希少性の高い特殊券のすり替え。
帳簿上は券の交換だから損失は無い。しかし、希少性の高い特殊券は流通ベースでは価値が高いのが実情。つまり、時価会計の発想では損失は生じる。 法的に責任は問えないかもしれないが、通貨発行益(シニョリッジ)を独占する日銀でこうした券のすり替えが起きるとは。何とも言いようもない脱力感を覚える。 小さな出来心であったにせよ、痛手は計り知れない。 無念。
by bank.of.japan
| 2004-11-25 01:34
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Comments(8)
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同感
at 2004-11-25 14:38
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読売新聞によると、報道陣から「(職員が現金を)使い込んだとしても、元に戻せばいいという論理にも聞こえる」という指摘があったようだが同感だ。やはり(何かを)「盗んだ」のには違いない
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bank.of.japan at 2004-11-25 14:57
特権的立場を利用した、見えないシニョリッジの業務上横領でしょうか。日銀帳簿上では無視される特主券のプレミアムは誰のものか、これはちょっと深い考察が必要。一番フェアなのは、日銀が券の出し入れ過程でたまたま集まった特主券をオークションにかけ、利益は国庫納付金に回す、ということなあ…。
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ハウル
at 2004-11-25 19:47
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日銀職員がそんなことするなんて!と義憤にかられた人少ないんじゃないでしょうか。みつかっちゃったのね運ワリー、それよりテレビで頭下げてる人支店長かなぁ意外と若いじゃん…という人が多かったのではと思う私が変なのでしょうか。
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へぇ~
at 2004-11-25 20:26
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テレビで頭を下げていた人は(支店長よりエライ)理事らしい(もっとビックリ!?)
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bank.of.japan at 2004-11-25 20:39
理事(内部管理担当)です。確かS47年入行。
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通貨の番頭
at 2004-11-30 08:09
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金融庁のフロッピー紛失事件と日銀の銀行券すり替え事件、どちらの罪が重いかといえば断然後者でしょう。(法律用語での)善意と悪意の違い、社会的公器に対する冒涜・・・内部管理体制の問題もさることながら、人間能力の質的劣化に起因しているところ大なのではありませんか。ところで日銀には誰が業務改善命令を下すんでしょう。ほんの些細なミスでもエバリ散らしながら“市中“の民にどなり立てる一方で、ご自分は「経済的損失なし」「停職2週間で勘弁して~」と収めるのはいかがなものか。通貨の番人に対する信認失墜という経済的損失は計り知れないですよ!
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通貨の堕落
at 2004-11-30 10:15
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まあ、政策命題として円貨通貨の内外タタキ売りをやっているわけだから、末端現場でモラルが落ちるのもむべなるかな、という感じもいたしますが・・・
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bank.of.japan at 2004-11-30 12:05
超ルーズな金融政策で風紀も緩む。ポートフォリオリバランス的な“緩和”効果が内部に及んだのだろうか。このエントリーはなかなか厳しいコメントが続く。金融債不適格化のようなシャキっとする政策が待たれる。いつになることやら…。
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