カテゴリ:マスコミ( 36 )
ツィッターの話題から雑感を幾つか=マスコミ、中国etc
 ツィッターより。ツボだったものや、気になったものや、その他の話題などを雑感的に。
①マスコミ関係
ActiveIndexさん
「個人的印象 Bloomberg:やりたいことは判るが、まさかそこまでやるとは信じられない。 Reuter:そうなったのも判るし、その程度だということもよく判る。 Quick:そうなってしまうのは判るが、他にやり用は無かったのか」

朝日新聞さん
「『京セラの稲盛さんが日本航空CEO就任へ』も大きなニュースです。京セラって何だ? 稲盛さんって誰だ? という人にもわかる記事が出ます」→マスコミの想定する読者像として参考になる。いわゆる受動的読者に対してどういう情報を出せばビジネスとして成立するのか、しないのか。現状は絶賛縮小中であります。

②中国
 これはもっぱら私が呟いたもの。預金準備率を引き上げたが、為替をペッグしているので(トリレンマの状態)金融政策の自由度は乏しく、自由になった金融政策運営的な引き締めという解釈は難しい。為替ペッグによる介入で生じた余剰資金の吸収(不胎化)のようなイメージがある。
 で、関連で中国のバブルについて。「窓口指導」で投機を監視・統制しているが、①裁量的であるが故に指導側に過大な権限が発生し、不正の温床になるのではないか②ミクロのマネートラッキングは難しく、迂回されたものまで本当に抑止できるのか③日本も窓口指導下でバブルが起き、当時は外貨建てインパとか指導逃れが横行④規制で縛ったら(総量規制)、住専が炸裂した⑤投機で血なまこになった人間は抜け穴を必ず探すのではないか-などと思った。
 そこで、トリレンマを抜け出して、マクロ的な引き締めを考えたが、複数の方々との意見交換で、①人民元を緩やかに自由化すれば通貨先高感からもっと金が流入するのではないか②利上げしていけば金利高観測でもっと資金が流入するのではないか-といったバブル助長の可能性が指摘され、だったから一気に切り上げ、引き締めとなるが、そしたら経済が死んでしまう、というシナリオも想定された。
 バブルは取り付かれたら崩壊するまで離れない。子泣き爺さんのようであります。 

③強制捜査
 鹿島まで入った。どうなるんでしょう。
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by bank.of.japan | 2010-01-13 22:07 | マスコミ | Comments(5)
記者クラブ開放のビジネス的側面の考察
 しばらく前、ツィッターで記者クラブの開放問題をつぶやいていたので、そのまとめをこちらでやってみたい。私がこの問題で関心があるのは、このエントリーに関連するが、開放後のビジネスモデルである。ここでは対象となる記者クラブを官公庁に絞る(つまり政治経済ニュース)が、誰でも参加できるようになれば、果たして誰が生き残るのか。
 まず、現状である。マスコミは「記者クラブ」をベースに取材し、マス向けにニュースを流している。一部はマーケット向けに実務的なニュースを流している。で、儲かっているのか。ダメである。どこも苦しくて悲鳴を上げている。ニュース量が減って、売り上げが落ちたのか。違う。むしろニュース量は政変やら金融危機の余波で増大しているかもしれない。主因は、広告収入が落ちていること。ニュースに関係なく、企業は金を払ってくれない、払う余裕がないのだ。
 新聞社は個人にニュースを売っているが、広告収入の減少をまさか新聞代の値上げで補えるはずもなく、発行部数は落ちる一方だ。簡単に言えば、既存マスコミはどんどん儲からなくなっているわけだ。
 で、新規参入組である。個人かもしれないし、異業種かもしれないし、ベンチャーかもしれない。いずれせよ、取材に参入した人or組織は、まさかタダ働きするはずはないのだから、記者クラブ開放をビジネスチャンスとしてみなしているのだろうと思う。NPO的な動機でもよいが、それでも法人なら人を雇うコスト、または個人なら最低銀餓死しないだけの収入は必要なはずだ。
 新規参入組にとって幸いなのは、既存マスコミを反面教師にすればよい、ということ。つまり、より少ないコストで取材し、人々が金を払うニュースを安いコストで提供すればよいのだ。そのためには、①スクープは狙わない②マスコミとは違う切り口のニュースを書く③ネットを利用し、校閲・整理部を無くす-がポイントとなるだろう。
 ①は、スクープの大半はいずれ明らかになる事実を早く報じるもので、そのために夜討ち朝駆けなどで膨大なコストがかかっているため。②は、既存マスコミとの差別化のため。③は、ニュースが人々の手元に届く間のコストが莫大なため(多少の誤字脱字や変換ミスをなくすために別な人を雇うのは無駄でしょ?)。
 以上をクリアして画期的な取材モデルと画期的なニュースビジネスを考え出したあなたは、新たなマスコミ王です。初期的には、クラブ開放で物珍しさからたくさんの参入があるかもしれないが、いずれにせよタダ働き的な取り組みは長続きしないので、大半はあっという間に消えていくでしょう。

ps あなたの考え出したモデルが画期的でも、模倣が簡単なら既存マスコミが取り込むので、競争は厳しいでしょう。また、あなたの考えた画期的なニュースが売れないとしたら、もはや人々はニュースはタダで読むものであり、金を払うぐらいならニュースはいらない、という風土なのかもしれません。この場合、「マスコミ」(大衆向けの政治・経済ニュース)はビジネスとして終了。

ps2 一般論として、パイが縮む市場で生き残る方法は、より弱い会社が死ぬのを待つこと。このため、体力のあるメディアが生き残り、市場の寡占化を図る。このとき、ニッチ的に生き残る空間はあるので、そこがチャンスと言えばチャンス。大部隊の正規軍が無敵となる広い大通りに迷い出たりせず、路地裏の暗闘で勝つ方法を見つければよい。
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by bank.of.japan | 2009-10-20 21:19 | マスコミ | Comments(20)
あるメディアが記者クラブを除名されたら…=逆説的だが、超強力なメディアになるかも
 ツィッターで「記者クラブを楯にして新聞を有料化しようと企てる人たち」というエントリーを知った。まあ、そういう考えもあるのだろうなあ、との感想を抱きつつ、ちょっと別なこと考えてみた。談合に参加せず、記者クラブを除名されたメディアの行方である。
 エントリーでは「新聞社お家芸の『記者クラブからの締め出し』をすれば、その社には情報が入らなくなる」とあったが、この情報が公的機関のものなら、別に記者クラブにいなくても不便はない。各機関のホームページで開示されているからだ。この点は日銀も同様で対外発表において記者クラブも一般向けも差はないと思う(詳細な照合は行っておりません)。
 一般的に記者クラブだけに重要事項が発表されることはまずないのではないかと思う。重要なことであるほど一般向けにも発表するはずで、調べたことはないが、多少タイムラグが生じ得る程度ではないだろうか。日銀もほぼ同時のタイミングで発表している(アクセス度合いで差はあるかもしれないが)。
 で、除名されたメディアのしのぎ方である。ここでは公的中心&金融経済に焦点を絞りたいが、記者クラブを除名された会社は目先は困りはしないだろうと思う。除名と同時に公的組織への出入りが禁止になるとは思いにくいからだ。除名されても、メディアとしてのプレゼンスがあるなら、相手も取材には応じるだろう。
 このとき、当該メディアが思い知るのは「人とのコンタクト」の重要性ではないかと思う。「記者クラブ」は記者を短期間でぐるぐる回すメディアには便利なシステムで、取材が容易になるインフラという側面が強い。従って、除名されたメディアは既存のつながりを一層大事にし、その後の人的ネットワークも非常に大事にする取材体制にすると考えられる。
 必然的に記者を短期で回すことは避け、ある程度分野を絞った長期ローテーションにならざるを得ない。この点、私が一番脅威に思う存在はやはり日経新聞である。産業分野も含めた人的配分は圧倒的であり、除名されても単独でクラブに匹敵するプレゼンスがある。長期ローテーションやられたら圧勝でしょう。
 個人的な印象だが、日経新聞は過去10数年、部数を伸ばそうとしてか、結果的に一般紙化する方向が強まってきたと感じる。ターゲットとするリテール水準をどの辺に置いているのか分からないが、現場記者はオン・オフ含めてかなりの情報量を持っているはずで、マスリテールに合わせた紙面化によって膨大な情報量が切り捨てられているのではないか、と感じる。そうだとすると、もったいないことである。
 記者クラブはなんだかユーロのように思えてきたなあ…。
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by bank.of.japan | 2009-08-17 22:31 | マスコミ | Comments(8)
「官僚たちの夏」の雑感=報道局と制作局の官僚観
 TBSドラマの「官僚たちの夏」、偶然少しだけ見てしまい、ツィッターで「最近の経産省、産業界にお金入れるようになって権力が復活し、暑い夏になっているのかなあ、と思った。社会主義っぽいですがね(苦笑)」とつぶやいたのだが、視聴率は結構良かったようだ。番組内容は実際とは違うのだが、官僚が格好良く描かれるドラマがそれなりの人気を集めたのは、一般視聴者の官僚観はそんなに悪くもないのかなと思った。
 マスコミ報道では、「官僚は批判対象」というのがデフォルトで、やたら叩かれる。一方、ドラマでは佐藤浩市という渋いスターが官僚役を演じ、視聴率は健闘した。報道局は官僚を悪役視するが、制作局(ドラマを作るところ?)はスターとして登場させる。ネット界隈では官僚批判が目立つのだが、スター官僚が活躍するドラマを作った制作局が結果を出したのは、一般の官僚観はむしろ良いのかもしれない。官僚はしようもない人種である、との見方が定着していれば、この手の番組は受けない、制作局も作らないだろう。
 報道局の官僚叩きは「あくまでもニュース構成上のお約束に過ぎない」と一般の視聴者はクールに受け止めているのかもしれない。日本は全般的に社会主義的な色彩が強く、なんだかんだ言っても官頼みの風潮にあると思う。官僚のみなさん、意外と頼られているのが実情でありますので、報道は不愉快に思うかもしれませんが、国益のために頑張って頂きたい。これだけ政治が流転しても行政機構が他国対比で円滑に運営されているのは、官僚の質が高い(高過ぎるかも)からでありましょう。
 しばらく前、欧米某国の大使館で懇親会があり、そこの某公使が「また官僚大異動の季節がやってきた。誰がどこいったか分からない。この大異動、信じがたい」と嘆いていたが、それでも混乱なく行政は動いている。日銀も今年は企画役級を中心に大異動(週明け発表の模様)があるが、何事もなく運営されていく。大異動でも支障なく組織を運営するのは一つの訓練かもしれんが…。
 
・日銀マン&ウーマンにとっての「官僚たちの夏」は、これはやはり複雑な作品である。故・城山三郎氏は通産官僚を憧れの対象とする小説を書いたが、中央銀行に関しては実に暗い「小説日本銀行」(名作ではある)を生み出した。日銀・経産省、どっちも権限があまりないと言う意味では似たり寄ったりの存在なんだが、小説は対照的である。まあ、中央銀行員を格好良く描くにしても、業務が専門的過ぎて一般受けしないので、さわやかなドラマにはなりにくいすね(苦笑)。
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by bank.of.japan | 2009-07-11 17:29 | マスコミ | Comments(20)
Mark Thoma教授が推奨される理由=経済マスコミ不要の象徴?
 しばらく前、The Baseline Scenarioというブログが「The Importance of Mark Thoma」というエントリーをアップしていた。当ブログでも時々取り上げるEconomist's Viewを主催するThoma教授を高く評価したものだ。理由は、①大量の経済ニュース&材料を多角的視点で厳選し、引用を長くして紹介してくれる②(紹介だけでなく)教授自身の見解もしっかり持っている③見解が異なる人々も楽しませようとしている④新たに登場するブロガーも歓待する-など。実際、私も重宝しており、FedウォッチャーのTim Duyを知ったのも教授のブログであった。
 さて、評価される理由を眺めると、教授がマスコミ機能(ニュース・材料・主張の選別・編集&解説)を果たしているのが分かる。一般的に、経済学の教授は専門とする分野の研究に打ち込み、金融経済のリアルな動きのフォローはマスコミが担う、という構図になる。しかし、マスコミの領域に教授のような専門家が登場すると、もはやマスコミの出番はない(少なくとも金融経済の分野では)。Thoma教授はやや経済学に軸足があり、私がもっぱら参考とするのは金融政策関連のネタに限られるが、(私にとって)足りない部分はCalculatedRiskやnaked capitalismで補完され、これらを見るだけで十分な材料が得られる。
 では、われわれ経済マスコミの機能としては何が残るのか。より広範にニュースをカバーする? 既に多くのマスコミが大量のニュースを吐き出しており、その大半は恐らくは粉塵に過ぎず、そもそも経済系ブログがニュースを厳選してリンクを張っているので、迅速性を無視すればブログを見る方が簡単だ。しかも、ニュースを吐き出すビジネスは急速に無料化しており、洗練された読者は官庁や企業のサイトに直接アクセスしていくだろう。スクープを狙う? これは打率の維持が容易ではなく、かかるコストも膨大である。しかも、スクープは出した瞬間に価値を失い、他社のスクープを素早くキャリーする方がコストパフォーマンスは高い。
 いろいろ考えると、経済マスコミが存続できる空間・方向性はかなり狭まっており、おそらくは「マス」であること自体が存続を否定しているのではないか、と思ったりする。なかなか厳しい状況であります。
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by bank.of.japan | 2009-07-08 22:05 | マスコミ | Comments(5)
政権支持率の低下は咀嚼が難しい=政局×マスコミ×世論のランダムウォーク
 内閣支持率の急落が報じられたが、この結果はやや面食らった。辞めた担当大臣の正義が支持された理由が咀嚼不能でありました。思わず、「俺っておかしいのか」と自問したほどであります。まあ、こちらの方の見解に激しく同意であり、さらにこちらの方の見立てに大きくうなずき、ちょっとさかのぼればプロ筋の見方にやっぱりね、といった感じでありましたので。そもそも、大臣が入札にいちゃもん付けたとき、私はこれで一番得するのはオリックスではないかと思ったほど。だって、リーマンショックで不動産爆落中であり、仕切り直せば高値掴みから解放され、待てば待つほど買い叩けるからである。
 ところが、世論はそうは見なくて、大臣の「正義」を買ったようである。これに関連する報道、見ちゃうと気分が悪いので、あえて避けていたのだが、ときどきチラッと見てしまったテレビの画面などマスコミ的にはおいしい(=絵になる)よなあ、とは思っていた。政局が渦巻く中、おいしい絵を流す報道、そして人は理解したいように物事を理解する、という組み合わせの結果としての支持率であったのでありましょう。
 ランダムウォークするマーケットに理屈で戦うのが時に不毛であるように、この支持率は一つのプライスとして受け止めなきゃいかんのでしょうね。まあ、郵貯民営化に対する圧倒的支持も私は良く分からなかったのだが、その真逆の良く分からないことが起きている、ということでであろうか。私は、ご案内のように郵貯民営化には反対だったのだが、そうは言っても火中の栗を拾った形の西川さんは梯子外されるリスクを背負ってよくやっていると思う。
 政局を意識したパフォーマンスを、表面的かつ単純なおいしい絵柄で笛を吹くマスコミによって、世論のランダムウォークが超増幅された典型的なパターンとしてとりあえず記憶しておきたい。ランダムウォークも超長期の傾向としてはフェアと思われる方向に行って欲しいと願う次第であります。一時的な大きな振れは民主主義のコストということでしょう。
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by bank.of.japan | 2009-06-17 21:12 | マスコミ | Comments(43)
経済番組を矯正する方法=米ブロガーのマスコミ見直し論
 金融経済ブログで有名なThe Big Pictureがバブル生成・崩壊におけるマスコミ報道の見直しに関連し、テレビ経済番組の矯正方法を提案していた。矯正対象として槍玉に挙がっているのがCNBC。どんな報道をしていたのか、私は事情に疎いのだが、関連のエントリーなど参考にすると、眉をひそめるような煽情報道がかなり目立った感じである(詳しい方、ご教示を)。
 矯正すべきポイントを幾つか紹介すると、以下の通り。
①わめくのを止めろ。(話を)さえぎるな
 Jerry Springerの番組じゃないんだから。人々の引退生活や資産運用がかかっており、シリアスに取り組むべきだ。
②滅多に会えない、アクセスのしにくい人物を出して欲しい
 例えば、Warren Buffett氏などへの思慮深いロングインタビューは良い番組だ。こういうのがもっと増えて欲しい。
③リスクについて十分に語れ
 すべてのトレーダーは潜在的なロスを肝に銘じる必要がある。ストップロスやリスク・リターンについて十分に説明せよ。
④シグナルとノイズを峻別せよ
 日々の動きの大半はノイズに過ぎない。長期のトレンドを見よ。一つ一つのデータやニュースの切れ端、うわさ、などといったものは重要ではない。そういったものをあたかも重要であるかのように取り上げるのは止めろ。
⑤事実の確認
 報道される多くの事象は権威付けがなされるが、大半はジャンクな作り話に過ぎない。事実を可能な限り、チェックしていくべきだ。
⑥発言に責任を持て
 多くの番組で金が失われるような場面がしばしば見られる。ゲスト発言をトラッキングしないのか。連中は万年ブルか、ベアなのか。銘柄選別はどうなのか。信頼できるのか。できないなら、誰がそうか教えてくれ。
⑦効果音がやかましい。静かにしてくれ
 場面が変わるたびにエグイ音が伴うのはなぜだ。テレビゲームじゃないんだ。音を消せ。
⑧銘柄選別しても大抵負ける
 これは普通のことだ。そのことを視聴者に教えるべきだ。
⑨ブルorベアの議論は止めろ
 マーケットには微妙さと移ろいやすさがあるだけだ。
⑩視聴者は大人だ
 無知扱いするのは止めろ

 最後の項目は意訳だが、上記の指摘はことごとく正しい。ただ、The Big Picture氏はプロであり、マスコミにはハードルの高い要求であろう。この手の番組はショー化していた面もあり、ある意味では経済をテーマにした娯楽番組でもあったのかもしれない。上記の指摘は金融的には正しいものの、テレビに娯楽を求める視聴者にはつまらないもので、または売りか買いか、儲かる株はどれか、を指南されたい個人投資家には物足りないであろう。番組として成立するほどの視聴率を稼げるのか、かなり難しいように思う。NHKですらうざいと感じるときがある私自身は歓迎であるが(まあテレビはほとんど見ませんが・苦笑)。
 なお、The Big Picture氏は経済マスコミの在り方については強い問題意識を抱いており、上記のエントリーのほか、あれこれやと取り上げている。こういう動きがあるのは羨ましく思うと同時に、ウォッチしていきたいと思う。
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by bank.of.japan | 2009-06-11 20:58 | マスコミ | Comments(12)
新聞番組欄の異変?=フジがテレ東の居た場所に鎮座するのはなぜ
 今頃気が付いたのかと呆れられるのかもしれないが、新聞の番組欄が再編されていたのですね。驚きました。番組欄をチェックするのは土日ぐらいのもの。週末は、TBSの「情熱大陸」を良く見ており、今日は誰が出るのだろう、と思って日経新聞を開いてみた。
 で、いつもの場所にあったのは宇宙船地球号(テレ朝)。何じゃ、これ?、おかしいなあ、目が変になってしまったのか、と。最近、老眼がひどいもので(苦笑)。よく見たら、情熱大陸は真ん中辺にあり、番組欄が変わったことに気が付いたわけです。
 民放の順番は左から日テレ→テレ朝→TBS→テレ東→フジとなっていた。まさかチャンネルが変わったわけでもないだろうに。この順番、何ですかね。よく分からない。それにしても超違和感のある並びである。フジがテレ東の居た場所に鎮座しているなんて。番組欄は左から4、6、8、10、12とチャンネル順に並んでいるものである、という定理が頭に入っておりますので。これは慣れるのに時間がかかりますね。

追記 たまたま読売新聞のテレビ欄見たら従来通りでした。日経だけですかね。
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by bank.of.japan | 2009-05-10 21:51 | マスコミ | Comments(8)
赤い新聞(FT)の反省で思うこと=気持ちは分かるが…(追記あり)
 himaginaryの日記さん経由で英FT紙(赤い新聞)のエディターがバブルの危険性を見抜けなかったことを反省しているのを知った。内容はhimaginaryさんがまとめていらっしゃるので、そちらをお読み頂きたい。私自身は、世界の経済報道をリードするメディアとして、木鐸機能を果たせなかったことへの後悔の念は良く分かるが、かといって木鐸意識を強く持つ必要はないのではないかと思った。
 下のエントリーにも関連するが、イエレン総裁が詳しく述べているように①バブルかどうかは優秀な人材が集まった中央銀行でも良く分からない②白川総裁が述べるように破裂してもすぐには分からない-ものであり、「to be the canaries in the mine」、即ち経済メディアが炭鉱のカナリヤのような役割を果たすのは至難の業であろう。バブル生成を察知し、警告まで発するにはメディアが中央銀行や経済学者、金融当局者よりも先読みに関して優秀である必要があり、そうした人材の確保は現実的ではない。
 仮にFTがこれから木鐸役になろうと努力しても、マス媒体である以上、うまくその役を演じられるかは疑問のような気がする。まず世界中にちらばる多くの末端記者が木鐸的な観点を持ちながら取材するのをうまくコントロールできるのか疑わしい。記者はそれぞれの分野でストレートニュースのネタを追っている動物であり、それぞれに木鐸機能を埋め込むのは容易ではない。
 無理に木鐸役を果たすと、恐らくは経済が成長する局面ないしはアセット価格の上昇局面において逆張りの編集方針を取ることになりかねず、このスタンス自体が偏向報道となってマス読者を誤らせる恐れもあるだろう。下のエントリーでもちょっと触れたが、妙に清貧的な風潮を広めるようにも思う。または、オオカミ少年のような存在になって信頼をなくす恐れもある。
 私個人としては、マスコミは得てして人々の期待の振幅を大きくする作用が大きいので、「妙に煽らない」ということで十分であろうと考えている。これは実はマスコミにとってはかなりハードルが高い。「見出しでの勝負」をかなりあきらめる必要があるからだ。大勢の読者の目を引く見出しを無理にひねり出すことはしない、それだけで随分と世の中は静かになるような気がする。
 まあ、この点に関しては、マスコミは読者数や広告料に比べて明らかに超供給過剰なので、そのうちどんどん淘汰され、それに伴って煽情度合いも薄まるので、ほっとけばいいという気もする。この場合、マスコミの寡占化によって情報が統制されるリスクがあるか? 私は心配していない。既にネットが伝統的マスコミを代替する機能があるからだ。情報媒体のバランスが良くなるんじゃなかろうか。

ところで、バーバー氏の以下の書き出しは私もこちらで述べたが、激しく同感です。
「These are the best of times and the worst of times to be a financial journalist. The best, because we have a once-in-a-lifetime opportunity to report and analyse the most serious financial crisis since the Great Crash of 1929. The worst, because the newspaper and television industries are suffering, not only from the shock of a recession but also from the structural shock of the internet revolution」

追記 バブル回避の難しさについては、ご覧になった方も多いかもしれないが、磯崎さんのこちらのエントリーが非常に参考になる。過去データをいくら充実させても、予見しなかった「黒い白鳥」が突如表れてみんなびっくり、ということになると思う。明日は今日と同じ日になる可能性は高いが、しかし違う日になるかもしれない。私の人生はブラックスワンだらけで、もう本当に大変です(苦笑)。草薙君もいつもの酔っ払いになる日が、突如として逮捕されるブラックスワンな日になってしまったのでありましょう。高橋洋一さんもブラックスワン的な運命だと私は思っております。
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by bank.of.japan | 2009-04-28 22:09 | マスコミ | Comments(10)
「ブルガリ割り」に感心した=テレ東番組、その他雑感
 NHKスペシャルは意図的に見なかったが、テレビ東京の「ルビコンの決断」(昨夜10時)は偶然にも見てしまった。リーマン破たんの舞台裏を再現するドラマとか不意に現れたら、まあ避けようがないのです(苦笑)。で、印象に残った(唯一の)シーンは…。
 元社員のタケダ君(仮名)が羽振りの良かったころを回想するシーン(必要性のない場面と思ったが)。以下の感じ。

妙齢の女性が揃った高級?そうなクラブ。
タケダ君は同僚らと接待。
同僚の一人、「新しいカクテルを作ってあげる」とホステスらに豪語。
ホステス、喜ぶ。
同僚、ホステスの酒の入ったグラスを取り上げる。
同僚、時計を外してグラスに投入。
ホステス、驚く。
同僚、「ブルガリ割りだよーん!」
→ブルガリの時計を入れた。驚いたことにホステスが飲んだ。
「これは実話です」というテロップが流れる←思わずワロタ、倒れそうになりますた。
ところで時計のブランドに詳しくないのだが、ブルガリは有名ですか?
酒に入れちゃうと壊れるのですか?
入れたブルガリ、ホステスに上げちゃったのだろうか?

激しく脱力した数十分でありました…。上記シーンもあり、ギャグっぽい印象を受けたんだが…。

その他雑感
・NHKが不可解なまでに大々的に草薙氏の件を報道。その中で、なぜか専門家が「泥酔」を解説。意識がないことを「ブラックアウト」と言っていた。テロップで「ブラックアウト」の文字が出たとき、職業柄か、日銀も来週から「ブラックアウト」になるなあ、と思った。日銀、意識不明になるのですね(笑)。そういえば、昔、タクシーの運転手さんを殴った人がいましたね、あれもブラックアウト中だったのかあ。

・某大臣、「最低の人間」と発言。←いやいや、あなたの言動も最低なまでに変よ。神田周辺は特に週末は大臣的には最低級のサラリーマンが多いのだが…。

・寛容さがなくなってきた感じですな。これはもっぱらマスコミの反応がそうなのかもしれない。マスコミ報道の煽情激化は、経済的にはかなり危険な状況ではないかと思った。米ハーバード大学のニーアル・ファーガソン(Niall Ferguson)教授の警告がちらついた。
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by bank.of.japan | 2009-04-24 21:54 | マスコミ | Comments(31)


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