日銀文学の続きをひとつ。
設備投資の判断は以下の通り。 「企業収益が改善基調にあるもとで、設備投資は徐々に持ち直しの動きがはっきりしていくとみられる。もっとも、設備過剰感が残ることなどから、当面、そのペースは緩やかなものにとどまる可能性が高い」 短くすると「持ち直しの動きがはっきりする、けれどもそのペースは緩やかである」ということだが、前段が言いたいのか、後段が言いたいのかよく分からない。後段重視であれば、持ち直しははっきりしない、ということであろう。新聞記事であるなら、いったいどっちなんだ、とかデスクに怒られてボツとなる表現かも。 クルーグマン教授が某社(外資系)の招きで訪日した(している?)のは、ご存知の方が多いかもしれない。教授のブログでは「日本に行く」とチラッと触れた程度で、詳しい日程などは分からないが、滞在の感想めいたものをこちらの「Things Could Be Worse」で書いている。日本経済への感想を一言で表すなら、「そんなに悪くはないんじゃない」というもの。以下のような感じ。 ・the policy response was too little, too late(バブル崩壊後の対応) ・Yet the picture is grayish rather than pitch black(でも、経済は真っ暗ではなくてグレー) ・Japan’s economy may be depressed, but it’s not in a depression(抑制されているが、停滞に陥ってはいない) このほか、雇用対策などで(米国ほど)大量の失業者は抱えておらず、膨大な債務があるのに、長期金利はたった1.1%で、自ら財政のファイナンスができている、と指摘している。 で、最後の方で So I find myself almost envying the Japanese. Yes, their performance has been disappointing. But things could have been worse. 日本を羨んでいる自分がいた。確かにパッとしないけど、もっと悪くなっていたかもしれないからね。 このエントリーをそっくり紹介したEconomist's Viewのマーク・トーマ教授は「遅過ぎ&小出しも何もしないよりまし」との見出しであった。 お知らせ ツイッターでは告知したので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、メルマガを始めました。ご関心あればどうぞ。多少ですが、有料としたのは、金融政策などに実務的な関心をお持ちの方々向けにクローズド的な情報発信を行いたかったためです。また、ブログだと雑記的になり、メルマガをまとまった解説を書く場にしようと思っております。あと、ブログで書きにくいこととか。週明け13日に二回目を発行します。よろしくお願いします。サイトは以下です。 http://foomii.com/00016 二回目のタイトル(案)は、「『人類の英知』と銀行券ルール、ペイオフと量的緩和/金融政策シリーズ②波及ルートの検証、となる予定です。 ツイッターの場所も聞かれることがありますので、以下に紹介しておきます。 http://twitter.com/hongokucho
by bank.of.japan
| 2010-09-12 00:50
| 日銀
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