理事人事=「49ers」の時代、その傾向と対策
と書いてはみたが、説明はかなり難しい。色々論点はあるが、書き下していくと日銀内を歩けなくなるので、やめよう。そこで表面上、分かることを整理してみる。
 まず、武藤英二理事が退任した。これにより、三谷隆博(前理事)氏とのコンビだった46年組は去り、今夏の平野英治理事(48年)、白川方明理事(47年)、小林英三理事(同)らの退任で、理事クラスは49年が中心となる。人材豊富と言われた『49ers』の時代が到来するわけだ。
 この年次は確かに人材が多い。既に稲葉延雄氏が大阪支店長を務め、本日は山口広秀企画局長が理事に昇格(当面、企画局長を兼任)した。恐らくはもう一人が昇格し、49年組は理事3人を輩出することになろう。日銀内では堀井昭成国際局長、翁邦雄金融研究所所長らが控えているが、外に出た人材としては深尾光洋慶大教授、前原康宏一ツ橋大教授らがいる。
 なお、企画ラインには白川理事、山口理事と二人が並ぶが、これは一時的な変則体制なので、いずれ他理事の昇格に伴って担当の再編成が行われる見通し。その際に先のエントリーで紹介した惑星直列が形成されるかは、蓋を開けてのお楽しみである。私は依然としてマーキュリーの存在に興味を引かれる。
 日銀は今回の人事で非常に異例のことだが、山口理事が企画局長を続投する趣旨を公式に説明した。要は、年度末を控えて後任幹部らが忙しく、年度明けには一連の人事異動があるとの予告と、理事が企画局長を兼任するのは「金融政策との関係は一切ない」との説明だった。
私はこれを受けて、本業にて「日銀人事政策の透明性向上?=一連の人事異動で『道しるべ』」との記事を書いた。
 書いた内容以外で思ったのは、①「忙しいので一連の異動を先送りする」というのは、霞ヶ関の官庁から見た場合には妥当な理由と映るのだろうか②白川理事が局長を兼任するのが自然に見える③プルーデンス担当理事が軽くなったように見える④やっぱり金融政策に関係した人事のように見えてしまう⑤企画局長よりも、その後任の人がやっている仕事の方が重要なのだろうか-といったこと。考えすぎると、妄想が膨らむのでこの辺で。
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by bank.of.japan | 2006-02-15 20:11 | 日銀 | Comments(4)
Commented by 30兆円 at 2006-02-16 00:45 x
A氏の登板は、量的緩和解除後ということですかね?
Commented at 2006-02-16 00:56 x
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Commented by bank.of.japan at 2006-02-16 01:16
30兆円さん、どうもです。うーん、微妙な読みですね。というか、考えないほうが私としては動きやすいような…。微妙な答えですいません。
Commented at 2006-02-21 21:26 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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