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外資系メディアについて=私的マスコミ論③
 予定したテーマで「経済報道もいろいろ」、「日本のマスコミにおける金融メディア」、「ロイター、ブルームバーグとは=私見外資系メディア観」などがあったが、最初の経済報道の分類は、前回の記者像と重なる部分があり、割愛したい(特に質問あれば分かる範囲でお答えします)。このエントリーでは、私から見た外資系メディア像を書くことで、日本のメディアとの相違を浮き彫りにしたいと思う。
 ロイター、ブルームバーグはご存知の方も多いと思うので、沿革は省きたい。特徴を挙げると、①特に後者が顕著だが、情報ベンダーというより媒体自体が取引ツール化している②このためシステム会社に近い③英語メディアである-など。最後の言語は当たり前だが、日系メディアとの比較では決定的に重要だ。なぜなら、商圏が世界規模で、システム投資できる規模が桁違いに大きいためだ。また、ニューヨーク、ロンドンをベースにし、そこに見合った取引端末を開発しており、日系メディアとの決定的格差をもたらしている。
 両社の道のりを比較すると、ロイターがゼネラルニュースから専門ニュースに転向し、為替を主軸にマーケット端末になっていったのに対し、ブルームバーグは債券を手がかりにキャピタルマーケットの発達・グローバル化の時流に乗り、端末機能を充実させながら経済ニュースを広めに扱うようになったように思う。出発点は対極的ながらも、ニュース面は似てきたわけだ。
 ただし、先にも述べたように、私の感覚では両社とも情報(ニュース)ベンダーという認識は乏しく、システム会社が情報(ニュース)を手がけているような印象が強い。情報においてはデータの比重が大きく、結果的にその処理・蓄積・解析の機能を発達させてきたわけで、ロイターはともかくブルームバーグにおいてはニュースはおまけではないのか、という感じすら受ける。
 逆説的ながらも、ニュースはおまけである方が、将来性は有望だということだろう。ニュースのブローキング自体は、情報伝達網が未発達な時代なら専用回線網で優位に立てたが、インターネットの発達によって世界各地の重要情報が大方は無料で入手可能になると、存在基盤は薄らぐ。当局も独自にネットで情報を発信しており、ベンダーに依存する必要性は乏しい。ツールとして優れたブルームバーグの方が将来性はあるように思われる。
 日本の金融メディアは言わずもがなだが、日本語という壁がある以上、限界がある。詳しくは次回触れたい。
by bank.of.japan | 2005-12-18 23:18 | マスコミ | Comments(1)
Commented at 2005-12-19 12:17 x
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