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明日は大量吸収ですね=最近のオペは金利(上昇)に過敏かも
 年度末となった本日、日銀は大量に資金を供給(報道されておりましたね)した。今日の供給はオーバーナイトなので、明日は大量に吸収される((これが報道されるのか不明。まあ、されないでしょう・苦笑)。また、年度末に向けて資金をかなり供給したので、準備預金の積みがそれだけ進捗(準備預金ニーズが減少)するので、次の積み最終日(4月15日)までは資金が余り気味になっていく。吸収する日が多くなるのであろう。
 年度末はいつも資金需要がタイトになり、日銀の資金供給が増えるのは恒例行事。去年の金融調節がどんなだったかもはや全然記憶に無いが、そんなにガンガンと供給オペ打っていた印象はない。ちなみに前年度末の無担保コール加重平均は0.715%。本日は0.641%でありました。ある程度の金利上昇を容認すればそんなに供給オペやる必要なかったのではないか。
 マスコミ的には「大量供給」に「米サブプライムローン問題」をこじつける解釈になるのだろうが、まったく無関係ではないものの、まあ普通の年度末であったのではないですか。それでも供給が目立ったのは、欧米が資金供給で協調しており、日銀もその中に(当事者ではないけど)一応は入っているので、まあお付き合いのような感じで資金供給を強化した、というところでしょうか。
 でも、不必要な演技が形而上的なものなら、その場限りで済むが、実際には余計に金が打ち込まれており、これは後で回収しなきゃいけない(そうしないと金利が下がる)ので、フォローの作業が伴う。あと、調節体系との関係で論評すると、ちょっとした金利の上昇にも過敏に反応するような資金供給するなら、ロンバート下げた方がよいのではないかな、と思った。これは本業でも書いてみよう。
 ロンバートを下げずに調節で対応すれば、「オペ打ちまくる」→「汗をかいている」、まあ日本人好みの「意味がなくても頑張る姿」という印象は与えられる…。そうなんですか?
by bank.of.japan | 2008-03-31 22:04 | マスコミ | Comments(3)
Commented by 元IB現PB at 2008-04-01 08:38 x
1.0.75%を重要な絶対水準として捉えた高度な金融判断
2.ロンバートを大量に使われてしまうと、信用供与ファシリティとしての側面を無意味に強調された見出しになり易いことを懸念した、非常時における政治的判断
3.できるだけロンバートを使って欲しくない、オペで汗をかいていたい、という恒常的に存在する、サラリーマン的判断
 仮に、今回の74bp大量オペの判断が、1でなくて、2ないし3だとしたら、ロンバート下げ、は、日銀からしたらありえない処方箋で、ドラめもんさんのところで語られていた「逆にロンバート上げたら」って方が効き目がありそうです。
 ぐっと身近な話になりますが、大口リテールでは、1%程度の預金が、各行のキャンペーンとはいえ、最近どこかしらで常時利用可能な感じなんですよね。MRFの0.3や窓販国債2年0.52しか手持ちがない証券会社としては辛いわけですが、0.75のロンバートってなんなのよと嫌味を言いたくもなります。
Commented by 椿ライン at 2008-04-01 21:04 x
 毎度ごくろうさまです~、新年度もよろしくお願いします。

 白川さんの近著「現代の金融政策 理論と実践」でも、「資金繁忙期における金利変動」の項で説明がありましたね。しかし加重平均を下げるためとはいえ、オペを打ちまくると個別の金融機関の信用スプレッドを低くすることにつながります。日銀の対応は期末要因ではなく、やはりサブプライム問題の影響の大きさを警戒して打ちまくったのでしょうか?(専門外ですみません)
Commented by bank.of.japan at 2008-04-02 00:38 x
元IB現PBさん、どうもです。ご指摘のように、ロンバートを使われたくないがための大量供給or金利上昇を防ぎたいための大量供給、という両面がありますね。解決策は、指値オペの復活かな、と思ったりしました(苦笑)。

椿ラインさん、どうもです。ご指摘のように、資金繰りのモラルハザードを招きかねない面もあります。本当に全般的に流動性危機にあるならまだしも、そうじゃないのにオペ打ちまくるのはやや過剰な演技で、本当に危機的ならFRBのように公定歩合(ロンバート)下げる、という選択もあり、となります。
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