株の急続落、円高の進行で、OISの利下げ織り込みが強まってきた。細かな動きはフォローしていないが、しばらく前に10%ぐらいの可能性で利下げを織り込んでいたが、30%ぐらいまで可能性は高まっているようだ。
ユーロ円金利先物も金利ベースで見ると、6月物と9月物は逆イールドで、清算値ベースで0.63%と0.605%。3ヶ月物金利の足元金利に対するプレミアムをどの程度見るかだが、0.25%ぐらいだとすると、金先も軽く利下げを織り込む感じですね。 あと、2年債の金利は0.585%となった。向こう2年利上げなしor利下げがある、との金利カーブだろうか。この辺の金利動向はドラめもんさんが詳しくフォローされているので、まあそちらをご覧いただきたい(ドラさん、よろしく・笑)。 OISや金先、短期債などの市場が日銀を映す鏡であるなら、かなりいい感じで映していると思ったりする。もちろん、利下げする考えは今のところない日銀としては「鏡が歪んでいる」と言うかもしれないが、日銀も気づいていない潜在的な姿を映し出している可能性はある。 市場は間違うときもあるし、オーバーシュートもするが、正しいときもある。「歪んでいる」のは実は「正しい姿」で、歪んでいると言う日銀が歪んでいる場合もあるわけですね。 ところで、市場が織り込む政策金利の経路を参考に経済見通しを作っていた日銀だが、軽く利下げを織り込み始めた場合の経済見通しはどうするんだろう。「利下げを前提とした経済見通し」になるんだろうか。政策金利不変での見通しに戻した、とか言わないでね。
by bank.of.japan
| 2008-01-16 22:58
| マーケット
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Comments(5)
貸付基準金利 0.75%(据え置き)、 誘導金利 0.40%(↓0.10%)なんてのはいかがでしょうか。
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いつも、貴重な情報をありがとうございます。
もし、予想があれば教えて欲しいのですが、次の日銀総裁はハト派・タカ派どちらの方になりそうでしょうか?
市場関係者さん、どうもです。OISや金先の動向は、まさに「低め誘導」を織り込む感じです。そういう話は良く出ますね。
うーぱー日記さん、どうもです。なんとも言いがたいですね。誰が総裁になるのか具体的な材料はないです。少なくともタカ派色が強まることはないと思います。まあ、中立的(現実的)と予想するのが無難かもしれません。
Euribor金先もECB年内利下げを織り込みましたね。少なくとも年内で見れば100%に限りなく近いものになりましたが、根っからのバックワードルッキングなECBにとっては、今のトリシェのスタンス対比では歯がゆいものかなと思ったり。
個人的にはECBの利上げ警戒は、賃上げ交渉への脅しとインフレ期待の抑制だけで、実際にそっちが落ち着いてきたら利下げしちゃうのかと思っています。
揺蕩さん、どうもです。ユーロ圏は利下げが遅れることによるオーバーキルが心配ですね。それと、ユーロの本質的な問題ですが、景気が悪化したときに各国経済の格差が表面化し、通貨統合の逆(離散)が起きるのではないか、との不安が拭えません。実は一番心配な通貨だったりします。
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