FOMCが現状維持を決めた。景気の先行きはなお予断を許さず、再び下降する可能性があると思うが、対マーケット(特に長期金利)とのゲームという側面ではこれまでの政策を淡々と続けるのが賢明。なぜなら、期待に応える政策をやってしまうと期待の奴隷になるため。国債買入ロジックは事実上の相場介入政策ではあるが、この点はやってしまったものは今さら撤回もできず、ロジックは曖昧にしながら、債券相場は放置プレーとするのは得策でありましょう。
アラン・ブラインダーが「金融政策の理論と実践」でも述べたように、中央銀行は市場からの独立も確保する必要がある。FRBは過去数ヶ月、荒れるマーケットに翻弄され、国債まで買ってしまい、上述したようにロジックも怪しげになったが、かっといって期待に応えて国債買入増やしたり、時間軸強化とかやったら、荒れるたびに同様の対応を余儀なくされていく。ポジショントークも多いですからね(苦笑)。 債券市場は、将来的なインフレ懸念や財政悪化観測で売られることがあっても、最終的には資金需給になびく。債券買う金が不足するなら金利は上がるが、今はデフレ基調であるし、基本的に足元では金は余り気味なので、買われるときは買われる。日本も過去20年、財政悪化懸念やら運用部ショックやらVARショックやらで、金利上昇が何度も騒がれたが、まあ低下基調であった。6月金利天井は風土病のようなものではないかと思う。 ホームバイアスの強い日本とそうじゃない米国を単純比較できないが、後者は貯蓄率上っておるし、金融機関も基本は運用難なので、債券買うしかない。外貨運用しなくちゃいけない各国も、代替運用する通貨はろくにないし、何だかんだドル運用はロールしないといけない。 債券買われなくなったら、世界は終わりです。逆説的には、金利が上っても、裁定が働いて買われる状況は通貨システムの土台は壊れておらず、ゲームは続行である。みなさん、債券は金利上がったら、淡々と押し目買いしましょう。その方が何とか平時を維持できますので…。 そういえば日銀、資金供給絞り気味の感がありますね。実質積み下調節?
by bank.of.japan
| 2009-06-25 20:19
| FRB&others
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Comments(4)
なんだかんだで、そうなるんでしょうなぁ。
こんな事がいつまでも続くはずがないと思いつつ、どうせ幻想の世界ならば、とことん幻想に付き合うのが現実的なのかもしれません。
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へいみんさん、どうもです。基軸通貨を信頼しない、と言っても、信頼しない場合の大衝撃には耐えられない、ならば信頼することを前提にゲームを進める、その過程で何とか安定を取り戻す、というのが甘いかもしれませんが、現実的な対応ではないかと。
こちらが信用しても、米国は裏切ると思いますよ。
米国との関係で、日本の期待は最後は必ず裏切られると思います。 着地点を定めてしまうのは日本外交の悪い点です 今回の不況だって、米国を信じたことが間違いなんですから。 外交は、終わりは悪いと思ったほうがいいです。
債券買われて安心感→リスク許容度up→株高(NYDOW,NASDAQ)ってなんか...んんー...(汗)。
かなり少ない出来高で上下してるんじゃないかな、まえの「石油(WTI)」のように。 ボラ(ティリティ)って奴ですかね。まえの石油のあがりはじめと最高値になりはじめ、仕掛けたのは 「同じ人物」でしたよね確か。(確かGSの人だったか?)
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