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サザンの「夏をあきらめて」=日銀、あきらめの夏です
 ある証券会社のリポートのヘッドラインが「日銀も泣いてる、あきらめの夏」となっており、これに触発された方から替え歌頂きました。作者不詳さん、ありがとうございます。元歌はご存知サザンオールスターズの「夏をあきらめて」です(私のお気に入り)。
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「夏はあきらめて」

株安が響けば 会合が近づく
金利を思い切り 上げるはずの on the board
きっと誰かが金に困り 即日オペで借り切る
長い金利も振れたまま 戻る間もなくて
アメリカが揺れたら キャリーが巻き戻し
望みもないままに あきらめの夏

Darlin' Can't You See
I'll Try To Hike It Up
Darlin' Vote With Me
Let's Get To Be So Fine


安定が戻れば やがて上げの合図
悔しげなタカ派と のりこむ Policy Meeting
うらめしげに及び腰に 柱を見てる立場よ
先のリスクまでずれ込む 気配も見えない
厚めに金を出し 意味シンな談話で
総裁も泣いてる あきらめの夏

Darlin' Can't You See
I'll Try To Hike It Up
Darlin' Vote With Me
Let's Get To Be So Fine


債権にデフォルトが見えりゃ 金が出る
インフレが遠くに ボンヤリ寝てる
このまま金利と
あきらめの夏


ps マーケットコンセンサスでは利上げ時期の先送りとなっておりますが、個人的には利上げ終えんではないかと危惧しております。福井総裁任期中にゼロ金利になれば、金利水準でみると「福井体制」は「いってこい」、金融政策のスゴロクは振り出しに戻った格好となる。こうなる確率はいかほど?
by bank.of.japan | 2007-08-21 20:19 | 替え歌 | Comments(24)
Commented by luke at 2007-08-22 01:09 x
>福井総裁任期中にゼロ金利になれば、金利水準でみると「福井体制」は「いってこい」、金融政策のスゴロクは振り出しに戻った格好となる。こうなる確率はいかほど?

OISから見た利上げ確率が(計算上)100%を超えたこともありましたよね。マイナスになったりもするんでしょうか。

もしゼロ金利に戻って「いってこい」となったら、2000年と同じく「余計なことせずゼロ金利続けていれば…」という怨嗟の声が高まりそうです。
Commented by 日銀デフレ庶民インフレ at 2007-08-22 10:21 x
少しお聞きしたいのですが、この意識のギャップについてそのうち触れて頂けると幸いです。庶民にとってはほとんどの人がインフレと思っていると感じ、日銀のデフレ意識に違和感を感じていると思います。説明するといつも論点がずれていると自認しつつも専門用語と知ったかぶりで逃げ切ってしまうのでご意見頂けるとありがたく思います。
Commented by 元IB現PB   at 2007-08-22 11:03 x
このレポートには替え歌を触発された人が多数いるだろうと思ってましたが、やはり。私もこんな社内メールを書いてました。一部抜粋。
♪ サブプライム 響けば 雨雲が 近づく
  豪ドルで思い切り 稼ぐはずの Swap point
   きっとマージンコール破れ 噂をタネに カラ売る
  客のポジション 濡れたまま 乾く間もなくて
Commented at 2007-08-22 11:18 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by どんだけ at 2007-08-22 11:36 x
こちらに参加されている方は総じて悲観論者がおおいようですね、日銀に関しても。
Commented by 鰯多 at 2007-08-22 12:41 x
FRBの緊急利下げを知った時から、私の頭の中では、「夏をあきらめて」の曲が何回転もしています。
明日の、福井総裁会見では、秋はあきらめなくて良いとのメッセージを待っています。
Commented by H251YYY at 2007-08-22 12:59 x
最近の報道で、当局の資金供給量をなぜ、グロスで報道するのでしょうか。大事なのは、断面の供給量だと思うのですが。どなたか教えて頂けないでしょうか。
Commented by 飛車 at 2007-08-22 14:18 x
>>日銀デフレ庶民インフレさん
誰あてというものでもなさそうなので、勝手に横レス。

経済政策で使用するインフレ率はコアCPIと呼ばれるもので、生鮮食品とエネルギー関連は除外されています。
生鮮食品は天候、エネルギーは中東といった供給要因のインフレを興します。石油価格が上昇すると、ガソリン代が上がる一方、みんなの所得は変わらないのでガソリンを含めて色々な物の消費量は減ります。
消費量が減る=需給ギャップの拡大です。こういう状態をスタグフレーションと呼びますが、景気が低迷する一つの典型的な形です。
通常のインフレは好景気の表れですので、景気鎮静化。スタグフレーションでは景気の下支えが必要になり、経済運営的には対応が180度逆になります。

というわけで、経済政策と生活実感では、まったく別の指標を使っていて、たまたま「インフレ・デフレ」という同じ単語を使っているだけです。

ところで、こちらから質問です。

最近値上げして困った物にどんなものがありますか?
あなたの給与は現在インフレしていますか?
Commented by Teddy at 2007-08-22 15:02 x
少し飛車さんの議論を敷衍すると、同じ「コアCPI」でも日米で内容に差がありますし、ポピュラーではないですが「利上げ封じ」の密命をおびていたとの評もある「コアコア」なんてのもあります。米国型コア、(日銀が注目しているといわれる)「刈り込みtrimmed mean平均」とか、日本ではあまり言及されないですが、「メディアンCPI」も。ECBとBOEは「全体の」CPIのターゲットとしています。Fedはそういう目標導入に民主党が反対(だから「comfort zone」というソフト・ターゲット)、日本は一段と融通無碍で実に「あいまいな国」にふさわしい状況です。
Commented by luke at 2007-08-22 17:34 x
よく「物価を押し上げていた原油高が一段落し、デフレ脱却が遠のいた」なんていうアホ報道を目にしますが、経済政策でインフレ・デフレに関して本当に知りたいのは「日本が得る所得(=日本で生産された付加価値)」の価格なんですよね。だから原油なんかは控除するのが望ましい。ホントはCPIよりGDPデフレータの方が望ましいんでしょうけど、速報性がないのでCPI(および加工品)を使ってるんでしょう。

また、CPIでさえゼロ近傍なのに皆が「インフレだ」「インフレになる」と答えるのは、単なるアンケートだとバイアスが除去できないんでしょうね。実際、生活実感としても、缶飲料が数年おきに上がっていた頃に比べて、(消費税上げ対応を除いて)15年間上がっていない昨今、それほどインフレの実感はないと思うんですけどね。

やはり、実際に自分のお金をどうするかという行動に本音が表れるのだと思います。預貯金比率が高く、不動産や株式などのリスク資産に個人資産が向かわない現状を見ると、本音では「インフレ」なんて誰も思っていないのでは。
Commented by bank.of.japan at 2007-08-22 19:16
lukeさん、どうもです。OISは多分マイナスになると思います(要確認)。いってこいの場合はご指摘のような批判が強まるでしょうね。どうなることやら。

日銀デフレ庶民インフレさん、どうもです。日銀自身はデフレ意識はないですが、CPIと景気の動向は見る必要があり、この辺がアンケートでのインフレ期待とのギャップが生じているのでしょう。

元IB現PBさん、どうもです。なかなかの替え歌ですね。「豪ドルで思い切り 稼ぐはずの Swap point」はいい感じです。これで替え歌結社のメンバーですね(笑)。

非公開さん、どうもです。ヘッドラインは良かったと思いますよ。
Commented by 通行人 at 2007-08-22 19:19 x
日銀が晴れて利上げを見送った後に市場が落ち着いたりして。ありがちなことです。
Commented by bank.of.japan at 2007-08-22 19:25
鰯多さん、どうもです。なるほど、そうでしたか(笑)。総裁会見、興味深いですね。秋をあきらめたら…、ずっーっとあきらめモードと思われちゃいますな。

H251YYYさん、どうもです。期間概念が欠落している可能性はゼロではないですが、グロスの方がキャッチーなヘッドラインになるからでしょう。実務的には変ですけど。困ったものです。

飛車さん、どうもです。フォロー、多謝です。私の賃金はデフレ傾向です。体感物価と合わせると若干のスタグフレーション(トホホ)。
Commented by 日銀デフレ庶民インフレ at 2007-08-22 22:39 x
飛車さん、Teddyさん、lukeさん、そして本石町さんレスありがとうございます。
スタグフレーションとなれば話は簡単ですが、政府機関や日銀からそのような単語が出ていないし、基本的に経済成長しているという話なのでインフレデフレの水掛け論をしています。福井総裁も例えデフレであっても利上げをするといった話も経済が成長しているという前提だろうと手前勝手に想像しています。
飛車さんの質問に値上がりして困ったモノとの話ですが、困ったほど上がってはいませんが、石油製品以外にも、チーズに始まり、ワインなどの洋酒やブランド品、ポテトチップスや酒のつまみのナッツ類、マヨネーズ、カマボコや魚肉ソーセージなど練り物製品、100%フルーツジュース類に、特売にあった198円のティッシュやトイレットペーパーが姿を消したなどなど主婦層にはインフレがひしひしと感じられるそうです。
Commented by 日銀デフレ庶民インフレ at 2007-08-22 22:40 x
そして、昨今の一般紙や雑誌にも資産インフレや世界的過剰流動、原油穀物高などインフレを想起させる話には枚挙に暇がありません。賃金に限って言えば確かにトホホな状況は万人共通?ですが、政府日銀筋から流れる大本営発表には成長の踊り場や停滞の文字はあっても景気後退とは書いていないので、いずれ遠からずインフレになるのではないかという雰囲気が感じられます。実際のところはどうなのかわかりませんが、デフレと簡単に言い切れない雰囲気になっているように個人的には思えます。
Commented by 飛車 at 2007-08-22 23:07 x
本石町日記さんに答えられてしまいましたが、インフレの時には所得が物価以上に上昇するものなんですよ。で、金利も物価上昇率より低いから、「じゃあ借金した方が得じゃん」みたいな話になりますし、外車中古車価格の下落具合がたいしたことないのを見て、「じゃあBMW買っちまえ」となっていたのが1990年くらいの事。

景気鎮静化の局面にはいると、金利の上昇により、企業が一番簡単にコントロールできる所得の伸びが抑制されて、物価上昇率>賃金上昇率になります。そのまま物価上昇率の低下と賃金上昇率の低下が起きて、適当なところで止めるのが景気鎮静化。止めそこなうと、物価上昇率がマイナスになって金利での操作が効かなくなると。

庶民の物価感というのは、ある意味、GDP成長率の2階微分の符号にしたがっていると思います。

P.S.
値上がりしているものは、輸入食品&輸入食品の加工品か、石油関連商品ばかりですね。
Commented by 日銀デフレ庶民インフレ at 2007-08-23 23:13 x
飛車さん丁寧なレスありがとうございます。
実は飛車さんの私のやり取りを見て頂ければわかると思います。最近このようなやり取りが増えてきたと感じています。所得の話ですが、とあるお爺さんに労働分配率が下がってるのに賃上げなぞできるはずないんじゃ。企業の売り上げも利益も上がってきておる。配当も増えてきておる。株はそれなりに戻してもサラリーマンの賃金が戻らないのはいろいろとカネのかかるそれなりの世間の事情があるんじゃよとの話。まあ、なんとなくわかる話ですけど、個人的にはサラリーマンの手前わかりたくないです。
Commented by 飛車 at 2007-08-25 00:54 x
給与が上がらないのは、一つにはまだ十分に失業率が下がっていないこと。そして、日銀が既に景気にブレーキを掛けてしまって、これ以上の景気拡大が見込めそうにない事が理由ではないかと思います。
コアコアCPIは、主として国内の経済活動の活発度をあらわしているといわれています。量的緩和、ゼロ金利解除、利上げと3回の景気鎮静化効果を持つ金融政策で、コアコアCPIはマイナス状態からの脱出に失敗して、またしても下落方向への加速が始まってしまいました。

目の前の生活実感はとても大事ですが、それを良い方向に変えるためには、経済の仕組みの理解が必要です。それができないと、「構造改革なくして景気回復なし」なんていうスローガンをもてあそぶ人たちの集票に利用されちゃいます。
Commented by 素朴な疑問 at 2007-08-25 13:16 x
>インフレの時には所得が物価以上に上昇するものなんですよ
だったらインフレで困る人はいないように思えますけど、何で世界の中央銀行は物価安定を目標にしてるのですか?
Commented by 別の素朴な疑問 at 2007-08-25 22:28 x
>値上がりしているものは、石油関連商品ばかりですね。
これらの物価動向は、金融政策運営上、特に注視する必要がないということでしょうか?原油価格の変動は典型的なサプライショックであり、一般に金融政策による対応が求められるように思うのですが・・・。不勉強で恐縮ですがご教示頂ければ幸甚です。
Commented by 飛車 at 2007-08-26 22:14 x
>素朴な疑問さん
給与上昇は年1回で、物価は連続的に上がるからです。一定期間の平均を取れば給与の方が上昇率は高いですが、期間内のある点を比較すると上昇率が負けている期間がそれなりにあります。そのため、不満を持つ人が出て政治的に物価沈静化が求められるようになります。

>別の素朴な疑問さん
サプライショックに対して、金融緩和をすると物価上昇を促進。景気があまりよろしくない時に金融引き締めするとオーバーキルという事で、金融政策はあまり有効的ではないと思います。
こういう時こそ、省エネ対策の設備投資減税などの出番なんです。マクロの景気低迷時には、政策減税してもあんまり効果は無いのですが、サプライショックには基本的対応です。
Commented by 飛車 at 2007-08-26 22:18 x
補足 >素朴な疑問さん
あと、インフレは好景気ですが、あんまり好景気だとその後の谷も深くなる傾向があります。

中央銀行の仕事は「物価の安定」ですが、その「安定」は「1~3%のインフレ状態」を指すというのが一般的なコンセンサスで、インフレ率0%を目標にしているわけではありません。
Commented by 別の素朴な疑問 at 2007-08-27 03:59 x
>飛車さん
丁寧な回答ありがとうございました。これまでのコメントから、飛車さんはニューケインジアンモデルに基づくテイラールール及びテイラープリンシプルを支持してらっしゃると思ってましたが、やや違うお立場のようですね。経済学には、様々な考え方があることが改めて良く分かりました。大変勉強になりました。
Commented by 素朴な疑問 at 2007-08-27 22:30 x
>飛車さん
ご説明での”インフレ”というのは”好景気の中での緩やかな物価上昇”を想定してるのですね。そうでない物価上昇もあると思ったので質問したのですが、言葉の定義の問題と理解致しました。ご丁寧にありがとうございます。
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