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クルーグマン教授の金融・財政政策に関するスタンス
 クルーグマン教授が金融・財政政策に関するスタンスを簡単にまとめている。メモ的に紹介したい。これを書いたのは、同教授のFRBの金融政策に対するスタンスがよく分からない、という読者が多いからではないかと思われる。エントリーはこちらである。簡単に以下にまとめてみた。

 一部の読者は、非伝統的な金融政策に関する私のスタンスについて混乱しているようだ。非伝統的政策の効果に懐疑的なエントリーや、「もっとやれ」というエントリーもあるけど、いずれも矛盾はしない。
 経済情勢が混迷しているとき、すべての関係当局はやれることは何でもやるべきだと思う。FRBは他にもやれることはあるし、その効果が不透明である、というのはやらない理由にはならない。
 ただし、金融政策のみを当てにするのは大きな間違いだ。長めの金利はまだプラス圏にあるとは言え、短期金利がゼロなのは本当に問題である。FRBが、例えば特定のGDPの水準を達成できると思うのは安全ではない。
 FRBが何らかの緩和をやると同時に別な政策も必要だ。非伝統的緩和は財政出動とセットであるべきだろう。

もっとやれ、という部分は、Joseph E. GagnonのTime for a Monetary Boostで、具体的な緩和策はイールドカーブのフラット化策&それに近い貸出。あまりマクロ効果はないと私は思うが、やらないよりはやった方がましではあろう。量的緩和も、同様に効果は乏しいと思うが、痛いところをさする、ぐらいの効果はあるような気もするので、まあパフォーマンス的にはあり、でしょう。
 
by bank.of.japan | 2010-07-26 00:48 | FRB&others | Comments(0)
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