紀宮さま婚約報道の余波
基本的には社会部のカバーだが、婚約者が都市銀行出身と聞いて、これは余波がくるな、と思った。案の上、銀行担当の連中は確認に走らされたようだ。銀行の広報も対応が大変だったのではないか、と容易に想像がつく。官僚の方のブログでは、風貌が官僚的とのコメントがあった。日銀にも似た風貌の人は多い。ただ、風貌と性格は必ずも一致はしない。風貌もクール、性格もクール、答弁もクール。しかし、クール過ぎて、それが妙に気になる、という人物も日銀にはいる。先に人柄の話を書いたが、そもそも人柄がない、という例もあるわけだ。日銀というと世間的にはのっぺりした印象が強いように思うが、実際はそうでもない。その点は霞ヶ関も同じかもしれない。定点観測の取材の面白さはそこにある。
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# by bank.of.japan | 2004-11-15 16:43 | Comments(0)
金融工学系と60年入行組の考察
記事で書けばよかったのだが、あまりにマイナーだったので、ここで触れたい。
しばらく前に某金融紙BOJウォッチャーが、日銀の60年入行組の存在を取り上げたことがある。うろ覚えだが、こんな趣旨だった。
「日銀の人材は金融工学系が増え、それが弊害を招いている。金融工学系と対照的なのが60年入行組で、彼らの存在は人材として貴重。なにせ福井総裁がかつて採用した年次だから」
総裁“ヨイショ”的な記事で、60年組を誉めたつもりだったのだろうが、残念ながらそうはなっていなかった。金融工学系の弊害と言えば、専門的になり過ぎて視野狭窄に陥ること。ミクロないしモデルにこだわり、全体が見えなくなるわけだ。その対抗馬として60年組をもってくるなら「バランス感覚に優れている」と評すべきであった。
記事ではなんと「人柄がいい」となっていた。これでは、日銀のクオンツ系は「人柄が悪い」となるし、「人柄がいい」とされた60年組みは「人柄が取り柄→まるでバカみたい」(ある偉い人)となってしまう。金融工学系にとっても60年組にとっても不幸な記事であった。
人材問題は、ちょっとした論文になるので別の機会に譲るとして、まず事実関係として押さえるべきは、福井氏が人事局次長として採用した年次は60年と61年。このうち、福井氏が最も採用に熱心だった人物は日銀を辞めている。木村剛氏だ。彼についても誤解が多いようなので書いてみたいことがあるが、別の機会にしたい。
なお、記事では二人のエリートが特定可能(一人はモロバレ)。民間BOJウォッチャーでこの二人が誰か判れば凄い。取材先では都銀幹部に一人いた。
日銀を擁護すると、金融工学系、経済系、法学系などの分類とは無関係に人柄のいい人材はたくさんいる。文学部出身としての個人的な感想。「常識のない経済学部より常識ある法学部の方がはるかにましだ」
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# by bank.of.japan | 2004-11-15 12:25 | Comments(0)
ちょっと私事
原則、毎日更新するはずが、週末はパスワードやIDを忘れたため、投稿不能。すみませんでした。ブログの使い方にまだ不慣れで、何をどこまで書くかもまだ模索中。ときおり文章や体裁が変わるかもしれません。安定期まではちょっと時間がかかりそうです。

仕事だけでなく、若干個人的なこともテーマに入れようと思っているわけで、
まずは私事。
・週末、テニス(ダブルス)の試合あり。つまり、市内の同好チームの対抗戦。もちろん、私は学生時代の経験がなく、趣味的にちょこちょこやってきた程度なので、下手な部類に属する。試合は当然、初中級を対象としたBクラスに出場。試合相手となったペアの一人が、北陸方面の日銀支店長に酷似。本店にいた時は最も手ごわい相手だったので、試合にはけっこう気合が入る。6-3で勝ち。仕事ではこうはいかないだろうなあ。
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# by bank.of.japan | 2004-11-15 11:36 | Comments(0)
このブログについて
基本的には備忘録との位置付けなのだが、そんな内容でも取材先を始めとする金融関係の方々に参考になるかもしれない、という思いでブログを始めてみたい。なお、仕事で書く記事はかなりマニアックなので、このブログの読者対象も限られると思う。興味がある人はどうぞ、というスタンス。その点はご容赦を。

まずは最近の出来事より

・昨日の総裁講演 
 解除の可能性について踏み込んだ発言だった。複数の銀行のディーラーの方から「具体的に解除を考えているのか」、「当座預金を下げるのか」、「市場へのメッセージか」との質問をいただいた。
 日銀の論理に従うと、まずCPIへの公約は絶対。これは企画局幹部も断言している。従って、物価が0%を超えない限り、解除はない。当座預金を下げる可能性だが、当座預金の上げを「追加緩和」と位置付けているため、引き下げは「引き締め=解除」となる。で、これもない。
 市場へのメッセージ説。日銀は実は市場の微妙な地合いをそれほど正確には把握はしていない。某金融紙BOJウォッチャーでは、市場へのけん制説など打ち出しているが、日々のポジションの傾きなどが総裁まで上げられている可能性はない。総裁自身、多忙であるため、そこまで把握する余裕はないだろうし。
 講演を聞いた感じでは、日銀の楽観的見通しを疑問視する質問に、ややむきになって答えたのが強気の見解につながっただけではないだろうか。「売り言葉」に「買い言葉」かな。

その後、知り合いのエコノミストより電話あり。「条件をいじって強引に解除するのではないか」との内容。そこまで日銀は狂っていないと思うのだが…。
とりあえず冷やかしがてらに日銀7階に電話、某氏いわく、「そんな考えが出てくること自体が驚きだ」と、いつものテンションの高い声がさらにアップ。


・水野氏の審議委員就任  
 よく知っているが故になかなか論評は難しい。タカ派とか早くもみなされているが、ここはもう少し様子を見たい。水野氏の就任で少なくとも言えるのは、ある都銀の方の感想だが、「次は俺だと思ったアナリストが何人かいるはずだ」ではないだろうか。これから水野委員のコメントをウォッチするアナリストの方々の思いは複雑であろうと推測される。「無視する」と言う人もいた。個人的には、“緩和演技”を止めるなど正論展開を期待しているが…。
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# by bank.of.japan | 2004-11-12 17:29 | ブログ紹介・お知らせなど | Comments(1)


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