欧州便り
知り合いのディーラー(石川さん)の欧州便り

デンマークの生活より
 いつもデンマークの悪いところばかり言っていますが、どうもこれはデンマークというより欧州の問題かな、という気がしてきました。
 木曜日に息子2人が通う学校の教科担任との個人面談があるというので、予約を取っておりました。当然、仕事がある日なので夕方6時以降を希望しました。しかし、
『数学 16:30-16:40, 社会 16:40-16:50, 英語 16:50-19:00』
と書いてあり、最後の所が書き間違いで、結局外人の先生に夕方の遅い時間をお願いしても無理なのだろうと解釈しました。
 そして、学校へ行って見ると最初の先生がいません。いつもの欧州だな、と思っていると、通りかかった先生が、
「あ、これは僕の字だ。あ、18と書くところを16と書いちゃった」
ザーけんじゃねー。という気力も起きませんが、しかし、あの“自分が専門としないことは、とにかく物事を適当にやってしまう姿勢”には、驚きを越えて興味を覚えます。2時間後にもう一度学校に行きました。
 何が原因でそうなるのか。私はやはり学校教育が問題で、一定レベルの読み書きの能力をつけるなど、日本などアジアで重要視されることが、欧州では軽視されているのだな、と感じます。あるいは、後進国であったアジアは社会の発展のために識字率を上げるなどの努力をしなければならなかったので今だにそのくせが抜けず、欧州は先進国であったために、その余裕を楽しんでいる、という解釈も可能かもしれません。
 いずれは亀がウサギを追い越す時がくるでしょう
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# by bank.of.japan | 2004-11-29 11:35 | 欧州便り | Comments(0)
本日の日経=薄型テレビの…
販売促進のような印象を受けるなあ。
ファミレスの一人当たり単価の下落の方が、消費動向の面ではポイントになりそうな気がする。ちなみに私の家族は生もの系がきらいなので、外食費は平均以下で済むという幸運に恵まれている(笑)。
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# by bank.of.japan | 2004-11-29 11:08 | Comments(2)
「国債時価逃れローン」を妄想(笑わないで…)
銀行は国債運用期間を伸ばしたくない(主として時価会計だから)
銀行は貸出を伸ばしたい

そこで私が会社(SPC)を作る
会社は借り入れし、超長期国債を買う
例・1億円借入、1億円の超長期国債運用
借り入れ金利(固定)=超長期利回りからちょびっとマイナス
買った国債は担保として差し入れ
借り入れの元本返済は超長期満期時に一括

銀行のメリット
・融資が伸びる
・中小企業向け融資である
・しかも正常先(国債担保付き)である
私のメリット
・ちょっぴり利鞘があれば満足
財務省のメリット
・国債がさばける
日銀のメリット
・輪番増額しないで済む

応用編 「国債付き住宅ローン(注1)」、「円投外債時価逃れローン」

問題点⇒思いつきなので計算が合わないかも
      計算が合っても審査が通らない
      そもそもバカらしいアイデアだ etc

妄想に過ぎないようであれば、その点をご指摘頂くと幸い
でも、最近聞いたSPC向け融資って似たようなアイデアだと思うがなあ
借金して都心のマンション投資した方がましですか

注1、このアイデアはある銀行の方に以前お話し、商品企画に回った感触があるが、多分、ボツられたかもしれない。まあ、当然か。
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# by bank.of.japan | 2004-11-26 13:15 | Comments(2)
銀行貸出約定平均金利が△だらけだ
発表は24日。中間決算ラッシュに紛れて注意していなかったが、新規はまだしも、ストックベースは全項目が△(マイナス)記号付き。決算短信より、金利の△ラッシュが銀行収益の実情を如実に物語っているように思うが。債券ポートへの運用圧力がいずれ強まるようなことになりそうな感じだ。
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# by bank.of.japan | 2004-11-25 23:18 | Comments(0)
師匠に説教された件
について書きたい。
昔の知り合い(市場関係者)が集まった飲み会に行った。駆け出しのころ、世話になった方々で、まあ師匠のような存在だ。その中で大師匠である偉い人が私のエントリーを見て、一つの忠告をしてくれた。悲観的な見方がはらむ危険性についてだ。酔っていたので良く覚えていないが、骨子は以下の通り。
・悲観的な見方は若手ディーラーにも共通する特徴。数年前にデビューした彼らは好況を知らないから、これは致し方ない面がある。もっとも、生活がリスク回避的になるためか、ポジションの取り方もマーケットニュートラルになりやすい。例えば、部長が「大きくポジションを取れ」と言うと、部下は「そんな大きなポジション、部長取ってください」となるらしい。
・こうした手法が多くなると、相場はレンジになりやすく、ボラティリティは下がり、オプションを売る動きが強まる。相場はさらにこう着し、レンジを前提としたエキゾ系オプションが流行る。そして、もちあい均衡が崩れると、どうしていいか分からなくなる。株価などその典型ではないのか。
・相場はいいとして、土地の話。悲観的になるのは分かるが、REITに組み込まれる物件は(持ち込む側に)キャピタルゲインが発生し、リタイヤ世代の余暇資金が不動産に流れているのも事実。都心部・都心近郊の銀行保有不動産は開発案件として高値で売れているようだ。不動産が実需で盛り上がるかどうかは合理的に考えるより、むしろマインド次第ではないか。日本人ほどマインドに振れる民族はないし、土地は上がり出すと勢いがつく可能性はある。
・私もこの世界では不況世代。教訓は、悲観論が思い込みとならず、なるべくフラットに物事を見るように務めるべし。
・なお、若手ディーラーを擁護するなら、リスク管理の厳格化や会計基準の強化など制度的な変化があったことも影響しているかもしれない。
・追加。私は悲観論者だが、家計ポジションは大きな負債と価値不透明な不動産を抱えて無謀。地価が上がると、職業的読みは外れるが、家計ポジションは改善する。せこい?、すいません。意図的でなく、たまたまそうなだけで…。
・骨子がずれていたら、大師匠から改めてコメントが入る予定。ですよね?
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# by bank.of.japan | 2004-11-25 01:44 | Comments(10)
通貨発行益独占体がこれをやってしまうと…
希少性の高い特殊券のすり替え。
帳簿上は券の交換だから損失は無い。しかし、希少性の高い特殊券は流通ベースでは価値が高いのが実情。つまり、時価会計の発想では損失は生じる。
法的に責任は問えないかもしれないが、通貨発行益(シニョリッジ)を独占する日銀でこうした券のすり替えが起きるとは。何とも言いようもない脱力感を覚える。
小さな出来心であったにせよ、痛手は計り知れない。
無念。
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# by bank.of.japan | 2004-11-25 01:34 | Comments(8)
メディアウォッチ・本日の日経
「冬のボーナス、3.4%増」、それと「オフィス賃料、東京で底入れ」
いずれも見出しだけ見ると、景気は明るい、との印象。しかし、詳報を見ていくと、???が点灯していく。ボーナス調査は、上場企業と、有力な非上場企業。そして回答企業のうち、製造業が「237社」、非製造業が「47社」。実際の産業構造と比べると…。
 後者も「新築」に限定した話。これも詳報を読むと、全体的にはなお厳しく、そうした中でスポットでの好転が強調されている。品川、汐留、日本橋に林立し始めた高層ビル群。スゴイなあ、というより、大丈夫かあ、と思うのだが。
 記事つくりにおいて、多かれ少なかれある種のバイアスはかかるもので、それは何を一番に訴えるのか、を考える際の主観に左右されやすい。これはどこのメディアでも同じ。日経の場合、不動産と賃金に関しては、(私から見ると)楽観トーンが続いている。立ち位置の違いだろうか。私なら厳しいトーンが主見出しになるが。
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# by bank.of.japan | 2004-11-24 11:26 | Comments(0)
『無能』という言い訳
日経新聞 郵政公社は「個人商店以下」より
分社化抵抗で公社の言い分=複式簿記が分からない、システムが刷新できない=無能を装った牛歩戦術?
そして生田総裁は「最大限の経営の自由度」を要求=無能者なら経営を自由に操れないからやっぱり有能者でしょう
-インプリケーション
このままでは中途半端な分社化にとどまる一方、金融サービスは多角化し、大いなる民業圧迫機関となりそうだ。

やっぱり郵政公社は民営化せず、解体・消滅が筋ではないのか。そう言うと、公社民営化に関わった有識者は「公務員だから解体・消滅できない。だから民営化するんだ」と説明する。ちょっと違うような気がする。

ところで、山下泉理事だ。日銀時代とはうって変わって郵政人を立派に演じていらっしゃる。良心の呵責を覚えながらなのか、それとも成りきったのか。聞いてみたい。
もう一つ。日銀→アクセンチュア→郵政理事のルートは確定なの?
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# by bank.of.japan | 2004-11-23 13:09 | Comments(2)
日銀通りの怪しい商法
数年前、日銀通りを帰る途中、「すいませえん」と呼び止められた。バンに乗った男だった。道でも迷ったのか、と思って近づくと、「売れ残りの商品ですけど、もらってくれませんか」と何やら小箱を差し出す。その差し出し方が余りにも絶妙だったため、思わず小箱を手に取りそうになったが、絶妙さに何か引っかかるものがあり、バン内部から発せられるある種の負のオーラのようなものを瞬間的に感じ取り、「いらない」と言って立ち去った。
 話は終わらない。今年の前半(去年のような気もするが)、また日銀通りで遭遇したのである。もちろん、数年前のことをすぐ思い出し、今度は無視した。今でも気になるのは、「もらってくれ」と言われた物を手にした後、どのような口上が続くのか、ということだ。中味が何なのかも興味がある。時計といった宝飾品だろうか。「売れ残り一杯あるんですけど、これ全部をいくらいくらで引き取ってもらえないか」といった方向に話は展開すると推測されるのだが…。何商法なのか、ご存知の方、ご教授を。
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# by bank.of.japan | 2004-11-22 21:14 | Comments(3)
前FSAのデービスの指摘でちょっと考察
日経金融で英FSAの前理事長、ハワード・デービスがメガバンク復活が本物かどうかに疑問を投げかけている。同調するところは大きいが、コスト削減が甘い、との指摘は考察が必要だ。もちろん、コスト削減余地が大きいのは確かで、それはきっちりやらないといけない。問題は、コストを減らしたからと言って銀行の収益性が劇的に改善するわけではない、ことだ。ざっくり計算で恐縮だが、全銀全体の業務純益が10兆円として、人件費をゼロにしても業務純益は2-3兆円しか増えないだろう。欧米並みの預貸利鞘を確保するには業純を倍以上にしないといけない。収益性向上の面ではコスト削減の効果は知れているわけだ。貸し出し金利が低い意味を本質的に考えていかないと、やたらコスト削減方向にバイアスがかかり、銀行員は「ボランティア」になっていく。別に銀行員の味方をするわけではないが、銀行が儲けられない責任は現場にあるのではなく、経営、行政、マクロ構造に起因すると思われる。
 ときどき銀行の支店にいくが、誰もサボっていない、視界に入る行員の多くは忙しそうだ。しかし、待ち時間は長い。これに対し、欧米商業銀行の窓口(私が海外にいたとき)。待ち時間は長いが、空いている窓口は少なく、しかもテラーはちんたら(札勘が遅い)し、ときどき手を止めておしゃべりに興じるやつもいる。少なくとも前線において、邦銀はまともだと思う。
 どこぞの銀行では、行員に立って仕事をやらせ、お辞儀の仕方を学ばせていた。そういう報道がしばらく前にあった。行員が座って仕事していたから経営が悪化したのか、お辞儀の角度が足りんかったから、経営が悪化したのか。と、問い詰めたくなった私はおかしいのだろうか。再度言うが、銀行員の味方をする気はさらさらないが、金融改革を進めるなら、もう少し現状分析と実務の積み上げをきっちりやった方がいい。
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# by bank.of.japan | 2004-11-22 14:15 | Comments(0)


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