人気ブログランキング | 話題のタグを見る
札割れをめぐる日銀言動が支離滅裂なのは
あくまでも推測だが、ロジックの一元管理が機能していない。と言うか、その役目を果たすキーマンが執行部にいないのだろう。これはトップダウン型になった福井体制の宿命である。福井氏という存在は、あるレベル以上の日銀マンには極めて重い。副総裁時代の記憶が鮮明な幹部にとっては“神”に近く、必然的に御殿女中化しやすい。福井総裁はロジックをぎりぎり詰めるタイプではなく、その場その場で機転を効かす、言わば反射神経で勝負するタイプであろう。恐らくは自分に自信があるから想定問答など作っても意味がないし、仮にロジックを説明しても、総裁にそれをたたき込むなど望むべくもない。先の総裁会見と須田委員の講演を合わせると、ロジカルハラスメントやりたい放題の状況。金融政策はエンタテイメントであると改めて思い知った次第。おかげで商売ネタは尽きず、感謝しております。
by bank.of.japan | 2005-02-22 01:15 | Comments(0)
<< 日銀にとっての「神風」はみんな... 改めてブログの紹介なぞを >>


無料アクセス解析