本日、衆院財務金融委に日銀幹部が呼ばれたので視聴。福井総裁と稲葉理事が呼ばれたが、総裁の出番はなし(委員会が何かで揉めて時間切れ)。さて、意外であったのは、質問者から「利上げせよ」との要望が出されたことでありました。このブログの読者には利上げ論者はほとんどいない(多分)と思うが、政治的にはやはり「利上げ」の方が受けが良いのですかね…。
質問に立ったのは、とかしきなおみ議員。自民党なので、私は山本幸三議員のアプローチ(政策判断の失敗を追及)を取ってくるのかと想定していたら、「不況だからこそ利上げだ」(?)との展開になり、ちょっと面くらいました。ざっと聞いた感じでは以下のような趣旨であったと思う(興味ある方は数日後の議事録をご覧あれ)。 ・低金利を続けてもあまり効果なかった ・ケインズ経済学はもうだめだ ・グローバル化の時代には金利を上げて世界からお金を集めて経済を押し上げるべき ・預金利息が増える まあ、こんな感じでした。理解しにくいところが多かったですが、とにかく利上げが必要という主張であった。稲葉理事は無難な答弁でかわしていたが、同議員は「中長期的には利上げしてください」との要望を重ねていた。 私は、仕事とは関係のない場で、周囲の人々に金融政策の要望とか聞いたりしないので、世間が望む金融政策がどういうものかはよく分からないのだが、意外に利上げ要望は多いのですかね。民主党は総じて金融政策の正常化(利上げ)路線で、自民党でも利上げ論があるとすると、世間全体として利下げ論は超少数派ということなのだろうか。 まあ、世間がどうかはともかくこのブログは従来の路線でやり続けますが、やや孤立感を覚えた国会論議でありました。 それはきっと何かの幻聴ですよ幻聴・・・であって欲しいのですが・・・・・ >「不況だからこそこ利上げだ」 >ケインズ経済学はもうだめだ 「利下げ+定率減税復活のセットが必要でしょ」などと言うのはダブルで駄目ということですかorz 「財政締めて金融締めて」が世間のメジャーな意見とは思いたくないのですけど。。。。 速水時代のゼロ金利以来、大衆は利上げ支持ですよ。 今頃驚くことでもないでしょう。大衆はいつも間違うのですから。 そういう大衆の愚かさから金融政策を守ることが日銀の独立性の本来の意義であるはずですが、わが国では逆に、日銀が「独立性に守られた」「愚かな大衆の代表」に成り下がっているという、全く情けない状況ですね。 いわゆる「小泉チルドレン」の方のようですね。次には消えてくれることを願っています。 利上げ好きは総裁だけの特異点なのか思っていたのですが…世間はインフレが経済を立て直すなどといとも簡単にグローバル経済の本質を見誤るのですね。orz 選挙民は預金者→選挙前は政治からの利下げ要請なし、極端な場合、利上げ要請、極めて分かりやすいですね。ここでのフォワードルッキングな利下げは政治からの独立性を示すいい機会かもしれません。民主党は、武藤副総裁が低金利で小泉政権を支えたから総裁の資格なしと言い出しましたね。いやはや。。。 ところで皆様,アレは海外のサーバーに移したのですがパスワード要求なしでアクセスできるでしょうか。どうもサーバーがデータ移行マシンのクッキーを覚えていて別マシンでないと正確なアクセス状況が不明です。 突き詰めれば民主主義の限界ということでしょうかね。要するに小金を持った老人層が票になる。人口動態の問題と合わせて深刻な日本の弱点です。 素人集団(失礼!)の民主党ならともかく、自民党にもそんな質問を止める人はいなかったのでしょうか・・・・。 お年を召した方を票田にしようという画策ですかね?まあ他にも道路族とか何とか、一部少数グループの利益を代表して議員になる人も多いので、そう理解すればわからなくもないかと。 ・・・・全くタチの悪い冗談ですね。与党がこんなやりとりに税金と貴重な時間を費やすなんて。 >>EURO SELLERさん 1:50現在、IDとパスワード要求されますだ。 本題ですが、まあこういう人を量産する元になった人の責任も問わないとね。毎○新聞の社説とか。 飛車さんすいません。 もうちょっと試行錯誤しますが,グリーンスパンまでは職人のサイトからミラーのリンクを張りましたのでそこで見られます。それ以降は,eSnips側を何とかしないとダメですね。 業務報告その後: アカウントを取得しないで再生する手順を「動画職人のページ」に載せました。いまは,手動ですが何とか自動化を試みています。 3連投すいません。大変お騒がせしましたが,JavaScriptを書き換えて,当初の仕様通りに,サムネイルクリックのみで直接再生がスタートできるように修正しました。 要するに財政政策も金融政策も無効、「改革あるのみ」というのが世間の平均的意見じゃないですかね。ある時期以降経済政策への信任が急速に低下した大きな原因が改革シンドロームであるということは言えそうですね。つまり改革も経済政策も両方必要だといったオーソドックスなものではなく、改革と(緩和的な)経済政策はトレードオフで矛盾するものだ、みたいな感覚が蔓延してるんだと思うのですが。で、利上げ支持の背景には改革のためには低金利で甘えていてはだめだとかいうシバキ理論があり、一方には金利上がって利息増えてハッピー、みたいな世間知があり、という状況があるのでは。 日本の将来を考えると避けたいのが、政治家の「ポピュリズム」なのですが、避けられませんねえ。 政治家はダメと笑えないでしょう。 今利上げしたらという話は、前に話題になっていたセンター入試試験と同じでして、あの問題の中での選択枝の一つになっていました。 その国会議員は入試問題もできない人なワケです。 でも答弁している日銀も間違っているわけでして、さらにマスコミも間違っていて、この国はもうおしまいなのでしょう。 なんてのができませんようにできませんように・・・。 とかしきなおみ議員のホームページを見たのですが、大前健一が作った「一新塾」の出身なんですね。 ああいう考え方は、そっちで仕入れてしまったのかもしれませんね。ikipedeiaに載っていた一新塾の講師を見ても、まともな経済学者はいませんし。 無関係の書き込みご容赦ください 昨日、12:50 の国債売現の真意が図りかねます。 ご教示戴けますと幸いです。 財政・税制面において、家計から企業への所得移転があったから、大衆は反発してるのでしょう。 日銀の失策もありますが、政府の失策がデフレが長引く主原因だと私は思ってるのですが、ネット上では少数派。 すみません、初めてです。 金融政策のことがまったく分からない私の意見は、日銀が「海外経済が減速しつつも拡大する」みたいな訳のわからない表現をつかうんじゃなくって、NHK週刊子供ニュースやみのもんたの朝ズバみたいに、誰にでもわかりやすい言葉で足元の経済情勢と金利の方向感を示せば、一般庶民が納得できるとおもうんですけど、それって難しいことなんですか? >NHK週刊子供ニュースやみのもんたの朝ズバみたいに、誰にでもわかりやすい言葉で足元の経済情勢と金利の方向感を示せば、一般庶民が納得できるとおもうんですけど、それって難しいことなんですか? こういうときこそ、にちぎん☆キッズの出番ですね。 この国会議員さんにも、にちぎん☆キッズは有用です。 >財政・税制面において、家計から企業への所得移転があった 定率減税廃止のことでしょうか。 だからといって金利を上げたら家計の所得も減ると思いますが。 預金金利上昇による可処分所得の増加と、住宅ローン金利上昇などによる可処分所得の減少のシミュレーションを民主党は行っているのでしょうか。世帯数とか平均所得とか貯蓄額とかローンの固定金利/変動金利の割合とか残存年数とか、etc。 ただでさえ中小零細企業の倒産が増加しているところへ金利を引き揚げれば、その資金繰りへのインパクトが懸念されるでしょうに、小沢代表におかれましては「国民の生活が一番」という線をどのへんに引かれているのか非常に不鮮明に感じます。(日銀人事というある意味世間一般の関心を引かないようなところでさえボロを露呈するのは得策では無いでしょうに) 金利どうのこうのよりも、日本の場合、資産市場に関わっている人間の振る舞いを代えないとどうしようもない。不動産とか証券とか、株価が1~2月暴落するのを何度見たか知れない。稲刈りか?と言いたい。 こういうことをやっている限り、日本はどうにもならない。 根底には東大京大のマルクス主義があるのだと思うが。 民主党は武藤さんの総裁昇格に、「財政に遠慮して金融政策の独立性を保てない」と懸念しているとか。 今、金利がドンドン上がったら、国の借金もドンドン膨れ上がるんだけど、民主党は「物質収支」を考えてものを言っているとはとても思えません。あぁ、去年の参院選挙の自民敗北で、中川(秀直)さんの勢力が後退したのが残念でなりません。 私は、ネット時代になってから、1~2月に何度警告を発したかわからない。もうこういうことはやめろと。 こういうことを続けて、産業界の存続のために円安誘導をするから、国内が外人だらけになって脆弱になる。 政官は、もう企業を見るな。市場の状態を見ろ。 つ 貯蓄のパラドックス みなさん、いろいろコメントいただき多謝です。予想外に多くのコメントで、一つ一つにお答えしきれないのをお許しください。当ブログは、国会関係の方々(どの程度かは不明ですが)もご覧になっていらっしゃると思いますので、多少でも議論がうなずけるものになって欲しいと願っております。 以下は、私向けと思われる方への返答です。 民間外交官さん、どうもです。当日は金利が緩んでいたため、吸収オペとして実行したと思います。政策的な意図はないはずです。 シロートさん、どうもです。NHKとTBSに期待しましょう。ただ、金融政策ネタの視聴率は悪そうですが…。 >>シロートさん 横レス失礼します。 「誰でもわかりやすい言葉」というのは結構曲者でして。聞いた人に、嘘か本当か見分ける力がないと、わかりやすい言葉さえ使っていればなんでもOKとなります。ニュースが報道ではなくバラエティー化してしまったのは、わかりやすい言葉を使うようになったのが引き金だったと記憶しています。そして、劇場型ポピュリズム政治へ。 人を動かしたい(騙したい)人は心がけるべき事ですが、聞く側が話者に求めてはいけない事だと思っています。むしろ、わかりやすく説明する人は疑ってかかったほうがよろしいかと。 グリンスパンだって短期金利しかいじれなかった。ゼロ金利の下は無理。 ヘリコプターマネー政策で日銀がB/Sを拡張して、企業や家計や政府のB/Sに日銀負債をもたせたとしても予測はつかない。 経済成長が続くとB/S全体が拡張して、中銀はそれに追随し、さらにバブルに敗北しながら拡張を続ける。だから心理として金利上げに郷愁を抱くのは分かる気がする。それでもバブルには負け続けると思う。 今重要なのは、市場の大きさと企業の大きさのバランス、それに応じた政府の戦略 特に日本は途上国経済で海外市場に依存し続けたために、自前の市場を作る能力が低い。EUはその点米国に戦略的に対抗している。 日本の株式をコントロールするという目標を設定して、何をすれば可能なのか考えて、外人のやり口を推測したほうがいい。 先物指標・プログラム売買による代表銘柄のコントロール、個人投資家の特性・風評など 信用取引をしない個人投資家の特性を考えると、プログラム売買で代表銘柄をコントロールして、先物指標にフィードバックさせれば、日本の株式は文脈コントロール可能なのではないか? 態々無関係の質問に対しまして、有難う御座います。 また、重ね重ね素人質問で相すみません。 市場が緩んでいて単なる吸収なら、 国債売現でなく手形売出で良かったのではないでしょうか? 国債売現と言うことは、事務処理体制から推察するに 銀行よりも証券(4K億との金額からすると特定少数)の方からの ダブつきがあったから・・・という事の理解でよろしいのでしょうか? 民間外交官さん、どうもです。売手でも良かったのでしょう。それが売現になったのは、何らかのテクニカルな要因だったと思います。ご指摘の通りであるかもしれませんが、確認しておりません。すいません。いずれせよ、政策的な意図はないと思います。 PKさん、どうもです。ご指摘の内容は分りかねる部分もありますが、バブルに負け続ける、というのはその通りかもしれません。株式のコントロールは、それ自体が市場放棄なので、投資家の参入を阻害するかもしれません。私は賛成できないです。 まあわからないでもないです。なぜなら鉄鉱石が6割上がったり 物価はインフレ状態だから。普通こんだけ金利が低い状態なら みんな海外にキャピタルフライトするはずなのに、せいぜい3%程度 ぐらいしか逃げないという非合理的な行動をする日本人が 大半を占める状態において、金利引き下げよりも引き上げたほうが 金がまわるんじゃないのか?っていうのは考えたこと有ります。 キャピタルフライトの件、僕はまったくわかりません。日本の実質金利はとても高いので、とても合理的な行動だと思います。 金利引き上げの件は、「現状ウマくやっているつもりが、ぜんぜんウマく行っていないようなので、とりあえず反対のことをしてみようか?」という反応ですよね。でも、たぶん「現状ウマくやっているつもり」の部分が誤りなんですよ。 今、利上げってどういう意味なんでしょうか?個人的には、下げるのを検討してメッセージを出しつつも維持しとけば、っていう立場です。 ケインズがダメとか言う時点が素人っぽいですね・・私も素人ですけど。どんな理論でもその場その場の状況によって使える所と使えない所があります。 というかこのブログ、日経新聞や東洋経済などより面白いです(最近は経済記事を読んでないですが)。また読みに来ます。 週間コーディネートさん、こちらにもコメント多謝です。方向は利下げでしょうね。引き続きよろしくお願いします。 ashさん、どうもです。キャピタルフライトが起きるほどのインフレ(通貨価値の下落)ではまだなっていない、CPIのコアコア(食品・エネルギー除く)はマイナスなので、まだ通貨価値は高いと思います。まあ、ホームバイアスがかなり強いのは確かですが…。 ブログ主さん、飛車さん、にちぎんキッズさん、どうもありがとうございます。わかりやすい言葉での説明がむしろ誤解を招く可能性がある点、私も重々承知しています。でも、小泉さんのやり方が(正しいかはともあれ)国民の注目を集め、関心を引いた点からは学ぶべきことも多いのではないでしょうか。 私の問題意識は、難しいことばを使って、分かる人だけが分かる世界っていうのは、学問や学会の領域だけで十分で、一般国民にも利害がある金融・財政・税制といった諸政策については国民を巻き込んだ論議が必要なのでは、と思っていることです。突き詰めてしまうと、国会議員のみなさんが私たちの代わりに国政を議論するという議会制民主主義の精神を否定することにもなってしまいますがね。 ともあれ、私もリテール金融業界に身を置く人間として、お客様の金融リテラシー向上のために何ができるか、ということを考えながら仕事をしています。難しそうに語られている出来事をできるだけ分かりやすくお伝えできるように日々精進しています。ですから、このようなブログで勉強させていただくことが非常によい経験になっています。これからも、宜しくお願いいたします。 シロートさん、どうもです。専門的なことを分りやすく伝えるのは難しいです。マスコミの場合、特に短い文章で説明しないといけないので、はしょりすぎて誤解を与えかねないケースが多いです。ただ、興味がない人には、いくら説明しても不毛な気もして…。難しいテーマであると思います。 >シロートさん そういう意味では僕の方がはるかにシロートですよ。ただの問屋業の人間ですしw。僕がこういうブログに出入りしているのは自衛(政治屋さんに騙されないため)のための知識習得です。 経済政策の議論をするんなら、少なくとも大学入試(センター試験)程度の知識は常識としたところからはじめないといけないと思います。現在は、その段階から踏みにじられているわけです。 そして、国民の注目を集める議論というのは、たいていヘンテコな議論ばかりです。なぜ、国民の注目を集める議論をする人は、ヘンテコな議論ばかりするのかを考えたほうがよろしいかと、僕は思います。 森永卓郎さんが、金利下げろと言ってますね。 http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/o/121/index.html >それにしても、これほどの勢いでデフレが進行しているのにもかかわらず、 >それを指摘する人がいないとはどういうことか。それどころか、「インフレだから利上げしろ」という愚かなことを言う人さえいる。 国会議員も含め’愚かな’意見が蔓延しているということでしょうか。 にちぎんキッズさん、どうもです。森永さんとは金融政策論の立場は違いますが、私も方向は利下げと思います。
|
ライフログ
検索
最新のコメント
カテゴリ
以前の記事
最新のトラックバック
ブログパーツ
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||