本日の決定会合、隠れた見所=企画課長(在任最長)の最終登板でした(追記あり)
追記 原油、かなり下がってるみたいです。米景気減速への懸念が要因らしい。やっと反応し始めたのだろうか。このまま沈静化して欲しい。沈静化しろ、ですね。

 本日の金融政策決定会合は、情報発信の拡充(白川さんらしい取り組み)が決定され、これに伴って結果発表が従来と違う形になったりして、普段よりやや賑やかな決定会合であったが、隠れた見所はやはり内田眞一・政策運営企画総括(昔の企画課長)の最終登板(発令は明日みたい)であった、ということでしょう。まる4年間の登板でありました。その前は企画の筆頭調査役だったので、実質5年の登板と言えなくもない。一般的に課長在任は2年、頑張っても3年と言われ、新法下では間違いなく最長。旧法時代も含めても最長かもしれない(戦後最長?)。お疲れさんでした。後任(発令済み)は加藤毅企画役です。よろしく。
ちなみに新法後の歴代企画課長は以下の順(カッコ内は今の担当)。
①山本謙三氏(理事)
②雨宮正佳氏(企画局長)
③櫛田誠希氏(総務人事局審議役)
④内田眞一氏
 ここで面白いことに気が付いたが、手がけた金融政策を勝ち負け論(引き締めが勝ち、緩和が負け)で見ると、①負け②勝ち&負け③負け④勝ち-ですね。たまたまの結果でしょうが…。

その他雑感
・情報発信の拡充 マーケット的には歓迎されるのではないでしょうか。某社レポートでは「情報発信の拡充によって市場が当局の意図を的確に読み取り、将来の政策金利の経路が資産価格に織り込まれれば、政策効果は高まる」と評されております。事務方はちょっと大変でしょうが、頑張ってください。
・記者会見 無難であったと思う。後半、メチャ眠かったです(つまり良い会見であった、ということでしょう)。「GSE大変だ大変だ」みたいな質問、やっぱりありましたな。
 ところで金融庁さん、ここぞとばかりに調べておられるようですが…。既に毎月色々報告することなっており、聞かれる方としても「何だかなあ」みたいな受け止め方のようですよ。当局が妙に動くと、上記のように「大変だ!」とはしゃぐ報道が跋扈しますしね。わが国はかつて相当の修羅場をくぐって不良債権を大量に処理した経験があるじゃないですか。ベテランであるからこそ、泰然自若としたらよろしいのではないでしょうか。本邦金融機関がそれなりに持っているのは自明ですし。むしろ米政府に「おまえら、しっかりやれよ。大丈夫なんだろうな。迷惑かけんなよ」と注文つけて欲しい(そうしているのだと信じます)。
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by bank.of.japan | 2008-07-15 20:51 | 日銀 | Comments(14)
Commented at 2008-07-15 21:05 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by bank.of.japan at 2008-07-15 21:27
椿ラインさん、どうもです。内田氏にはレクの最初に「最後だから一言どう」と声かけたのですが、いつものクールスタンスでありましたね(苦笑)。S60年入行組が支店長年次になり始めましたね。行く人、来る人、続投、いろいろです。
Commented by onimal at 2008-07-15 23:14 x
>>金融政策を勝ち負け⇒引き締めが勝ち、緩和が負け
この定義は正確なものなのでしょうか?
もしそうだとしますと、緩和する理由が見当たらないのですが。
(だから緩和渋っているんですか、わかります)
個人のブログではありますが、かなりの知名度を誇る訳ですし、正確を期すに越したことはないと思います。

>>情報発信の拡充
なのですが、会合後の記者会見をHPですべて公表する(質問する記者の名前が分かるように)予定とかはあるのでしょうか?情報ベンダーでは見れますが。
Commented by 害債 at 2008-07-15 23:43 x
今回の某経済紙の報道は、比較的冷静だったと思いますが、各金融機関の保有高を報告させた時点で金融庁やらほかの報道機関やらいろいろ動かしてしまったみたいで、現場はえらい迷惑しております。ここまで持ってしまったら日本だけじゃない問題でもありますし、逆に無言の凄みを利かせるぐらいの度量が報道機関にも金融庁にもほしいものです。
Commented by bank.of.japan at 2008-07-16 01:06 x
onimalさん、どうもです。遊びの議論です。失礼しました。知名度があるのだとすると、ありがたいことです。
 質問者が分かるようにするのは、ある種のけん制が働いて、いいかもしれません。

害債さん、どうもです。一つの報道は、チェーンリアクションを引き起こすケースがありますので…。まあ、他国のことでもありますし、ここは泰然自若とするのがいいのかもしれません。
Commented by PK at 2008-07-16 20:54 x
突飛ですが、石油の無機起源説が実証された場合の、相対価格の大変動と国際政治の変動を予測することも大事ではないかと思います。
以前リビアの石油についてのNHKの番組を見ていたとき、外人の技術者が地球に向けてオツ面の地層を探していたことやブラジルの油田発見など考えていて、私はどうも無機起源説が正しいように思われました。
現在油田探索に携わっている人は仮説は仮説として無機起源説を受け入れて実践的に対応しているのではないでしょうか?
そうすると現在の経済状況がまるでひっくり返ってしまうので、ボケッとしているとまたニクソンショックのような羽目になってしまうのではないかと心配です。
Commented by osome at 2008-07-16 23:28 x
今日、エネルギー業界の講演録を読みました。
近年、石油・ガスの消費量が伸びているのは、国民に安価に支給して国が逆ザヤを被っている国と産油国だそうです。油価高騰は逆ザヤの拡大をもたらすけれど、そういう言わば「民度の低い国」は大幅な値上げが社会不安に繋がるため、財政赤字を出しながらも政府は辛抱しますから、実は消費量は伸び続けているみたい。また今は、しょぼい国家もドルが安く簡単に手に入るものだから、赤字の拡大に耐えられてしまうのでしょう。

マーケットメカニズムは、ことエネルギー資源に関しては働かなさそうに見えます。
Commented by bank.of.japan at 2008-07-17 00:45
PKさん、どうもです。無機起源説についてはよく分からないです。そうであるなら供給ショックは消滅ですね。

osomeさん、どうもです。逆ザヤの拡大にはいつまでも耐えられないと思われるので、そういった国々は緊縮財政やるか、通貨価値が激しく落ちていくような気がします。最終的には需要減退という形になりそうですが…。
Commented by グレートブリテン at 2008-07-17 05:24 x
確か5月ごろでしょうか、中国が原油(ガソリン?)に対する補助金を減らして一時的に需要減少を期待して相場が下がったことがありましたね。
原油はこれまでの米国景気悪化懸念→ドル安→原油によるヘッジ という流れから一転、昨日はBernankeの発言による米国景気悪化→原油需要減退による価格下落→ドル安ユーロ高から反転してドル高ユーロ安 と動きました。今日も供給余力があるというニュースで下げましたし、ファンダメンタルズとしては本格的反転の兆しにも思われます。
ただ、結局イランやロシア関連の地政学的リスク関連でまた逆戻りというリスクもあるかもしれません。
Commented by PK at 2008-07-17 06:56 x
日本海の地震起こす構造線みたいのがありますが、あのあたりは深層油田があるんじゃないですか?
ブラジルの油田開発のテレビでも、地層の亀裂を探す議論をしていたように見えました。
Commented by osome at 2008-07-17 10:58 x
本石町さん、レス付けていただきありがとうございます。
ところが昨今は、石油に補助金をつけている国や産油国に世界の工場が集まったりしていて貿易黒字国が多い。なので、そういう国の通貨はドルに対して現実に切り上がっています。これまで、エネルギーを安価に手に入れ繁栄を謳歌してきた先進諸国は、私には「蜘蛛の糸」の少し高い所にぶら下がっているカンダタのイメージです。画期的に新しいエネルギーを手に入れる努力が必要でしょうね。

PKさん、
エネルギー資源の問題に関しては、PKさんはあまりにも素人過ぎるので、あまりコメントされない方が御為かと思います。文章がほとんど意味を為していません。
Commented by Pk at 2008-07-17 12:39 x
素人なので言ってるんです。専門家の人は言わないでしょうから。
俗説として、こういう説を広めようと考えていっています。
日本は黒字なので資源があっても手をつけないと思いますが、それでも調査はしておくべきです。
石油の出るカリフォルニアは大陸から分離しかけている昔の日本と同じです。石油が地下からやってくるなら、山脈があって地下も逆漏斗状になっている、亀裂のある場所(日本海は裂け目ですよね)。
北米プレートとユーラシアプレートのぶつかる北海道の西側の構造線一帯。実際に勇払ガス田とか出てます。最近日本国内で見つけたガス油田は大深度で埋蔵量も大きいそうです。
「ちきゅう」がアングロサクソンの要請でインド洋に言ってますが、襲撃されたりして。
Commented by osome at 2008-07-17 15:05 x
PKさん、
相変わらず聞きかじられた単語は並んでいても、文章が全く意味を為していません。何のために「俗説として、こういう説を広めようと考えて」おられるのですか?
あと、どういう現象をどう解釈して「無機起源説が正しいように思われた」かだけ述べていただけますか? いろいろ聞きかじり単語・術語を散らかしてごまかすのは無しでお願いします。
Commented by bank.of.japan at 2008-07-17 22:15 x
グレートブリテンさん、どうもです。需給(の弱い)材料に原油が反応し始めたのは価格沈静化の予兆と期待したいです。このまま上がり続けると、かなり恐ろしい経済調整になりそうですので。

osomeさん、どうもです。産油国から課税された状態の先進国にとって立場逆転の最もよいシナリオは化石燃料依存から脱却できる新技術なのは確かです。そういう技術が生まれるのは簡単ではなさそうです。一方、産油国などは今は繁栄してますが、バブル的要素が強く、それはそれでいずれバブル崩壊に伴う沈滞局面に見舞われるのではないか、という思いもあります。
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