基本的には備忘録との位置付けなのだが、そんな内容でも取材先を始めとする金融関係の方々に参考になるかもしれない、という思いでブログを始めてみたい。なお、仕事で書く記事はかなりマニアックなので、このブログの読者対象も限られると思う。興味がある人はどうぞ、というスタンス。その点はご容赦を。
まずは最近の出来事より ・昨日の総裁講演 解除の可能性について踏み込んだ発言だった。複数の銀行のディーラーの方から「具体的に解除を考えているのか」、「当座預金を下げるのか」、「市場へのメッセージか」との質問をいただいた。 日銀の論理に従うと、まずCPIへの公約は絶対。これは企画局幹部も断言している。従って、物価が0%を超えない限り、解除はない。当座預金を下げる可能性だが、当座預金の上げを「追加緩和」と位置付けているため、引き下げは「引き締め=解除」となる。で、これもない。 市場へのメッセージ説。日銀は実は市場の微妙な地合いをそれほど正確には把握はしていない。某金融紙BOJウォッチャーでは、市場へのけん制説など打ち出しているが、日々のポジションの傾きなどが総裁まで上げられている可能性はない。総裁自身、多忙であるため、そこまで把握する余裕はないだろうし。 講演を聞いた感じでは、日銀の楽観的見通しを疑問視する質問に、ややむきになって答えたのが強気の見解につながっただけではないだろうか。「売り言葉」に「買い言葉」かな。 その後、知り合いのエコノミストより電話あり。「条件をいじって強引に解除するのではないか」との内容。そこまで日銀は狂っていないと思うのだが…。 とりあえず冷やかしがてらに日銀7階に電話、某氏いわく、「そんな考えが出てくること自体が驚きだ」と、いつものテンションの高い声がさらにアップ。 ・水野氏の審議委員就任 よく知っているが故になかなか論評は難しい。タカ派とか早くもみなされているが、ここはもう少し様子を見たい。水野氏の就任で少なくとも言えるのは、ある都銀の方の感想だが、「次は俺だと思ったアナリストが何人かいるはずだ」ではないだろうか。これから水野委員のコメントをウォッチするアナリストの方々の思いは複雑であろうと推測される。「無視する」と言う人もいた。個人的には、“緩和演技”を止めるなど正論展開を期待しているが…。
by bank.of.japan
| 2004-11-12 17:29
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