遅まきながら、あけましておめでとうございます。
正月は久々に南九州の故郷で過ごした。 家族にとっては田舎は風光明媚な観光地。温泉や料理に感動しきり。 しかし、田舎には表の顔と裏の顔があるもので、自然への憧れだけで住めるところではない。親兄弟・親戚がそろった飲み会での話題は、地元自治の難しさ。叔父は自治会役員を引き受けるらしいが、複雑怪奇な人間関係に悩みは深刻のようだ。これまで大抵嫌になって役を投げ出した人間も多いらしい。 自然だけを相手にすればいいところで、食えなくなれば帰ってもいいとは思うが、あの超濃い付き合いを考えると、ためらうものがある。 田舎の経済的な風景は、年々国道や公共施設が立派になっていくことが象徴している。財政出動、とどまるところを知らない。近くの町長は、核廃棄物処理場の受け入れを表明。地元有力紙の社説は、所得格差を招いたとして小泉改革を批判、金持ち優遇を改める所得再配分を要求していた。 金融政策へのインプリケーションは、財政のマネタイゼーションの強化であろう。それを改めて実感した帰郷であった。冴えない新年である。
by bank.of.japan
| 2005-01-06 13:37
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