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植田教授の続き・雑感&雇用統計の改善(日銀がはしゃぐリスク再び)
 植田東大教授の続き。雑感として日銀関係者の反応。まずは非企画一課系の5-6人。押し並べて「分かりやすい」と好評であった。総裁になって欲しい、という声があったのはもちろんである。これはマーケット関係者も同じ感想を持たれたのではないかと思う。運用系の方々は、金利上がって欲しい、との願いがあるだろうが、インフレ期待が乏しいときに利上げしていくと、ベアフラット化してしまうので、「経済をふかして物価を上昇させる」(植田教授)方がスティープ化していいと思うのですが、いかが。ドラめもんさん(29日の分)にも好評のようです。
 ところで、企画一課系の反応であるが、歯切れ悪しでありましたね、やはり(苦笑)。
 面白かったのは、ある若手エリート(非企画一課系)に「なぜ今のボードメンバーで植田さんみたいなことを言える人がいないの?」との質問をぶつけたときの反応。「●●●●●●からでしょ」。これは恐ろしいので●●●と伏字にしました(スイマセン)。なお、植田教授が総裁になることに関する日銀内の傾向と分析はマジモードで可能ですが、ここでは避けます(スイマセン)。

 雇用統計改善しましたね。失業率横ばいの予想だったので、ポジティブサプライズあり。ユーロ円金先、OISは利上げ時期がやや前倒しになった格好あります。リスクはもちろん、日銀が雇用統計に飛びついてはしゃぐリスクでありましょう。「『雇用統計、キタ━━━━━!!』って喜んでんじゃないの」と言うのは知り合いの資金ディーラーの反応でした(笑)。
 日銀は「景気の改善ペースに応じて利上げする」との方針なので、これからマーケットで起こり得るのは経済指標の星取表の作成(典型的足元ルッキング=ダサい)。クライマックスは日銀短観ですな。まさか雇用統計一本勝負で利上げする、なんてことはないと私は思っているのだが。マーケット関係者の方々、そうですよね。
by bank.of.japan | 2007-05-29 23:23 | 日銀 | Comments(57)
Commented by 芋焼酎 at 2007-05-29 23:53 x
本石町日記さんが触れられておられる今朝の指標をみるかぎり、どうしても日本経済はやばいと思えないのですが・・・。
やばいと考えられる理由の一つに、「今もデフレだ」という声が多いですよね。総務省統計局が発表するCPI(の算出方法)が正しいのだとすれば、マイナスなのですから確かにデフレなんでしょうね。ただし、皆さんご承知のとおり、CPIなんて算出方法によって全然変わってくるわけですよね。そうしたテクニカル的なバイアス(統計的なくせと言うんでしょうか)がかった数値をみてデフレだの何だのと議論したところで、一体どれだけ意味があるのですか?
とはいっても、テクニカル的な面を排除した真のCPIなんて存在しえません。それゆえに100%正しい答えなんてないんでしょうが・・・。
(個人的には、せいぜい参考にできるものとしては日本銀行が行っている「生活意識に関するアンケート」ぐらいなものかなとは思いますが、これは数値ではありませんね・・・)
Commented by 芋焼酎 at 2007-05-29 23:54 x
それから、実質金利について申しますと、総務省が発表するCPIに基づいた実質金利は(真のCPIは誰にもわからないという意味で)どれほど正しいのでしょうか。
ところで、日本経済がやばいのかやばくないのかの議論については、本日の日経金融じゃないですが、コップの水が「半分しかない」のか「半分もある」のか延々と議論しているのに似ています。「半分はある」のが事実なのです。客観的事実に基づいた金融政策が今後も行われるものと期待します。
Commented by うさこ at 2007-05-30 00:16 x
総裁の言っていた3%台ですよ^0^
これだけで利上げとは思っていないものの・・・

また新聞や記者会見でそれっぽく書かれると、段々前倒しの気分になっしまいますよね。
水野さんに続き、誰か次のインタビューは予定されていないのですか?

Commented by 飛車 at 2007-05-30 02:13 x
>>芋焼酎さん
僕は一刻者が好きですw

ところで、CPIのバイアスについては色々調査がありまして、一般的には1%程度高めに出ているといわれています。よって、普通の国はインフレターゲットの最低水準を1%におきます。

>>本石町日記さん
●●●●●●の内容を当てるエントリーにしてよろしいですか?
腰巾着に1票w
Commented by ただのとおりすがり at 2007-05-30 03:05 x
客観的事実として、2006年の名目成長率は、
OECD30カ国中最下位
実質成長率は、
OECD30カ国中25位
インフレ率は
OECD30カ国中最低
景気が多少よくなったといってもこの程度なので、これは十分に「やばい」でしょう。
半分どころか、ビリです。
Commented by ほんの通りすがり at 2007-05-30 06:05 x
さすがに外需への傾斜がきつくなって来たのではないでしょうか。幸い世界景気の循環は日本に味方しているようですが、、、
Commented by 増税反対! at 2007-05-30 06:09 x
ここでの増税など有り得ません。毎年税収が試算を大幅に上回っている以上、むしろその増分を時限的な減税して戻さないと「やばい」です。
Commented at 2007-05-30 07:44 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 害債 at 2007-05-30 08:31 x
おっしゃるとおり「経済をふかして物価を上げる」ほうが長期金利が上がって運用は(目先は)やりやすくなるでしょうが、「第二の柱」中心の利上げが念頭に置かれているのがみえみえなので、どうしてもマーケットはフラットニングバイアスがかかりそうです。フラットニングしないことに賭けたいくつかの仕組みローンなどがそろそろ炸裂しそうですが、大丈夫でしょうかね。
Commented by 鉱工業生産指数 at 2007-05-30 10:17 x
市場予想下回りましたね・・・
Commented by あのね、、、 at 2007-05-30 11:24 x
経済を「ふかして」なんて簡単に言いますが、実際に「ふいて」しまったら長期金利なんてとまりませんよ。それに財政均衡には利払いコスト含まれてないんですから、、、あと最終投資家の方もわかって言ってるんでしょうが、日本人の性格からして「ふいてる」時に債券運用なんて希望する人皆無ですって。要は肝心な運用すべきライアビリティーそのものが激変しますって、その時は。もともと少子高齢化で衰退していく国なのに、名目GDPの170%なんていう天文学的なDEBTもってるんですから、もっと慎重に議論しましょう。失礼しました!
Commented by luke at 2007-05-30 16:04 x
長期金利は「経済をふかす」「経済にブレーキをかける」ことでしか調節できないのは当然じゃないでしょうか。

そして、インフレ・ターゲットを採用した国で「ブレーキをかける」ことに失敗した国はいまだかつてありません。

また、名目GDPの170%だろうが1000%だろうが、「名目成長率-国債長期金利」がプラスなら問題ないでしょう。そして、安達誠司「円の足枷」によれば、「名目成長率-長期金利」には、インフレ率とはっきりした正の相関があるそうです。
Commented by 通りすがり at 2007-05-30 17:24 x
ここ数年を想定すればLUKEさんのご意見大賛成です。しかし1.3程度の出生率ではいづれかの時点で、人口減少のGDPへの影響は避けられません。人口や年齢分布が一定であれば1000%の政府債務であっても理屈上維持可能ですが、現状の環境条件が不変であれば、名目成長率が長期金利を下回ることはさほど遠くない将来に十分に考えられると思いますよ。
Commented by 飛車 at 2007-05-30 18:55 x
1.日本の公的部門の負債総額は850兆円ほどですが、金融資産が450兆円ほどありまして、ネットアウトするとGDPの70%くらいですね。
2.GDP比が大事だというのであれば、GDPを増やすという選択肢もあります。
3.昨年の出生率は久々の1.3超えで回復気味ですね。出生率は景気にも左右されるなんて話もあります。
4.「人口や年齢分布が一定であれば1000%の政府債務であっても理屈上維持可能ですが」
人口や年齢分布は政府債務の破綻条件とは関係ないです。
5.そもそも何がどういう状態になったら破綻とするのですか?
Commented by 飛車 at 2007-05-30 19:09 x
失礼
1は80%くらいですね。ここ数年で10%増えちゃいました。
Commented by CPIバイアス at 2007-05-30 20:36 x
>CPIのバイアスについては色々調査がありまして、一般的には1%程度高めに出ているといわれています

そうなんですか?改正後の本邦CPIでそんな話、聞いたことありませんが。ソースを提示して貰えませんか?まさかボスキンレポートではないですよね?
Commented by 飛車 at 2007-05-30 20:43 x
もろにボスキンレポートですよ。
Commented by bank.of.japan at 2007-05-30 21:17
多くのコメントありがとうございます。すべて答え切れませんので、私向けと思われるところに絞ります。
芋焼酎さん CPI=真の物価ではなく、物価を示す一つの指数に過ぎず、もちろん精度100%ではないと思います。総合判断の材料の一つですね。経済がヤバイかどうかは、足元ではなくもっぱら先行きについてで、半年後、一年後どうなるかは誰も予見は不能。私はこの点は、ダウンサイドのリスクをケアした方がいいという立場です。

うさこさん 日銀が考えるNAIRUがどの辺か不明ですが、まだかなり低い水準のように思えるのですが…。インタビューは予定自体も内密という扱いです、一般的には。すみません。他社動向もわからないです(笑)。

飛車さん 伏字はご想像にお任せします(笑)。非公開さんも同じく(笑)。

害債さん 確かにご指摘の仕組みローンの動向が心配ですね。国債売り切りオペが必要になったりして(笑)。

あのね、、、 さん ふき方も幾つか考えられ、個人的には「低金利」にそんな力ないのかとも思います。外需依存の状況ではそうふかないのではないかと…。



Commented by ファルマコン at 2007-05-30 22:44 x
すごいコメント数にここまで書き込みする機会を逸してしまいました。利上げなんてとんでもない、現状は「やばい」とう意見がが多数なのは分かったのですが、現在の政策委員の体制でいきなり、「ごめんなさい、我々は間違えていました。CPIが1%になるまで利上げしません」て宣言したら、現実問題どうなりますかね~? これまでとの連続性も現実問題としては大きいですよね。きっと現体制(来年3月まで)では少々のことがあっても淡々と1.0%まで上げて、次の総裁(きっとハト派)が当面その水準を維持して、ショックがあったら0.5%に下げる準備ができている、というのがあり得るシナリオではないでしょうか。別にのりしろ論とかではなくて、結果的にそうなっている感じがします。仮に潜在成長率が1.5%を下回っていても、さすがにCPIも年末にはプラスでしょうから名目短期金利が1.0%なら十分にまだ緩和的って主張できるし、景気も少なくとも国内要因で腰折れするリスクはあまりないと思うのですが。本石町日記さんが現在の総裁だったら、今、どうするべきだと思いますか?
Commented by 芋焼酎 at 2007-05-30 23:24 x
本石町日記さん、ありがとうございます。
札幌や福岡など地方の中核都市に足を運んで感じるのですが、東京で余った物凄い量のカネがREIT等の物件を建てるために地方に流れています。物件がやたらと立ちまくっているんです。ただ、地元の不動産屋等に実情を聞きますと、もはや供給過多になってしまっていて、空き部屋が急速に増えてきているようです。
これは物件を建てるオーナーが過度に景気を楽観視しすぎてしまい、地方の実態にそぐわない家賃を設定することが要因であり、物件の現在価値について緻密な計算ができていないのだ聞きます。
私は、これは超低金利による弊害だと感じます。超低金利慣れしすぎたあまり、先々の景気の見通しについて過度に楽観的になってしまい、無謀な投資が起こりやすい。その結果、景気のダウンサイドリスクがさらに増す・・・。
私も景気のダウンサイドリスクをケアすべきだとの認識でいるのですが、ダウンサイドリスクを小さくするために利上げを行うべきだとの立場です。
Commented by 経済わからん1 at 2007-05-30 23:27 x
メーカーでは昔の倍の仕事を、昔の半分の担当者が、昔の半分の時間でこなす。それでもさらにコストを下げないといけないから、海外に工場を建てたり、外国人労働者を雇ったり、外国に仕事を投げたりして、ピーピー泣きながら働いている。今の日本は先進国だから、発展途上国との物価の差がある限り、この方法によるコストダウンは続く。下がったコストは強烈な物価安要求に反映されておしまい。

まずは「フラット化する世界(上)(下)」を読んでから。

物価が上がるのは原油高、材料高など、会社でも日銀でもどうにもならない理由です。今は円安だから、輸入の原材料が高くついても、製品を輸出するならトントン。ティッシュのような国内販売中心のものは値上げ。海外で作って海外に売るなら、まあそれぞれ。
Commented by 経済わからん2 at 2007-05-30 23:28 x
みなさん物価は上がったほうがいいという前提なんでしょうか。性能向上してすら値下げの要求が当たり前の昨今、まして同じ性能で値上がりした製品を買ってくれるお客さんなんて、寡聞にして知りません。家族でも友達でも同僚でも(もちろんご自分でも)いいので、「自分の買うものの物価が高くなるほうが(安くなることよりも)いい人」がいたら教えてください(ブランド戦略についてはここでは論じません)。

本当にみなさんの望んでいるのは、物価が高くなることではなく、稼ぎが(物価との相対比で、できれば絶対額でも)増えることではないんでしょうか。それなら日銀の政策ではなく、会社経営の話ではないでしょうか。トヨタが2兆円の利益を出して「よくやった」と思うか「稼ぎすぎだから社員や関係会社に還元しろ」と思うか。もちろん、トヨタが稼いだのも、その稼ぎの大部分を会社で留保するのも(あるいはある日突然還元するとしても)、日銀の政策とは関係ないです
Commented by 経済わからん3 at 2007-05-30 23:28 x
経済をふかす、というのはどれくらいのことを指すのでしょうか。原文を見られないのでそちらに書いてあったら申し訳ないですが、コメント欄を読んだ限りでは、想像している「ふかし具合」が人によって違うように見えます。「景気」という言葉も、世の中でどのように定義されて、どのように測定されるのかわかりません。

感覚的な言葉でいくら論じても、そこから出てくる結論は感覚的なものでしかないのではないかと。

個人的には、
1)手取り年収がA万円以上または前年より絶対額でも物価との相対比でもB%増の人が全体のC%以上。
2)来年も(1)を満たせると信じている人が全体のD%以上
3)失業率がE%以下
4)(1)から(3)の条件がF年連続で満たされる
場合に、「景気がよい」というのではないかと思います(A-Fは確信がもてないので伏せ字)。

でも、日本が先進国である限り、前述の理由でこのような状態は当面ないと思います。規制業種なら別かもしれませんけど、メーカーではありえません。

・結論。日銀の政策で物価が上がるなんて幻想を未だにもっている皆さんが不思議です。

長文失礼しました
Commented by 経済わからん4 at 2007-05-30 23:30 x
追記:前年比50%以上とかのインフレを無理矢理起こすことなら日銀にはできると思います。数%の都合のいい物価高なら無理です。
Commented by bank.of.japan at 2007-05-31 00:47
ファルマコンさん、どうもです。現実的な日銀の対応を考えると、ご指摘の通りです。一般的にエリート集団にとっては、急な方針変更は「判断の誤り=落第」を意味しますので。私が総裁なら、どっちか言えばダウンサイドリスクを警戒するので、のらりくらり言い訳しながら現状維持続けます。情けないすかね(笑)。
Commented by bank.of.japan at 2007-05-31 00:57
芋焼酎さん、どうもです。興味深い情報有難うございます。個別の投資案件において、そのリスクテークにブレーキかける利上げはかなり難しいと思います。なぜなら、金融政策は人を選ばずに全国津々浦々に影響を及ぼすため、一部の無謀?な投機を抑制する利上げ(これはどこまでやれば効くのかそもそも不明)は、無関係な企業・家計に打撃となりかねないです。局地的なガンを退治するため、体全体に放射線を浴びせるようなもの。地方の不動産が既に供給過多なら、近いうちに需給バランスが崩壊して、投資家はロスを蒙るでしょう。そういう市場原理に委ねる方がいいと思われます。
Commented by bank.of.japan at 2007-05-31 01:11
経済わからんさん、どうもです。かなり私に近い考えで、ご指摘されることは手触り感をもってうなずけるものです。物価高といっても、中国などの猛烈な需要による海外発の資源高騰の直撃は、セクターによってはスタグフレーション的なダメージがあり、金融政策での対処は難しいです。また、マクロ経済に対する金融政策の有効性は、論者によって異なり、私はあまりないのではないか、というスタンスです。ただ、これをあまりに強調すると、日銀なんていらないじゃん、という結論になりかねないです。ときどき、中央銀行は象徴的に存在するのではないか、と思ったりします。こんなこと言うと経済学の方々に怒られちゃうかもしれませんが。ただ、どうでしょう。内需・外需が強いときに低金利を続けると、かなり成長が加速するとは思います。問題は、そこまで内外需が強くない、ということですね。
Commented by 飛車 at 2007-05-31 02:38 x
>>経済わからんさん
GDPというのは生産高だけど、それは国内総所得でもあります。財の価格は、輸入原材料を除けば、全て誰かの労働によって生産された付加価値です。たとえば電話代もNTTの職員やNTTにサービスを提供している人や電線会社の人やその他もろもろの給料の集合体です。サービスの価格はもっと直接的に誰かの給料ですよね。というわけで、財の価格というのは、生産性が一定ならという条件付きですが、給与の額ととても強い関係にあります。ただ単にインフレという場合には、一般物価の上昇と言われます。この時は、上記のように給与の上昇がベースにありまして、給与をアンカーにおよそあらゆる物の価格が上昇します。それゆえ一般物価の上昇です。
逆に、原油価格の上昇などの輸入要因のものは、サプライショックと呼ばれこれは価格が一定なら給与の減少を生じまして、色々な財の相対価格の変更という形で現れます。
Commented by 飛車 at 2007-05-31 02:38 x
>経済わからんさん 続き

さて、金融政策でインフレが起きる過程を考えます。
実質金利で考えたとき、あるインフレ率とそれに比較した名目の低金利が与えられたとき実質金利がマイナスになります。お金を貯金しておくと減っていってしまう状態です。この時、人は消費を増やしますし、企業は投資を増やします。全部一斉にというわけではなく、人は将来設計を考え、企業は期待収益と比較してですが。その結果、物が売れ生産設備への投資が増えるわけです。これが経済成長です。
そして、あるところまでいくと労働力が不足していきます。ここで賃金の上昇が起きて一般物価が上昇していく形となります。いっせいに起きるわけではなく、徐々におきていきます。これを図示したのがフィリップス曲線です。

デフレのままだと実質金利がデフレ率以下に下げられませんので、金融政策の効果があるのか、疑われています。この話になるとほとんど神学論争になるのでやめましょう。
とにかく、デフレにしてはいけないのです。
Commented by 飛車 at 2007-05-31 02:39 x
>>経済わからんさん さらに続き
>下がったコストは強烈な物価安要求に反映されておしまい

いえ。これは供給に対して需要が不足しているから起きる現象です。需要が増えて供給が不足すれば、いとも簡単に物価は上がります。石油などは、発展途上国で作っていますが値段があがります。

輸入財が値下がりしても、海外と競争していても、国内での供給量が不足している状況(需要が多い状態)では、輸入業者が粗利益を増やす事が可能です。
Commented by 飛車 at 2007-05-31 02:44 x
>>本石町日記さん
>セクターによってはスタグフレーション的なダメージがあり、金融政策での対処は難しいです。

これは個別市場の問題ですので、マクロ政策で対処すべき問題ではありませんね。こんな問題まで日銀に押し付けるのはおかしいです。
逆に言うと、これらの産業を保護するために円高誘導をしたり、あるいは輸出企業を保護するために円安誘導をしたりという、個別の産業のみに着目したマクロ政策は、本石町日記さんに言えばオーバーキルを招きます。

>また、マクロ経済に対する金融政策の有効性は、論者によって異なり、私はあまりないのではないか、というスタンスです。

デフレ下での金融政策の効果では?さすがに、普通の状態ではバリバリに効果あるでしょ。別スレで書きましたが、FRBのFFレートのコントロールによる物価調節ぶりを見てみてください。
Commented by 飛車 at 2007-05-31 02:45 x
>追記:前年比50%以上とかのインフレを無理矢理起こすことなら日銀にはできると思います。数%の都合のいい物価高なら無理です。

逆に前年比50%のインフレなんて、日銀だけじゃ起こせないと思いますが。どうやるんでしょう?
Commented by luke at 2007-05-31 11:14 x
飛車さんのコメントに賛成です。経済わからんさんには「名目」と「実質」という考え方と、「インフレとデフレは対称じゃない(デフレの害がずっと大きい)」あたりを良くお考えいただきたいです。

金融政策の効果ですが、日銀自身がインフレの恐れがあるから利上げすると言ってるわけですから、このまま利上げしなければインフレにできたでしょう。個人的には、CPIがはっきりプラスになる(バイアス考慮して1%をはっきり超える状態が1年以上続く)まで量的緩和を続けてもらいたかったですね。たいした害はないのですから。
Commented by 俗・通りすがり at 2007-05-31 11:48 x
飛車さん、貴重なご意見有り難うございます。
でも人口や年齢構成の変位が政府債務と独立、、、という部分には、どうもしっくり来ません。私の脳みその質と量の問題だとは思いますが、直感的でも結構jなので、この点ついてご指導頂けないでしょうか?
Commented by 俗俗・通りすがり at 2007-05-31 11:53 x
LUKEさん、いつもご意見を楽しく拝見させて頂いております、、、
ところで「デフレの害の方がずっと大きい」って本当ですか?無知ゆえの浅はかな疑問かと思われますが、ぜひご説明頂ければ幸いです。各中央銀行の愛称も「インフレ改め、デフレ・ファイター」に改名されるのでしょうか。
Commented by 俗俗俗・通りすがり at 2007-05-31 12:05 x
bank.of.japanさん、いつも有り難うございます。このサイトをとても楽しみに見させております。「個人的には「低金利」にそんな力ないのかとも思います」というご意見に賛同致します。
金融政策とは本来資金の供給サイドではなく需要をコントロールするものです。私の無い頭で考えると、現状の日本には本来あるべき企業や家計に(ネットで見ると)資金需要そのものが存在しない(余ってる)ので、金融政策でコントロールしようとすること自体が?です。05年に福井総裁も一度そのことについて言及されています。低金利は不動産等の金融資産(不動産は基本キャッシュフローの現在価値の裁定取引と考える)の裁定取引や投機を誘発することは出来るでしょうが、実需への寄与はさほど無いようです。
Commented by luke at 2007-05-31 16:30 x
> 「デフレの害の方がずっと大きい」って本当ですか?
デフレが恐ろしい理由、インフレよりも中央銀行が恐れている事実については

http://www5.cao.go.jp/j-j/sekai_chouryuu/sh03-01/sh03-01-01-01.html#sb1_1_co_2
http://www.udauda.net/~ootani/bbs/BBS.cgi?b=jiji&normal&_f=jiji0009.html#jiji20021130232723
あたりをご覧ください。
Commented by 通りすがり at 2007-05-31 18:03 x
LUKEさん、参考文献を示して頂いて有り難うございます。
しかし現在もこの認識は変わっていないでしょうか?日本版デフレはバブル崩壊で1500兆円も国富が失われたことが原因。GDPの3年分ですから、大恐慌の際に米国GDPが半分になったことを考えれば、日本のGDPが1/3になってもおかしくなかった。民間部門はバランスシートの天文学的な悪化により、バラスシートの修復に殆どのキャッシュをまわし、結果深刻な需要不足でデフレが起こった。しかし政府巨大な財政政策と外需によってこれを最小限に食い止めた。。。事実FRBは必要な実質金利の算定を誤り、不動産の小バブルを招いてしまいました。FEDがそれに気付いて利上げを始めたのは04年の6月ですが、03年中頃には既にイールドカーブは大きくスティープ化(2年5年で150bp!)し、金利が過度に緩和的で将来のインフレ懸念を織り込んでおりました。FEDの当時の認識は正しかったのでしょうか??
Commented by 飛車 at 2007-05-31 18:58 x
>俗・通りすがりさん
1.財政破綻の内容が人によって異なるようで、まずはどういう状態を財政破綻と定義して、そのときにどういう問題が生じるのか説明してみてください。
2.不在証明は背理法くらいでしかできませんので、人口や年齢構成が1.の定義にどう関連してくるのか説明していただけませんか?

なんというか、財政について語る人の多くが、財政破綻の定義をしないまま騒いでいるだけのようにしか見えないのです。
Commented by luke at 2007-05-31 18:58 x
デフレのほうが害が大きい(先進国で近年みられるようなマイルドなインフレなら、多くの経済学者は大して害がないと考えている)というのは「FRBが一時的に誤解しただけ」ではなくて、世界中で標準的に使われている教科書(マンキュー、スティグリッツ等)に書かれている定説です。
インフレのコストは、「貨幣をなるべく持たないように銀行との往復回数が増えるので靴底が減る」とか「メニューを頻繁に書き換えなければいけない」「メニューを頻繁に更新しないと、価格にズレが生じる」「累進課税が歪む」程度とされています。(物価が上がって貧しくなる、というのは単なる誤解です。)

>FEDの当時の認識は正しかったのでしょうか?

予測には誤差がつきものですから、少々インフレ率が高くなりすぎたぐらいは止むを得ないでしょう。ポイントは「それでもデフレよりはマシ」という事をFEDは理解していたということです。逆の方向に間違えたら日本の二の舞ですから。

だからこそFOMCはCPIが2%程度の水準を「物価安定」とみなしている(と言われている)わけですし、ECBは2%になるべく近づけるような目標を掲げているわけです(CPIの誤差1%と、デフレの危険があるときの緩和の余地1%を見込む。)
Commented by 飛車 at 2007-05-31 18:59 x
>>俗俗俗・通りすがり さん

>金需要そのものが存在しない
実質金利が高止まりしていた事を思い出してください。

デフレ下では資金需要を作り出せるのかどうか、大変難しい問題です。しかし、いったんインフレ率が0を超えたら、「明らかに借りた方が得」という状態を作り出す事が可能です。
ものすごく単純な例ですが、商品を仕入れ販売する問屋があったとします。金利1%でお金を借り、商品を仕入れたら在庫を1年分間寝かします。インフレにより1年後に売価が3%上昇するとすると、期待収益は2%です。これが実質金利-2%の意味です。このやり方で儲けられますので、資金需要が沸き起こります。実際には、1年後のCPIは予想値ですし、全員が一斉に同じ行動を大量な規模でやると、来年ではなく今の仕入値が上昇するとか借り入れ金利が上昇するとかあちこちに影響が出ますので、少しずつ少しずつ起きると思います。
Commented by 飛車 at 2007-05-31 19:00 x
>>通りすがりさん
>大恐慌の際に米国GDPが半分になったことを考えれば、日本のGDPが1/3になってもおかしくなかった。

通貨制度が違いますので、それはありえないです。金本位制と管理通貨制度は、それくらいセーフティーネットとしての力が違います。
Commented by 続¥通りすがり at 2007-05-31 23:10 x
LUKEさん、お付き合い頂き感謝申し上げます。
LUKEさんのご意見に異論を唱えているわけではありません。ただ申し上げたいのは、LUKEさんがおっしゃるように、日本はデフレ陥り10数年も低迷したのではなく、バランスシートを膨らまし極度のレバレッジ状態のまま資産価格が(地価は90%近くも)急落したことで、殆どの人が同時にバランスシートの修復を余儀なくされ、その結果重要不足からデフレに陥ったわけです。デフレは結果であり、原因ではなかったことを理解されて下さい。有り難うございました。
Commented by 続々¥通りすがり at 2007-05-31 23:29 x
>>飛車さん
>セーフティーネットとしての力が違います
いつも勉強させて頂いて有り難うございます。

最後に少しだけ私の戯言を聞いて下さい、、、
資産価格の急落により巨額の国富が消失してしまったことで、重要サイドに大きな問題をきたし10年以上もの間不況に陥ったとはいえ、供給サイドは国際競争力を維持し外需では稼ぎ続けて来ました。またその間政府は債務を増やし続け減少する需要を補って来ました。私はこの2点がGDPの減少を防いだと理由であると理解しております。
Commented by ますます経済わからん1 at 2007-06-01 00:04 x
長文乱筆にご丁寧な返答をありがとうございます。

>>本石町さん

今は日本の低金利のおかげで外需(円キャリートレード)が強いのだと思っていました。ただ、内外需が強くて経済が成長しても、それが下々まで回ってこないのが今の風習かな、と。

>>飛車さん

・「給与をアンカーにおよそあらゆる物の価格が上昇します」という点ですが、物価が上がって会社の利益があがっても、それが下々まで(以下同)と思います。

・「あるところまでいくと労働力が不足していきます。ここで賃金の上昇が起きて」という点は、物価の安い国の労働者でまかなうことになります。外国人労働者と机をはさんで働いている身としては、古きよき時代の理論に聞こえます。
Commented by ますます経済わからん2 at 2007-06-01 00:05 x
>>飛車さん

・「需要が増えて供給が不足すれば、いとも簡単に物価は上がります。石油などは、発展途上国で作っていますが値段があがります」については、原材料と加工品では違いがあると思います。そして日本は加工品の国です。

あと、ピンポイントで特定の製品(部材レベル)が値上がりすることはあるかもしれませんが、その分は他への値下げ圧力になって、加工品の最終価格はほとんど変わらないと思います。

さらにいうと、供給が不足しても、値段を上げたとたんに在庫の山になる、という恐怖感はあります。

・「輸入業者が粗利益を増やす事が可能です」は賛成です。ただ、原材料の分野、という制限つきですけど。

・「年比50%のインフレ」は、やけっぱちでマイナス金利を設定することを考えていました。まあ「無理矢理」ですけど。

>>lukeさん

・デフレに苦しんでいる点が伝わっていない点、文章力を磨きなおします。
Commented by ますます経済わからん3 at 2007-06-01 00:06 x
以下私の意見追記。

皆さんは物価に注目しているようですが、私は所得に注目しています。物価と所得とが連動しない風習(還元の差が大きい)が最近形成されているように感じます。それは成果主義とか、勝組負組とか、格差社会とか呼ばれていますけど、私は
・一定期間以上豊かな時代が続いた結果の、(サービスを含む)物欲の低下
・そこから来る、金銭の価値の必要以上の低下
・それに伴う金銭的な還元の差の大きさを(よくも悪くも)許容するような新しい風習の定着
だと認識しています。これにグローバル化(提供も消費も外国人が当たり前)が絡んで、今までにない状況になっていると思います。

そして、このあたらしい状況は、これまでの経済学のいろいろな前提を覆すと思います(「会社の利益が増えたら従業員の給料も上がる -> 上がらない」とか「設備投資が増えて成長する -> 海外で稼いだ利益を海外で投資して(を繰返して)国内はあまり変わらない」とか)。

どうせグローバル化するなら、J&Jの「我が信条」とか取入れればいいのに、悪い風習(「後進のために自分がリストラして、一緒に辞める -> リストラしても黒字なら英雄」とか)のほうが早く広まるのはなんでなんだろう。
Commented by ますます経済わからん at 2007-06-01 00:07 x
再度の長文失礼しました。

しばらく経済関係の記事に注目するようにして、勉強します。
Commented by 飛車 at 2007-06-01 00:24 x
>>続々¥通りすがりさん
国富という統計はかなり以前になくなっていますね。一般用語としての国富というのであれば、定義を明確化していただかないと議論ができないと思います。
また、管理通貨制度になって以後、外貨を稼いでもそれがマネーサプライの増加に直結する事はなく自動的な金融緩和発動の効果はなくなっています。その意味で70年代と比較して、現代は輸出がGDPに与える影響は限定的になっています。よって「外貨を稼ぐ」という表現は不適切になっております。

続々¥通りすがりさんが指摘するように、ケインズ的な内需維持策やビルトインスタビライザーなどが寄与している面はあろうかと思いますが、GDPが何十%も変動するような影響は、どちらも与えられません。そして、外需分である経常収支はあまり変化していませんが、貿易収支は傾向的には減少しています。
http://www.mof.go.jp/bpoffice/bpdata/s1bop.htm
Commented by 飛車 at 2007-06-01 00:31 x
>>ますます経済がわからんさん
>物価が上がって会社の利益があがっても、それが下々まで(以下同)と思います。

逆です。労働力が不足して賃金があがるので、物価も上昇するのです。今は賃金が上がらないままサプライショックが起きているので、そちらが念頭にあるのかも知れませんが、それはサプライショックであって、一般物価の上昇ではありません。

>物価の安い国の労働者でまかなうことになります。外国人労働者と机をはさんで働いている身としては、古きよき時代の理論に聞こえます。

その方が日本で働いているなら、日本人並みの所得がなければ生活できず、またその所得は日本のGDPに計上されていますね。人口が増えたのと、マクロ的な効果はほとんど変わらないでしょう。

また外国の安い労働力で作る製品と競争できないというのであれば、それはその産業が比較優位だった時代の終焉を迎えたということで、その産業限定の問題であるとご理解いただくしかないと思います。
その問題にどのように対処するのかは、一連の話とは別だと思いますので、割愛させていただきます。
Commented by 飛車 at 2007-06-01 00:39 x
>>ますます経済がわからん2さん
>原材料と加工品では違いがあると思います。そして日本は加工品の国です。

違いがあるというのであれば、違いを明示してください。市場で売買される財を生産しているという意味では、まったく同一です。

>あと、ピンポイントで特定の製品(部材レベル)が値上がりすることはあるかもしれませんが、その分は他への値下げ圧力になって、加工品の最終価格はほとんど変わらないと思います。

それはサプライショックの話です。繰り返しになりますが、アンカーとなるのは労働力の不足であり、それによって生じる賃金上昇です。これが破綻しないのは、賃金の上昇が購買力を生じて、その価格の上昇に耐えられるからです。
物価上昇局面では、労働力の不足に対処するため、省人化の設備投資が行われて資本蓄積が進みます。その結果、労働者一人当たりの生産物が増えて、物価の上昇以上に賃金が上昇します。これ、実際に起きた賃金の上昇を説明しているだけでして、「現実にそうなっている(た)」というのが先にあります。
Commented by 飛車 at 2007-06-01 00:40 x
>>ますます経済がわからん2さん(続き)

>さらにいうと、供給が不足しても、値段を上げたとたんに在庫の山になる、という恐怖感はあります。

所得が一定であれば、その財の需要の価格弾力性によりますが、上記のように所得の増加が先にありますので、その心配は無用です。
あんまり過度なインフレを想定してはいませんが、過度なインフレの方が効果が顕著に現れますので、例としてあげたいのが、オイルショック時の物不足ですね。

>「輸入業者が粗利益を増やす事が可能です」は賛成です。ただ、原材料の分野、という制限つきですけど。

製品輸入でも一緒です。違う理由がわかりません。

>「年比50%のインフレ」は、やけっぱちでマイナス金利を設定することを考えていました。まあ「無理矢理」ですけど。

金利を安定的にマイナスにしておく事は不可能ですね(^^;
Commented by 飛車 at 2007-06-01 01:10 x
>>ますます経済がわからん3さん
>物価と所得とが連動しない風習(還元の差が大きい)が最近形成されているように感じます。
経済学的には、それらを「外的環境の変化に対応する合目的的な行動である」と考えます。とはいえ、個々人は自覚しているわけではなく、なんとなくそれぞれが自己防衛しているうちに、そのようになるのです。影響を受ける側には、勝ち組・負け組みとか構造改革とかの非合理的な掛け声で伝わっていきます。そのため、経済学的な解釈と、個々人が感じている事は大抵の場合一致しません。が、まあ、合理的な行動を仮定して説明していくと、ああ世の中って合理的に動いていて、時には合理的な行動の結果変な状態にはまってしまったりするんだなぁと。

以下は、多分比較的短期間の間に思いついた事柄を列挙したのだと思いますが、これらを一つ一つ否定するのは生産的ではないということで。
悪い風習であれ、それが流行るのは、それを受け入れるのが合理的だからであり、それが合理的になったのは経済環境が変わったからだという事で。

>しばらく経済関係の記事に注目するようにして
本石町日記さんで書くのは心苦しいですが・・・(以下略w
Commented by luke at 2007-06-01 08:57 x
続¥通りすがりさん
> デフレは結果であり、原因ではなかったことを理解されて下さい。

デフレでなければB/S調整は難しくない(資産価格の下落は景気後退時に普通に起きること)です。その後の調整が遅れた原因は「資産デフレ」を含むデフレが原因ですよ。「デフレが悪」というのは、すでに結論が出ている問題です。

ますます経済わからん2さん

「物価と所得とが連動しない」というのは、
・インフレ(物価全体の継続的な上昇)の際にはありえません。名目所得が増えないのに物価が何年も上がり続けることはできません。戦後の高インフレのときでも所得は物価上昇以上に増えています。
・デフレの場合、賃金を下げないと企業の利益は減る一方ですが、賃金は「上げるのは容易だが下げるのは難しい」下方硬直性があります。デフレだと不況が長く続きやすいです。

最初に書かれた「今の日本は先進国だから、発展途上国との物価の差がある限り、この方法によるコストダウンは続く。」というのは正しくないです。貿易できる産業(製造業)については、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%94%E8%BC%83%E5%84%AA%E4%BD%8D
をご覧ください。外国の物価がいくら安かろうと関係ないです。
Commented by 続々・通りすがり at 2007-06-01 12:31 x
LUKEさん、有り難うございます。
(確かに言葉は同じデフレですが)「資産デフレ」と来ましたか、、、では現状はインフレですね「資産インフレ」で。
Commented by luke at 2007-06-01 12:40 x
>では現状はインフレですね「資産インフレ」で。

「資産デフレ」は物価の下落(普通の意味でのデフレ)を脱却できない要因になります。それが解消に向かって、デフレが脱却できるとよいのですが…それに水を差す利上げはなんともはや拙劣としか。

このあたり「デフレの経済学」とかお読みいただければと。
Commented by 通りすがり at 2008-05-26 17:56 x
おそらく伏せ字は、あんぽんたん
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