.of.japan | 2005-03-07 20:04 | 日銀 | Comments(2)
ノーオペ予想があったとは
ちょっと遅いですが、本日のオペについて。
「ノーオペの予想がそこそこあった」と聞いて驚いた次第。一部ではオペが入るか入らないかで賭けもあったようである。前日夕、3日の当座預金残高が30兆100億円との予想だったのは知っていたのだが、放置して目標下限を割るリスクを冒す意味がないので、即日供給が入るだろうと思っていたわけで。後から聞くと、この資金需給予想を見て、金先を売る動きもあったとのこと。うーん。日銀マンはそんな冒険心はないのだがなあ。下限割れはそれなりの見出しになり、マーケットへの影響もそこそこあるだろうし、日銀のメリットはない。何より、残高維持に自信を示した総裁が恥かくじゃないですか。日銀マンは何だかんだと言って銀行員。リスク回避的というか、頭取が恥をかくのを放置する銀行員は普通はいないように、日本銀行員はターゲット維持が至上命題で、総裁を守るインセンティブは半端ではないので、必死にオペは打つでしょう。民間銀行員が日本銀行員の行動様式を分析する場合、わが身を振り返ると、とても役立つと私は思っております。参考まで。
by bank.of.japan | 2005-03-03 22:17 | 日銀 | Comments(0)
さて総裁講演。正攻法でいく気構えがのぞくのはいいが…
2月28日の講演。
まず「異例の緩和の下では、行き過ぎが生じていないかといった点に注意が怠れない」と。
具体例は、信用スプレッドの極端な縮小とイールドカーブのフラット化
そして「(行き過ぎに)十分に注意を払いつつ、政策運営を行う必要がある」という。
なお「一部にこうした(行き過ぎの)現象がみられるとは言っても、現状は経済全体として前向きの動きが十分に強まっている状況ではない」としている。
裏を返せば、経済全体の動きが十分に強まり、なお行き過ぎがあれば量的緩和を修正するというように読める。この場合の修正は、資金需給の後退に見合う技術的な対応ではなく、まさに経済見合いのファインチューニングということだろうか。技術論ではなく、正攻法で臨む心構えだとするなら、それ自体は前進。ただ、状況が許すかどうか。行き過ぎ論も低金利によるものか量によるものか、判然としないし。
5年前のゼロ金利解除の時も低金利のファインチューニングと言っていたような。景気に中立的なリザーブの量って果たして測れるのかなあ。あのときは、短観DIを応用したテーラールールの海賊版で中立的な金利水準は1%というロジックを聞いた。正攻法はいいけど、ちょっと勝負は避けた方がいいような予感。国債買い切りオペを増やさずに筋を通すには、その方向しか突破口はないのは事実だが…。
去年の追加緩和がつくづく悔やまれる。あとは大将の運がいいかどうか。運が6割、残り4割も運。そんな勝負、やるんですか?
by bank.of.japan | 2005-03-01 22:31 | 日銀 | Comments(5)


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