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吸収オペ連発っすね=年末出し過ぎでしょ&日銀マンのジョーク
 新年になってからの日銀金融調節は吸収続きである。本日は即日吸収の連発(二回)となり、オイオイでありました。つまるところ、年末超えの資金供給がやや過剰であったのであろう。欧米の協調供給にお付き合いしたはいいが、その事後処理に追われる、という構図である。
 余計なことをすると、得てして意味のない忙しさに見舞われやすいが、オペも同様であって、金繰りがひっ迫していないのに金を出し過ぎると回収に追われる。適当に手を抜けばいいじゃないか、と思うかもしれないが、手を抜けない事情がある。なぜなら金利水準は誘導目標(無担保コール翌日物=0.5%)を維持しないといけないからだ。
 例えば、本日の吸収を見送れば、金融市場局や業務局のオペレーションの負担は軽くなる。しかし、サボった代償として金利がベタッと下がってしまう。一時的な現象ながらも現場が勝手に利下げした格好となって、政策委員会から怒られるのである。サボった結果の利下げじゃなくて、利下げを決断しない政策委に対する現場のクーデターという見方も可能だが、これはあまりに面白過ぎて非現実的ですな(笑)。
 まあ、日銀は必要もないのに深夜に緊急会見して、欧米中銀の資金供給協調を説明してくれるぐらい親切な中央銀行なので、年末越えの金を出し過ぎて事後処理に追われる程度の負担は何でもないのだろう。現場のみなさん、ご苦労さんです。

 ところで、最近日銀マン(複数)が漏らすジョークがある。
「こんなに吸収しているのに、株安と結びつける論調が出ないなあ(苦笑)」
これは「オペが稚拙だから欧米の株が下がった」と日銀を非難した某アナリストを念頭に置いた皮肉でもあるが、やぶ蛇になるのであまり言わない方がよろし。
 欧米中銀が資金供給で協調した後、日銀が吸収オペ打ったことがある。私は、どっかのマスコミが「協調違反じゃないのか」と頓珍漢な批判記事を書くんじゃないかと思って、日銀に注意を促したが、「どっからも問い合わせは来ないよ」であった。供給オペ(&その総計)に注意が向き過ぎて吸収が無視されたのか。まあ、どうでもいい話ではある。
by bank.of.japan | 2008-01-07 21:14 | 日銀 | Comments(2)
Commented by うさこ at 2008-01-09 02:46 x
為替決済以降のオペを含めたマーケットが活性化されればもう少し日銀もオペレーションしやすいのでしょうね。特殊要因もあるけど、積み初日から、日によっては、一日3000~5000億程度で積み下実施できるといいのでしょうね。でも対応すべき都銀とゆうちょで数が限られているのもやりにくいのですね。当預からいったら該当する、三都銀と、、、。といっても、バンキング的には、収益よりも安全重視が好まれるでしょうし、、、。昔のようににぶた積みが許されない環境でなければ、何度やってもこの現象かわらないのですね。また、三末もオペ事務増えるのかなぁ?日銀的には、この悪循環、収益出るからいいのかしら、、。汗分かなあ。
Commented by bank.of.japan at 2008-01-10 00:10
うさこさん、どうもです。まあ、あれですね、欧米が大変な状況だったので、日銀も過剰サービスしちゃった、ということでしょう。もっと金利が振れる状況にすればよかったのですが、余計なノイズになるのを恐れたのかもしれません。すなわち、とてもじゃないが、利上げなんかできねえ、という気分だと思われます。年度末もオペ事務多いと思われます。
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