カトー氏は只者ではない、と思った件(追記あり)
 日経・大機小機のカトー氏が只者ではないと思ったのは、今年1月12日の「こんな初夢を見た」を読んだときであった。インフレターゲット派であるが、ポイントはよく突いており、構成もひねりの効いたもので、読んでニヤリとさせられる秀逸なコラムだと思った。内容全体が只者ではないのだが、特にそう思ったのはある表現であった。
 それは「独立性をはき違えた日銀至上主義者」という文言である。この表現がさらっと出てくるのは相当に本石町に詳しい人物であろう。思わず「おぅ」と唸ってしまった一文である。ある種の日銀マンはピューリタン的(あるいは青年将校的=この表現は日銀マンは好かない)な思考をするが、日銀的には純粋思考であったとしても、外部からみたらカトー氏のような描写をされがちだ。
 つまり、カトー氏は日銀ピューリタンズの存在を知っている、と想像される。恐らくは、何人かの顔が浮かぶのだろう。「独立性をはき違えた日銀至上主義者」との表現を目にしたとき、私も数人の日銀幹部が脳裏をよぎった。ピューリタンはマニアックには、企画一課(金融政策)系と二課(オペ手段)系に分類される(詳述は避けたい)。カトー氏はどっちも知っているのかな?
 カトー氏が誰なのかを考えてみたのだが、まず思いついたのは財務省OBの一人であった(まさか理財局や官房あたりの現役ではないだろう)。もう一人は…、もしかしてBewaadさん?


追記 日銀マン(複数)より、「このエントリーをこの時期に上げたのは何か意味があるのか」との問い合わせを受けたが、特に意味はないです。カトー氏の件は前から書こうと思いつつ、忘れたりして、タイミングを失してしまった。たまたま、新聞切り抜きを整理していたらカトー氏のコラムが目に付き、忘れないうちに書こうと思った次第で。
 なお、問い合わせしてきた日銀マンらが“至上主義者”かどうかはノーコメント(笑)。
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by bank.of.japan | 2006-07-11 21:27 | 日銀 | Comments(7)
Commented by 野次馬 at 2006-07-12 01:06 x
K○東○氏で「Kトー」→「カトー」氏とか・・・?
Commented by 野次馬2 at 2006-07-12 01:10 x
「日銀至上主義(者)」とおっしゃるあたりがいかにもMOFっぽいですよね。本来これを言うなら、「独立性をはき違えた中央銀行至上主義(者)」と言うべきところでしょうて。。
Commented by bank.of.japan at 2006-07-12 11:11
野次馬さん、どうもです。同じ連想しました(笑)。
野次馬2さん、どうもです。しかり。
Commented by 通りすがりの野次馬 at 2006-07-12 18:15 x
野次馬だらけですいません(笑)、

>K○東○氏で「Kトー」→「カトー」氏とか・・・?

というより、カトーをカタカナ書きしているところからみて

大カトー、小カトー → 大K, 小K → 大樹小機 

という語呂合わせでないでしょうか。とすれば実によくできてますね。確かにMOF系の曲者っぽいですね。
Commented by bank.of.japan at 2006-07-12 19:12
通りすがりの野次馬さん、どうもです。野次馬さんはたくさんでもOKです(笑)。なかなか深い読みですね。曲者ですし、それに日銀の敵方にはなりますが、論者としては「敵ながらあっぱれ」といった印象です。
Commented by 通りすがり at 2006-07-13 13:35 x
「カトー」さんはMOFとは無関係なひとです。
どうして「日銀至上主義(者)」となると、MOFになるのか、部外者にはわかりにくいですね。
日銀批判する人は、かなりの広がりがあると思います。
インフレターゲット論者もMOF関係者とはいえないでしょう。
Commented by bank.of.japan at 2006-07-13 21:43 x
通りすがりさん、どうもです。貴重な助言、多謝です。日銀批判の広がりがあるのは、景気回復の実感が乏しいと思う人が多い証左なのでしょうね。至上主義者はやや内輪向けのネタでした。すみません。
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