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お待たせ、共産党・大門先生の詳報=市場経済、最後の守護神?
 ちょっと見出し変えました。
 参院財政金融委(4日分)の会議録がアップされました。市場経済の最後の守護神?となった感のある共産党・大門先生の堂々の主張は以下の通り。つまんだ形で紹介します。

○大門実紀史君 (略)株を公的資金で支えるとかこういうことは、本当に気を付けないとちょっと飛びはねた議論がすぐ出るんですけれども、よくよく考えなきゃならないんじゃないかなと思っております。
 小手先でいろいろやっても、結局元に戻ってしまうと。それは、やっぱり株というのは実体経済の反映、鏡でございますから、何かやらなきゃといって焦っちゃって、もう一喜一憂して、今日下がった、何かやらなきゃと、もう右往左往してしまうのは気持ちとしては分からなくありませんが、政治こそどんと構えて、本来の対策を打たないといつまでたっても逆に政治が翻弄されるということにもなりかねないんじゃないかなというふうに思っています。

○大門実紀史君 私、もうこの場では余り細かい議論入りたくないんですけれども、ちょっとそもそも論としてお聞きしたいんですけど、公的セクターが株式市場、CPでも社債でもいいんですけれども、そこに介入するということそのものが、市場経済の中においてはそのものが自己矛盾を起こすわけですよね。
 もう今日の日経新聞一面読んでいても、何を愚かなことを言っているのかなと思ったんですけどね。まあさっきもありましたけど、何か社債、CP、借換えでいくと二十兆円ぐらいの穴埋めをしなきゃいけないと、だから政府が今言っている規模だと金額が少ないと、こんなことを言っているわけですね。
 じゃ、まあ何でもいいんです、株でもCPでも社債でもいいんですけれども、仮に十兆円つぎ込んで効果なかった、二十兆円つぎ込んだら効果が出た、支えられた、引き上げられたと。この瞬間に市場経済のメカニズムといいますか、機能を公的セクターが崩しちゃったわけですよね。ということですね。仮にしばらく行ってまた下がったときにどう思うかというと、また公的セクターがやってくれるだろうと。こんなことを思うのは市場経済とは言えないわけですよね。だから、この間、アメリカも対策打って、織り込み済みで株が一時上がってまた下がると、こんなことばっかり繰り返しているわけですよ。日本だってそうなわけですよね。
 今、大臣が言われたように、いざというときのために用意しておくんだと、これではマーケットが納得しないと日経新聞は言っているわけですね。実際に幾ら入れたかだと。こんなことにどんどん巻き込まれていったら市場経済じゃなくなるし、資本主義じゃなくなってしまうと。まあ私が言うのも変ですけど、何かおかしな話になってくるんじゃないかなと思うわけでございますよね。
 だから、もうそのそもそもの、この日経新聞も言っているんですよ。こういう言い方はよくあるんですよね、市場の機能を壊さない程度に、機能を壊さない程度に介入すべきだと。こういう議論があるんですけど、効果が出たときは機能を壊しちゃっているわけですよね、市場の機能を、メカニズムを。これは非常に大事な議論を私していると思うんですけれども。これが基本にあるから、私は慌ててばたばたと手を打つようなことをしないで、もっと実体経済そのものをどうしたら、人々が、上がっていくなと、良くなっていくなと思うような対策を重視すべきだというふうに思うわけでございます。

※太字は私によるもの。日経新聞さん、日本銀行さん、耳の痛い指摘です。私も反省。ちなみにドラめもんさんがすでにご指摘のようにここんところCPはミニバブルが発生して、短期国債より利回りが低い官民逆転状態になってしまいました。大門先生のおっしゃるように効果があり過ぎて市場機能叩き壊し状態であります。政投銀なんて公庫のCP調達コストとか考えたら逆ザヤで買ってるんじゃないですか?
by bank.of.japan | 2009-03-12 00:12 | マーケット | Comments(14)
Commented by お伊勢参り at 2009-03-12 10:10 x
本石町日記さん、こんにちは。
次期総選挙は、共産党に清き一票!
、が資本主義を守り、日本経済を復活させることに・・・?何枚だーなんまいダー。
Commented by Non日銀 at 2009-03-12 11:43 x

共産党は 「正義党」 に党名を変更すべきです。

マルクス主義の理想部分は人類正義の下部概念に属します。

政府は市場介入よりも、中小・零細企業への大規模融資に重点を置くべきです。中小・零細企業の経営権の半分は政府が買い取ってもよい。言い値で。

*****以下引用****
森田実の時代を斬る

なんとかしなければならない。中小企業・小規模企業は日本経済の底力、日本の産業を支えている日本の宝物である。政府は何をしているのか!と言いたい。

政府は日本の影響力ある約50の大銀行に対して「政府がすべて保証するからこれ以上企業をつぶすな!」と言えないのか――と叫びたい。 

ttp://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/TEST03.HTML
**************

なお、資本主義の崩壊を夢見るマルキストの戦略家が、政府に本心からアドバイスをするとは思えません。

愚の市場介入こそ旧市場から新市場への脱皮のプロセスではないでしょうか・・・

Commented by PK at 2009-03-12 12:02 x
共産主義者というのは、強烈な資本主義者の裏返しで、あの連中がこういうことをいうのは当たり前なんですよ。
マルクス主義は、イギリス生まれでアングロサクソン的なんです。
戦後の日本を、アメ公とアカが二人三脚で踏みつけにできるトリックは、こういうところにあるんです。
マークシート、大統領制、二大政党制、小選挙区制
野党に共産党が居座ることでテキスト分析が不能かする仕組み
Commented by 平ちゃん at 2009-03-12 16:50 x
よく分かりませんが、「効果が出たときは機能を壊しちゃっているわけですよね、市場の機能を、メカニズムを」って必ずこうなるんですかねえ。

一般論として言えば、市場機能が「必ず」壊れるとしても、市場機能が壊れた場合のメリット、デメリットを勘案して、メリットが大きければ、介入をやる、って選択だってあるし、そもそも、市場機能を壊さないように介入するためにはどうしたらいいのか、ってことに、まず、知恵を絞るべきなんでは?、、、極論を言えば、日銀に(神の手のごとくの)極めて高度な企業審査能力があれば、市場機能を破壊することなく資金供給は可能なはずなんでは?、、、

なんか、ためにするような、後ろ向きの議論のような印象も受けますが、、、

日本共産党は、定額給付金についても、最後まで反対していたけど、日本共産党の提案していた生活必需品についての消費税0%化、って金額的な規模(約2兆円)も、経済効果も定額給付金とほとんど同じなんでは?、、、そんな定額給付金について、最後まで定額給付金に対するネガテイブキャンペーンに加担して国民のマインドを過剰に冷え込ませようとしていた点については悪質って印象を持ちましたが、、、
Commented at 2009-03-12 17:00 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 39歳無職 at 2009-03-12 20:37 x
素晴らしいと言うか、当たり前の正論ですよね。
今はそれが当たり前でない異常事態と言うべきか?
結局、景気や企業業績が良くないのに、株価だけ支えたって、
その内その歪みが露見するだけでしょう。
むしろ、歪ませていた分だけ、余計に反動が出るのが怖いです。
無論、景気が良くなるまでは未来永劫買い支える事ができて、
景気が良くなった後にマーケットにインパクトを与えないよう、
コントロールしながら放出できるような神が陣頭指揮するのなら話は別ですけどね(^^)
Commented by bank.of.japan at 2009-03-12 21:46
こちらの多くのコメント多謝です。まあ、私は共産主義者ではないので、党そのものを支持する立場にはないですが、大門先生のこの主張に限れば正論であろうと思います。介入が対症療法であるのは間違いがないとこであろうと思います。
Commented by bank.of.japan at 2009-03-12 21:47
・・・・さん、参考になりました。
Commented by いけぞぉ~ at 2009-03-13 01:25 x
市場の機能が上手く働かない時こそ、政府の出番だと思いますが、FRBも米国政府もチャンス逃したかも。。。
Tarp資金の使い方、ゆがんじゃいましたから。。。
不良資産買取のはずが、公的資金の注入になった。
「価格の資産査定ができない」「利害関係者の調整がつかない」
で、安易な「資本注入」
で、その結果は?
「値段が市場でつかない」「その資産の価格が相当の確立で下がる」
だからこそ「政府の介入する機会」と思うのですが、安易な資本注入が繰り返された結果どうなんったんでしょう?って感じです。
アメリカの株価、「The Great Depression」と同じペースで下落してます。
中国の貿易額も激減だし、あとは、米国の失業率が、追いついてくると最悪のシナリオですかね?
4月をメドに、ストレステストをするらしいですが、「資産査定できない資産のストレステストをどうやってするんでしょか?」
4月末で、米国の金融機関から不良債権を切り離せなかったら、就職活動を真剣に考えないと、いけないかもしれません。
Commented by Baatarism at 2009-03-13 09:57 x
この話、アメリカあたりで話したら、唖然とされるか大笑いされるかもしれませんね。NYTでもWSJでも良いから、大門先生にインタビューすれば面白いのに。w
Commented by poyo at 2009-03-13 12:10 x
きちんと勉強していて、理路整然と論を展開する姿は尊敬に値しますね。
定額給付金にしても、誰しもあんなはした金で景気が良くなるとは思ってはいないが、反対すれば目の前にブラ下げられたエサを取り上げられた有権者の反感を買うに違いないわけで、そこをきちんと筋を通した主張ができるというのはたいしたものです。
自分の立場が共産党だからといって資本主義憎し、市場混乱ざまあ見ろ、みたいな幼稚なことを言わない点もね。
Commented by ・・・・ at 2009-03-13 19:52 x
相場の世界で延々と繰り返される葛藤を、また、ここでも繰り返しているだけであります。要は損切りしなきゃって分かっていてもできないっていうだけでしょ?共産党も日経新聞も葛藤の一部を語っているだけです。結果が全てです。そしてそれは誰にもわからんのです。
Commented by bank.of.japan at 2009-03-14 13:09
いけぞぉーさん、どうもです。政府の出番とは思います。問題は、そう簡単には解決しそうにないこと。相当時間がかかるかもしれません。

Baatarismさん、どうもです。インタビュー、かなりのインパクトありそうです(笑)。

poyoさん、どうもです。先生自体も非常に勉強熱心のようです。社会主義化する政府に反対すると、自動的に市場経済重視になるのが哀しいところです。

・・・・さん、どうもです。結果は誰にも分からないのはその通りですね。
Commented by PK at 2009-03-17 19:24 x
マルクス主義の中で評価出るのは、ケインズが囲ったスラッファによる「商品による商品の生産」という観点です。
ケインズは、お金は国内のものという考え方でしたが、変動相場制の最も悪い点は、人間の共同体内での再生産を購買力平価という形で商品の交換に置き換えてしまう点です。
異なった経済体系の異なった通貨を交換してしまうために、人間の価値の差が利潤となって共同体に属さない私人に吸収されてしまう。
日本や先進国などでは、これが若い人や子どもや産まれていない世代にしわ寄せされている。これが少子化となって現象しているように思えます。
北野一さんなどの議論もここに関係しています。
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