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スーパーな人材の流出で思ったこと=官僚機構の在り方(妄想です)
 最近聞いた話だが、霞ヶ関某省の将来を嘱望された(ウルトラ級の)スーパーな人材(若手)が辞めたらしい(伝聞なので未確認)。それからしばらくして、今度は日銀のスーパーな人材が辞めたという話を聞いた。この「二頭脳」流出で、普通のエリート数人分の偏差値が公的部門から失われたわけだが、この流出が妙に印象に残ったのは、二人の行き先がどうも同じであるらしいため(大手の法律事務所)。偶然でしょうけど…。
 「流出」は、官僚批判のせいというより、もっとやりがいのある仕事を見つけた、という個人的な理由に基づくものだと思う。ただ、最近の公的部門(含む日銀)からの人材流出のバックグランドとして「官僚批判」は無視できないのは確かで、まあいくらやりがいを感じた仕事でも、何事につけて批判されたら、普通はやる気しない。他の仕事にやりがいを見出せば、簡単に辞めてしまうであろう。続きを書く前にコメント頂いてしまいました。財政関係のご意見もありますが、ここでは官僚機構に絞って“妄想”的に思ったことをつらつら書いてみたい。
 官僚の方々のブログはよく拝見しているが、その中で最近関心を引いたのはさよなら絶望官僚さんの「厄日」というエントリーである。政治家先生に怒られた話ですね。これは私も見聞きしている。結構凄い現場もあり、日銀でも某案件で某幹部が政治家先生の集団からタコ殴り状態で罵倒され、壁耳していた私の同僚は、解放されて部屋から出てきた某幹部の様相が尋常でなかった(顔面蒼白、汗びっしょり、倒れそう)ので、思わず「大丈夫ですか」と声をかけたこともある。
 まあ、罵倒に慣れたベテラン官僚氏にはどうってことないのかもしれないが、私には「罵倒する」意味が良く分からない。一般的に罵倒を浴びせるのは、相手がひどいことをした場合で、「政策の説明」が罵倒を伴う必然性はない。疑問があれば普通に聞けばよいし、おかしなところがあれば、国会で質せばいいように思う。
 本来、官僚は国会で成立した法律を執行する立場に過ぎず、「ただの仕組み」であろう。でも、実際には政策立案に深く関与し、また深く関与できるほど政策立案能力が高く、政権政党の頭脳をかなりの部分担い、だからこそ政権がころころ変わっても、まあそれなりに混乱もなく国が回る、という感じであろうか。
 政治家先生の少数だと思うが、それでも罵倒を浴びせる向きがいるのは、ある意味官僚機構が優秀であり、恫喝によって政策立案に影響力を及ぼし得る、という期待があるからではなかろうか。(妄想的ながらも)この見立てに沿えば、優秀であるがゆえに罵倒されるわけで、逆説的だが、官僚機構はどんどん無能になればよいのかもしれない。
 現場が優秀だから経営がダメなのではないか、というエントリーを以前書いた。官僚機構が優秀だから政治がダメで、だから罵倒する輩が耐えないなら、罵倒しても仕方がないほど官僚機構は無能になり、それだけ無能になれば、もしかしたら政治がまともになるかもしれない。政策を聞いても要領を得ない、まともに政策が立案ができない、やたら間違いが多い、根気がなくて残業しない、いろんな陳情をさばけない、質問を通告しても質問の意味が分からない。
 ここまで落ちれば、政治家先生も「こりゃいかん」と思って、官僚機構がまともに機能する仕組みを作り、政策論争・罵倒合戦は基本的には政治家同士が行い、国会答弁にまず官僚が立つことはない、という方向にいくかもしれない。官僚機構が無能化する過程では国民生活も大変な不便を余儀なくされるが、まあそしたら官僚批判が官僚機構建て直し論に変わるんじゃなかろうか。レジデント初期研修用資料さんの「量産型はダテじゃない」にならえば、ガンダム型官僚氏はプロトタイプ型になり、多くの矛盾を調整したり、多くの要望をこなすような能力は持たず、比較的簡単なことしかできない官僚機構がいいのかもしれない。超優秀な人材の流出は、もしかしたらプロトタイプ型に移行する前兆だろうか。でも、みなさん、批判にめげずに頑張るのでしょう。ご苦労さんです。
by bank.of.japan | 2008-04-18 19:04 | 日銀 | Comments(39)
Commented by ktkbtmy at 2008-04-18 22:32 x
これほど無い物ねだりのわがままな国民は世界にいません。日本はB/S200兆円以上の債務超過を抱え、40兆円の税収で80兆円の支出をする国です。公務員の人件費削減程度で本当に何とかなると思っているんですかね。どう考えても社会保障をたたっ切らないと破産です。それか大増税。日本人で米国の借金による消費を笑う人がいるけれど、政府の財布をここまで痛めたら笑う資格はありません。むしろ日本人より自立している。こういうアホな国民に愛想がつきた優秀な人は自分のために生き、行き場のない無能な公務員だけ残り、政府はますます無能になるのでしょうね。
Commented by おとな at 2008-04-18 23:08 x
>霞ヶ関某省の将来を嘱望された(ウルトラ級の)スーパーな人材(若手)

若手で将来までわかるのかねえ。
日銀だけみていると、若いときからプリンスなんてあるけど、普通の組織じゃ、若いときから帝王なんて創業者一族だけだよね。
Commented by EURO SELLER at 2008-04-18 23:57 x
優秀な人材がいないのなら,もっともっと小さな政府を志向してもらいましょう。そうすれば余計な支出だけでなく余計な規制もなくなります。それにしても国の財政を夕張と比較したりするのは論外です。もっと,損益計算書の話だけではなく,国有資産を売って借金を帳消しにすることを考えるべきだと思います。
Commented by ktkbtmy at 2008-04-19 00:21 x
>国有資産を売って借金を帳消しにすることを考えるべきだと思います。

これで帳消しにできると思いますか?国の省庁別財務書類の貸借対照表を見ると資産の価額を簿価で計上してもすでに債務超過です。民間なら金貸しますか?こんな会社に。小さな政府は大賛成です。社会保障なんぞいっそのことやめたほうがいい。やめられないのなら充実する必要もない。喜ぶのは国が破産する前に人生を終えられる老人だけです。若い者は彼らが残した借金を背負う羽目になります。
Commented by Anonymous man at 2008-04-19 00:38 x
どこの大手法律事務所か存じませんが、こぞってそういった「名の売れる」人材の獲得に動いていることは確かです。支払われるサラリーは少なくとも5倍以上にはなるでしょうね。法律事務所からの出向者も最近多くなっていて、そこから話が伝わるのでしょう。司法試験合格組(従って国Iも最上位合格組)は今後もっと流出が進むかもしれません。
Commented at 2008-04-19 00:49 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by EURO SELLER at 2008-04-19 01:05 x
>これで帳消しにできると思いますか?国の省庁別財務書類の貸借対照表を見ると資産の価額を簿価で計上してもすでに債務超過です。
全く帳消しになどできやしません。でも,余剰資産は少しでも返済にまわさないと債務が膨れ上がる一方です。あと,家計で言うところの特会「へそくり」も吐き出させる必要があります。
Commented by PK at 2008-04-19 01:31 x
B/Sの管理ができるようになってから、もの言え財務省
日本国民はお前らを引きずって海の底に沈むつもりだ
Commented by Sさん at 2008-04-19 02:29 x
そして戻ってきた幹部は下に"当たる"。
結局政治家も自分に知恵はないので官僚に知恵は出せというし、でもスケープゴードにしようとするし、ナンなんでしょうね。そういう意味で同情すべき部分もあります。
Commented at 2008-04-19 02:30 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 飛車@泥酔 at 2008-04-19 04:32 x
日本人は、40兆円分の税負担で80兆円分の行政サービスを受けているわけで、その点では幸せな国民だと思います。

多分、不幸せな部分というのは、80兆円分の行政サービスが、自分の感覚的には20兆円分(山勘)くらいにしか感じられない事だと思います。現時点で40兆円分の税負担については、誰も文句を言っていませんよね。そしたら、支出側の透明性が問われているのかなと。

色々な私的流用の金額を見ていて思うのですが、明らかにそれは財政赤字の原因とはいえない程度の金額ですよね。そしたら、そこは何とかGメンみたいな人を作って適当に任せておけば良いのかなと。確かに問題ですが、金額だけ見ると決して国会というリソースを食いつぶさなければならないような問題ではないと思うのです。
行政サービスの恩恵を、どうしたら僕らが納得できるのかという話に行くべきだと思うのです。歳出カットでも増税でもなく、まずは支出先の選択に納得がいくようにすることですね。で、これって、国会(議員)の仕事じゃないかなーと思ったりするのでした。
Commented by 通行人 at 2008-04-19 06:56 x
下っ端の役人はかわいそうですね。
官僚がたたかれるのは、官僚幹部が保身のためにへんなことたるからでしょう。
頭が腐っている組織で、下っ端のやつで巻き添え食っているのはよくある話です。
国会議員からの罵倒ですが、役人と国会議員との接触で、ルールがないのが問題です。
実は、官僚幹部は国会議員と秘密裏に接触してごろにゃんしていますが、下っ端はなんにもないので罵倒されることもあります。役人の上の後処理と観念したほうがいいでしょう。
罵倒された下っ端役人もなさけないなあ。
昔、鈴木宗男が役人を罵倒していたとき以降、役人と国会議員の接触では内容のメモをとることが義務つけられているはずです。
ですから、罵倒されたら、それをメモのしておくのです。
このメモは情報公開の対象ですから、メモをとっている場面を見せれば、あまり罵倒されないはずです。
それとも、すべてをメモにできないような、ズブズブ官庁の方でしょうか。
ごろにゃん場面はメモにできないです。だからいつもメモなし。たまたま罵倒された。ということかもしれませんな。
Commented by haha at 2008-04-19 11:22 x
なんで録音しないの?録音をしたらいけない法律があるんでしょうか?
Commented by ktkbtmy at 2008-04-19 11:52 x
>B/Sの管理ができるようになってから、もの言え財務省
日本国民はお前らを引きずって海の底に沈むつもりだ

目ざとい優秀な役人は、救命ボートですでに脱出しています。
最近、退官され、書籍を出版された理財局出身の某私立大学の先生なんぞも、その典型ではないですか。日本国民が一緒に沈んでいくのは救命ボートを持っていない年寄り役人と無能な役人のみです。
ただ、その財務省だってもう何年も前から「このままでは船は沈むぞー」と警告していたわけで。(昔、国民福祉税構想ってのもありましたねー。)
つぶしたのは、国民とマスコミと政治家だったわけであり、そういう政治状況にしたのは、やっぱり国民が一番アホだったからなのは間違いないですけどね。もう解決策なんてテーブルにすでにいくつか並べられていて、あとは国民が選ぶだけなのに・・・。
Commented by ktkbtmy at 2008-04-19 16:47 x
>日本人は、40兆円分の税負担で80兆円分の行政サービスを受けているわけで、その点では幸せな国民だと思います。

幸せなのは正確には、今生きている国民です。
居酒屋で4000円しか財布にないのに8000円分飲食して「親父!ツケ頼むわ!支払いはこれから生まれるオレッチの息子が払うから!」って言う親父が今の日本人です。これもツケを認める親父(国債を買う人)がいるうちはいいけれど、高い利息を要求されたり、認められなくなったらこれから生まれる子はどうするのでしょうね。
居酒屋のサービスが本当に8000円分あるか吟味し、値引き交渉(歳出削減や公務員制度改革)することはいいことです。でも、もっと大事なのは8000円お財布に入れて居酒屋に行くことか8000円も飲食しないことです。
 「社長!! うちの店はさらに若いお姉ちゃんがついて同じ8000円ですぜ。うちの店にしましょうよ!!」というポン引きもいますが、もうそんな甘い話についていくのはいい加減やめた方がいいと思います。

ちょっと、トビずれですね。本石町日記さん申し訳ありません。でもどうしても言いたくて言ってしまいました。
Commented by at 2008-04-19 17:36 x
言っちゃなんだけど、なんでこんな変な人々の溜まり場になっているんでしょ?
どう考えでもこの人等が日記の内容を理解しているとは思えないし。
Commented by 馬鹿な国民を戒めよ at 2008-04-19 19:08 x
すべてを神の代理人のように間違いなくどんな野郎でも国民様を、幸せにしなければいけないというとんでもない使命をおって、家族を犠牲にして月うん十万の給料であなたは働きますか。っていわれて片方では数セン万の年収と世界を相手に自分の実力を試せますよって言われたらさー。ということで馬鹿な国民は見切ってこれから優秀な人たちは世界にはばたきましょう野球選手みたいに。
Commented by うお at 2008-04-19 20:22 x
そういう先生方を相手にしたり、エコノミストを相手にしたり、市場参加者を相手にしたり。それぞれにご理解いただきつつ間違いなきよう努める、ってのが醍醐味。独立性が担保されるのは、結局はそこそこ理解されてそこそこ信頼されてそこそこ敬愛されてこそなので、やりがいがあるっちゃ、ありまっせ(笑)
Commented by 隣の芝生 at 2008-04-19 22:16 x
でも正直「役人の仕事は思っていたよりスケールが小さかった」としても、弁護士になってからの仕事は(多少金回りは良くても)更にスケールが小さかったりなんかして…
Commented by 疫人 at 2008-04-19 22:50 x
スーパーな若手が流出したって何処が問題なの?民間で修行をさせ、10年後、20年後に局長、次官や正副総裁として政治任用で戻ってこれる制度を作ればいいだけじゃないの。
早く日本にも回転ドア制度が導入すべき。
最近、メガバンクや大手証券でも流出し、外で修行した人材を呼び戻すことが行われてきているので、近い将来役所でも実現することでしょう。
Commented by 通りすがり at 2008-04-19 23:55 x
そもそも、上下・左右・内外の人材流動性が低すぎるのが官僚若手の閉塞感の要因ではないかと思います。民間の大企業も似たようなもんですけど。
優秀な若手に権限と報酬を与えるところには人材が集まりますよね。

今は、日本人の国民性による内弁慶を打破できるかが試されている時期なんじゃないですかね。
Commented by PK at 2008-04-20 10:09 x
昔は、海外旅行は既得権を持っている人間しかできなかった
役人、マスコミ、農協、不動産、土木建設・・・・・日本人の評判は地に落ちた。
そして円高時代(日本人の価値が20年先行してあげられった時代)になってフツウの日本人が海外に出るようになり、評価は好転した。
日本はなんでここまで悪くなったのか。勉強した。
結論は、東大とマルクスだ。これが病巣。
田中角栄と大蔵省は、その苗床に生えた毒キノコだ。
まず分割して比較しやすくして、その中で移動できるようにすればいい。
分権化すれば、州政府の財務を行う組織が複数生まれて、互いに比較可能になる。
Commented by とおりすがりの人 at 2008-04-20 10:10 x
「最近、退官され、書籍を出版された理財局出身の某私立大学の先生」が最後に手がけた公務員制度改革では、「回転ドア制度」と「人材流動化」が書かれていますね。
Commented by 根菜 at 2008-04-20 10:32 x
『妄想です』と予防線を張っておられるのにコメントするのも如何かと思ったけど、これまでの歪んだ行政と立法の関係に変化が起こる兆しが出始めたのなら歓迎すべき事じゃないですか?

日本の統治構造は三権分立だなんて学校で習ったけど現実は違ってて、省庁毎に縦割りされた行政システムを中心に政官業が癒着して、財界等の所轄業界の意向を汲んだ立法を官僚が作り天下り先を確保したり、族議員は行政に影響力を持つ事が力の源泉だったりと、もうメチャクチャでしょ。

最近の官僚批判を不当とお考えの方も多い様だけど、行財政が上手く廻っていたら、一般国民はそんな面倒臭い事に関心を持ちませんよ。
オイラはキャリア官僚と付き合いは無いけど、仮にブログ主さんが言う様な超優秀な官僚が居ても官僚システム自体が機能不全を起こしてるんだから、どうしようもない。
官制不況と批判されている様に、最近の間抜けな規制や行政施策の数々がそれを物語っているでしょ?

Commented by 根菜 at 2008-04-20 10:32 x
(続き)

かつての様な官僚統制は不可能なんだよ。
インターネットが普及して、メディアを使った情報操作も難しくなったし。
現場の状況を碌に知らない官僚が霞ヶ関で踏ん反り返っていては、国民のニーズに答えられないよ。

グローバル化が進展する中で、官僚主導の省庁縦割り行政の矛盾は政府主導の省庁の壁を取っ払った総合的行政判断によって解消されなくてはならないし、行政実務もより現場に近い地方分権に譲らなくてはならない。

最近止めていったと言う優秀な官僚さんは、この流れを理解した上での行動だったと思うよ。
Commented by bank.of.japan at 2008-04-20 16:02
みなさん、多くのコメントを頂きありがとうございます。財政赤字などもテーマとなっておりますが、なお答えしきれませんので、「官僚」に的を絞らせて頂きます。

ktkbtmyさん、どうもです。優秀な人材が民間に移行し、結果として民間経済がより強くなる、政府は無能化するにせよ、民間の邪魔をなるべくしない、というのが望ましいのでしょう。

おとなさん、どうもです。もちろん将来の力は(誰でも)未知数です。日銀はかつてほど特定人材をプリンス化はしていない感じです。

EURO SELLERさん、どうもです。余計な支出、余計な規制はなるべくなくすべきです。ただ、この問題、総論賛成・各論反対になるので、まあ思うように前進しないですね。

Anonymous manさん、どうもです。なるほど。そういう事情もあるのですね。知り合い(複数)も法律事務所から官庁に出向しております。颯爽とした働きぶりは、官庁組織の活性化ではなく、人材の流動化要因かもしれません。
Commented by bank.of.japan at 2008-04-20 16:22
最初の非公開さん、どうもです。鋭いですね。

Sさん、どうもです。下に当たる幹部もいるでしょうね。まあ、私も同情的です。

次の非公開さん、どうもです。その筋では、誰でも知っている有名な大手らしいです。

飛車@泥酔さん、どうもです。歳出への不透明感をなくす仕組みは、政治家の仕事であろうと私も思います。

通行人さん、どうもです。政治家との距離の取り方は難しいのでしょう。下手に貸し借りを作れないですし。メモを取るのも、まあ難しい場合もあるのでしょうね。

hahaさん、どうもです。法律上の禁止はないような気もします。悪質な罵倒には録音は有効かも。

馬鹿な国民を戒めよさん、どうもです。ショック療法的には、優秀な人材は野球選手のように世界にはばたく(まあかなりそうなりつつあるかもしれません)のがいいように思ったりします。
Commented by bank.of.japan at 2008-04-20 16:41
うおさん、どうもです。まさに日本的風土における優秀な参謀のあり方ですね。モチベーション維持するのが難しそうですが(苦笑)。

隣の芝生さん、どうもです。一番スケールが大きいのは、政治家になり、国の政策を動かす(まあこれも選挙を勝ち抜いたりして大変ですが)ことでしょうか。いずれせよ、スケールの大きい仕事はどこにいっても難しいですね。

疫人さん、どうもです。人材の回転ドア化は私も賛成です。早くそうなって欲しいです。

通りすがりさん、どうもです。同感です。

PKさん、どうもです。海外に行く日本人の評価が時代でどう変わったかはなんとも。良くなったとも言えないような…。

通りすがりの人さん、どうもです。多分T氏だと思いますが、回転ドア論はよくわかりますし、私も賛成です。

根菜さん、どうもです。おおむね同感です。ただ、まだ流動化は部分的で大勢が変わるほどの状況でもないように思われます。変化はスローであろうと思われます。
Commented by 飛車 at 2008-04-20 18:35 x
>>ktkbtmyさん
>幸せなのは正確には、今生きている国民です。

本当にそうなんでしょうか?
あと、国家財政を家計にたとえるのは、あんまり良い方法ではありませんよ。なぜなら、国家というのは通貨を発行できるのですから。家計にたとえるなら、家庭内で自由に発行できる肩叩き券の残高発散あたりを例えにされた方が、まだ意味合い的に近いたとえ話ができるかと思います。
Commented by 飛車 at 2008-04-20 18:41 x
本題に帰って。

官僚機構の問題は、国会議員のチェック機構も含めて、統治機構の「つくり」の問題だと思います。個々人の問題ではないという事です。道徳感とか、頑張りとか、その手の個人の資質に頼った批判は、時間の無駄だし、人材の流出のような二次災害を招くかと思ったりして。
Commented by Cru at 2008-04-21 00:33 x
わりと小さな政府を口にする人は政府の規制とか(経済政策としての)所得再配分機能の必要性が判ってないんじゃないだろうかとか思ったり。
政策・規制の必要性を国民に判りやすく伝える役目は本来マスコミが担
うべきなのでしょうが、それではニュースが売れない。
「知りたがるべき」情報を求める「国民を作る」のは文部科学省の役目かな?
Commented by EURO SELLER at 2008-04-21 11:53 x
財務省は純債務で扱うべき負債を,総債務で扱っている。これは金融資産を含む政府の資産をカウントせずに借金を多めに見積もる策略です。
http://digitalcommons.libraries.columbia.edu/japan_wps/14/
日本の公的純債務額は,対GDP比で僅か64%で,言い換えると総債務額の数値は財政問題の実態を2.5倍も誇張している。同年度における米国の純債務の対GDP比は44%,イタリアは94%,ベルギーは96%で日本政府が世界一の借金まみれというべきではない。
Commented by bank.of.japan at 2008-04-21 18:50
飛車さん、どうもです。ご指摘の通りに「つくり」をどうするかでしょう。現状、政党は与党になれば官僚を頼る面もあり、頼られる官もそれ自体が存在議になる面もあり、両者が癒着的な状況から抜け出すにはなお時間がかかるように思われます。

Cruさん、どうもです。必要な規制があるのは事実で、不要・必要の見分け方がポイントになるのだと思います(難しいですが)。マスコミはどちらかといえば、(弱者保護という分りやすい切り口で)結果的に規制強化論にくみしやすいように思われます。

EURO SELLERさん、どうもです。純債務の算出は難しい面がありますが、いずれにせよ財政再建も(借金の金額を振りかざすまでもなく)景気を無視できないので、まあ債務規模だけに注目するのはあまり意味はないのでしょう。
Commented by とおりすがりの人 at 2008-04-22 00:29 x
本石町日記さん
流動化できないおじさんたちは、若手の流動化できることをうらやむものです。
会社を出られる人は有能な人です。まねしようと思ってもできないのがほとんどでしょう。
Commented by 純債務の件 at 2008-04-22 09:19 x
確かに、なかなか算出は難しいみたいですね。財務省は以下のように
算出しているようです。

http://www.mof.go.jp/zaisei/con_03_g05_2.html

ただ、個人的にはEURO SELLERさんの意見に説得力を感じました。
Commented by bank.of.japan at 2008-04-22 21:24
とおりすがりの人さん、どうもです。私もとっくの昔に流動化年齢の限界を超えたので、若い方々はうらやましいです(笑)。

純債務の件さん、どうもです。債務規模は騒いでもしようがない面もあり、EURO SELLERさんご指摘のように「借金まみれ」をことさら強調する意味はないように思います。
Commented by 飛車@新嘉坡 at 2008-04-23 01:07 x
純債務の件。算出基準の違いで色々ありますが、僕はいつもここを見ています。
http://www.boj.or.jp/type/exp/stat/faqsj.htm#1-08


Commented at 2008-04-24 00:42 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by bank.of.japan at 2008-04-24 22:45
飛車@新嘉坡さん、どうもです。資金循環ストック表ですね。大まかな形はつかめる感じです。

非公開さん、どうもです。かなり悲惨な状況であるのは推察されます。疲弊によって人材が流動化する状況には暗澹とした気持ちです。何とかならないものかと思います。
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